~Faith・不安な世の中で心の支え、よりどころになるものを見つける~

Faithを持つという事はこの不安定な世の中で生きるにはとても大切なことなのだというのも改めて思いました。

ずっと、ずっとそんな感覚でいましたが、心、魂のどこかで Have faith、という言葉が、もっと信じなさいというメッセージが来ていました。
人間は突然、自分の考え方や価値観を変えることは難しいです。
でも、ちょっとずつ、何かをしてみる。取り入れるというのはできます。

私もだんだんとゆだねる練習、信じ切る練習をして行きました。
最初は小さなことでゆだねてみるというステップからです。
一応、信じて頼んでみるか……と、いった感覚でした。
頼んでみるのはただだし、叶わなくてもそれはそれでいいか、なんて感覚でした(笑)例えば、今日は絶対に駐車スペースが空いているようにして! とこんな日常的なことをお願いすることからスタートしました。

そんなことをお願いするようにしてからは驚いたことに95%の割合で駐車スペースが空いている状態を体験しだしたのです。
えっ? 本当にそんなことってあるの?? と最初は信じられない気持ちでした。
ただの偶然ね、なんて思ったのですが、これは何度お願いしてもこの95%という高い確率で駐車スペースはいつも空いているのです。

じゃ、空いていない5%はなんだろう? と自分で観察してみると、最初は空いていなくても1、2周して戻ってみると丁度車が出てくれる。そんな時もあります。
後はどうしても駐車スペースが空かない時は別なお店へ行くとそこで丁度欲しいものがセールになっているとか、ずっと探していたものがあるとか、様々な体験をします。

この駐車スペース体験をしてみてからは色々なお願いをしてみました。
ほとんどが叶ったのですが、どうも叶わないものもある……それはなんでだろう? と考えるようになりました。

 

~小さなことの次は大きなことを・Faithこころの支え~

どうやら、信じてお願いはしている部分があるけど、今一つ本気で信じ切っていない。この私の感覚がダメなのかも知れないと気づきだしたのです。

駐車スペース体験から5年ぐらいの間は中々Faithを持って、信じ切って、ゆだねることは難しかったです。
でも、ちょっとずつは信じる割合が多くはなっていました。大きな転換期になったのが夫の癌だったような気がします。
その時は夫が癌になったことで途方にもくれましたが、自分一人の力ではどうにもならないことなので、神にすがる思いでした。

そして、そこで本当に信じ切って、大きな存在に結果をゆだねるということをした訳です。

無事に手術は終わり、結果も早期発見でとてもよく、今年の初めに術後5年を迎え、先生から「完治ですね。おめでとうございます。」という言葉を頂きました。

夫の癌というきっかけがあり、自分の人生や生き方を考え直すこともしましたが、自分ではどうにもならないことに関しては大きな力を信じ、ゆだねるということはこういう事だと新たに感じることもできました。

Faithを持つという事はこの不安定な世の中で生きるにはとても大切なことなのだというのも改めて思いました。
自分がちゃんと信じさえすれば、ゆだねることができれば、人間の力ではどうにもならない事もちゃんと解決されるのだという事。

もちろん、ただお願いだけして自分はなんの努力もしない、無計画に生きていてはダメです。しっかりと努力をして、色々と考え、計画をしてみて、その先が自分ではどうにもならないと感じた時にゆだねるという事です。

中々ゆだねることができない、信じ切ってお願いすることができないと感じている人は是非、小さなステップから初めてみて下さい。人は確信体験を積むことで実感できる存在です。だから、小さなことから実感して、自分の人生の大きな事もFaithを持ってゆだねる必要がある時はそれができるようになる。それをする事で人生が何倍も楽しくなり、不安も軽減されるはずです。

Faith、信じる心、ゆだねること、信じ切る。
これは自分の心の支え。
よりどころになります。

 

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