「綿毛に包まれて生きていく」〜Vol.17 かけがえのない、たった一人のあなた

自殺を図っても死ねなかった人がいるように、人には寿命があります。 その時までは自分を労り、愛して過ごすべき時なのです。

-魂はワンネス-

私たちは、私たち自身であり、天使でもあり、神でもあります。
そしてあなたの隣人でもある……
こんな事言ったら、皆さんは不快に思うでしょうか?
驚くでしょうか?

私は以前から魂の世界をこの人間界に置き換えて話すのは大変難しいと感じてきました。
私は幼少から、なんとなくわかり感じていた世界ではありますが、この人間界とは異なることも充分承知していて、子供の頃の私はおとぎ話のように表現して、友達に話したものです。

大人になり、日本もやっとスピリチュアルを怖い幽霊の世界ではなく捉えられる頃にやっと私の見えてきた、感じてきた世界に近寄った書籍が出始め、私としてもとても喜んだものです。
それまでは、自分がオカシイ子で、妄想の中にしか居ない、厄介な子だと思っていたのです。
それは人間である、あらゆる人に変わった子と言われてきたこと、いじめにあったことから、自身の感じることや見えることが信じられなくなってきたからです。

でも、私の知る世界を海外の方が書籍にして、あの山川夫妻が翻訳する事により、それほど英語が堪能ではない私も読むことが出来きてからというもの、私は自信を再び信じられるようになってきたのです。
それでも、文字や言語に当て嵌めるのは本当に難しい世界です。

例えば、ワンネスとは“全ては1つ”と語れば、自分は吸収されて無くなってしまうんだと思って嘆き悲しむ人もいます。
人間としての私も一瞬、その考えに納得しました。
今の自分が溶け込んだら、何が楽しいのだろう。
私は居なくなるのだ。
私が見てきた世界は違うのかもしれない。

しかし、そうではありませんでした。
私は以前に幽体離脱についてコラムを書きました。

こちらに書きましたように、私の魂は身体から抜け出た状態になっても、“私”を感じることは出来ます。
それは人間としての感覚とは全く違うので、どんな風にお伝えしたら伝わるのか悩むところではあります。

例えば夢の中の自分は実態ではありませんよね。
でも、個として登場人物が存在している……それに近いかもしれません。
あくまでも近いという域ですが。

ですから、スピリット・ワールドに行けば、亡くなった大切な方や動物たちにも、勿論会うことが出来ます。この肉体を離れるというのは、肉体における自分を失うこと無くスピリット・ワールドに帰還する、溶け込む感じです。

2199024

 

-人間としてのあなた-

肉体に入った私たちは、日々人と比べたり、ジャッジが多い生活を送っています。
何に関してもジャッジ。
学校の成績、学校のレベル、生活基準、性別、年齢、どんなものを使っても比べたがります。
優越感に浸れるのなら、一瞬は平和と安心を得られますが、また更なるジャッジを繰り返すのです。
これではいつまでたっても真の平穏は得られません。

確かに世界のルールに様々な基準を設けることで、ある程度の抑止力も働いているでしょうし、そのために頑張ろうとする思いもあるでしょう。
そして対価によって私たちは生きる社会制度のために、私たちは人より有利を目指すことにより欲するものを得ます。
私はこれらを全否定しません。
それらは、私たちのバーベルのようなもの。
筋力トレーニングならず魂トレーニングの負荷によって成長度が上がっていくのですから。

でも、私は根本的に忘れてほしくない事があります。