イギリスでナローボート暮らし。夫と運河で新婚生活Part.25

イギリスでナローボートを購入して、運河でイタリア人の夫と暮らしています。

ナローボート暮らしで必要なこと

ナローボート暮らしで必要なことを箇条書きしてみました。

最初に必要なこと
・ボートを購入する

日常で必要なこと
・トイレの処理
(ボートのトイレは家のトイレと違い特殊である。トイレによって種類が違うのでどれを購入したかにより処理方法は変わる)

・ボートを2週間に一度動かす
(一定の場所に停泊して暮らす場合は動かす必要はない)
※その場合、停泊料金を支払う必要がある

・水門の開け閉め
(ボートを動かす場合、運河の水門を開け閉めする必要がある)パート3

・水の補充

・ゴミを捨てに行く作業
(ボート暮らしの人が捨てられる場所が所々にある)

季節的に必要なこと
・薪ストーブの薪の準備や火をつける作業

時々必要なこと
・DIY
・クモの巣を取る
(ボートの周りにクモの巣が張りやすい為)

・ボートに関する修理
・ガスの補充
・他の人のボートをロープで動かす作業

定期的に購入が必要なもの
ガス、ディーゼル(diesel)、石炭(薪ストーブに使用)

ガソリンではなく、ディーゼル燃料を使っています。

※この記事ではわかりやすく薪ストーブという表現をしていますが、正式にはmulti fuel stoveを使用しています。
薪や石炭を使うストーブです。

年単位で必要なこと
・年に一度、運河にお金を支払う(ライセンス)
・年に一度、保険を払う
・ボートの検査に出す(車でいう車検で4年に一度必要)

その他
ボートに入ってくる虫駆除
(主にクモやハエ、蚊やすごく大きな蚊のような虫が入ってくることが多い。
ただ、住む前に想像していた以上に少ない気がする。
ちなみにイギリスでゴキブリは見たことがない。
まだ冬はナローボート暮らしを経験していないので、冬にも虫が入ってくるのかはわからない)

 

新婚生活、ナローボート暮らしで共同作業

わたしも夫も映画を一緒に観るとなるとお互いの好みが違います。
夫はアクション映画が好きで、わたしは恋愛映画が好きです。
結局、隣に居るのにお互い違う画面に向かって違うものを観ていることが多いです。

そんなわたし達に必然的にできる共同作業がナローボートに関することでした。

ボートを動かしたり、DIYをしたり。

お互いに予定を確認しながら、一緒に協力する作業としてはすごく良かったと思います。

DIYは、目に見えて変化が分かるので「あの日は一緒に○○の作業」というように一緒に何をしたかが思い出になっています。

その積み重ねで、理想のボートが完成していくので面白いです。

 

牡牛座夫婦! のんびりコツコツ!

ナローボート暮らしは特殊な暮らし方なので、友人、カップル、夫婦、とのような組み合わせで暮らすとしても、まずボート暮らしがやりたいのか、やりたくないのか、という意見が合わなとスタートができません。

そこがスタート時点として、その後も協力して一緒にボートの作業ができる関係なのか?ということも問われていきます。

つい最近、やっとわたし達夫婦が考えていたレベルまでナローボートを生まれ変わらせることができました。

わたしと夫の相性を試される作業でした。

せっかくスピリチュアルサイトで連載していますから、星座のことを書きますとわたし達は牡牛座夫婦です。

雄牛と雌牛が河でのんびり暮らしているのです。

牡牛座の性格として、ナローボート長期作業との相性は抜群でした。
牡牛座は、長期の計画を達成する粘り強さを持っています。

動いているのか止まっているのかわからないゆっくりとしたスピードで、予定を狂わせることなく達成します。

わたしも夫も、ナローボートを自らのDIYで理想の環境になるように同じ方向を向いていました。

 

作業が止まっているように見える時期も止まっていない⁉︎

(↑実際の写真。最近は、今後の作業についてボードに書き込んで情報をシェアしています。壁の色は、2人で色を決めて白色に塗りました!)

作業が止まっているように見える時期も、止まってないことは自分が牡牛座なのでよくわかっていました。

たまに、
「この作業はいつ頃やる?」
と確認をすることはありましたが、作業に関して揉めることはありませんでした。

3月にナローボートで暮らし始めました。

ウォータータンクのタンクをオーダーメイドして、やっと水が使える! となった時にはオオバン(水鳥)がボートの外側に巣を作る事件発生!

水鳥が巣立つまで、ボートが動かせず作業中断……。

8月25日にやっとウォータータンクが直りました。

牡牛座同士でないと耐えられないくらい、すごくゆっくりしたスピードでしたがコツコツと一つ一つの作業を積み上げていきました

次回もお楽しみに!

 

イギリスの運河でナローボート暮らしをしている日本人はまだ少ないので、取材などもいただいています。
ブログにナローボート情報を更新しています。

ナローボート生活のYouTubeもアップしていますので、興味のある方はぜひご覧くださいね。

ブログが新しくなりました!

♦国際結婚生活〜パバンめいのロンドンの暮らし方
http://london-mei.com/

 

《仲谷めいさんの過去記事はコチラ》

 

(トップ画像/購入した直後のナローボートの写真。)