キャリー:最後は「許すこと」だからね。自分も相手も。だけどそこまで行くのには、それなりに時間もかかる。感じきることは、とても大切なことだから。
ミク:分かります。あと、悩んでいる時ってとにかく寝たくて、寝て、寝て、寝飽きるまで寝て、ようやくパワー全開になるって感じです。悩んでいる時って、思っている以上に気力・体力を使っているんだなって思います。
キャリー:「そんなものか……」って思えるまでにはそれなりに時間がかかることだから、焦らず乗り越えればいい。
ミク:悩んでいる最中は死ぬほどつらいけど、「仕方がないさ、なるようになるさ」って思えるようになったら、ひと山超えたって感じですね。
キャリー:ヒトは、経験するためにこの世に肉体を持って生まれてきた。だからたくさん失敗して、たくさん経験することが魂の成長になるのよ。
ミク:はい! 私もたくさん落ち込みますけど、めげずに頑張ります!
キャリー:うん、応援しているわ。
今日の一枚(グッドタロットオラクルカードより)
今回はグッドタロットオラクルカードより、このカードをご紹介します。
大アルカナの0 愚者・熱狂
物事の始まり、自由人、七色の光、不可能はない
今回は、このカードが目に留まりました。
このデッキの最初のカード。
「始まりと自由」を意味しています。
世の中の煩わしさに辟易して、世捨て人のようになっているので「愚者」なのですが、無垢な心、子供のような心、いつまでも楽しいことを追いかけていたい、無邪気な心を持っています。
それは、世間の荒波を知っているからこそ、そこにたどり着いたのです。
常識も世間体も、皆分かったうえでの「愚者・crazy」なので、何者にもなれるし、それこそ無敵です。
そしてこのカードを0ではなく22と解釈するデッキもあるようです。
22を数秘的に言うと「心に描いた夢を実現させる・直感霊的能力が高い・大胆さと慎重さを持つ革命家」という見方が出来ます。
このカードを見ていると、これから来年の見通しとして、「大胆さと慎重さを兼ね備えた一年」となるような気がしています。
ベートーヴェンのピアノソナタ第8番「悲愴」
先日、ピアノの調律をお願いしました。
ピアノは鍵盤楽器ですが、弦楽器でもあり、打楽器でもあると思うのです。
弦を叩いて音を出していますからね。
張っている弦は必ず緩みます。
ハンマーのフェルト部分は、弦を叩くので固くなります。
音の響き方も当然違ってきます。
だから調律が必要で、整調も必要なのです。
しばらくモーツァルトを弾いていたのですが、音の響きの厚みを感じたくて、久しぶりにベートーヴェンを弾いてみました。
この「悲愴」の第2楽章は、ビリー・ジョエルが歌詞をつけて歌っているのでご存知の方も多いと思います。
「のだめカンタービレ」でも、千秋先輩が初めてのだめのピアノを聴いたのがこの曲でした。
モーツァルトの時代は「ハープシコード」、ベートーヴェンの時代は「フォルテピアノ」、ショパンの時代になってようやく「現状のピアノ」に近い形の楽器で演奏していました。
だから、現在のピアノでモーツァルトの音を出そうとしたら本当に大変なのです。
その点、ベートーヴェンの方がまだ表現しやすいと感じています。
それに今だったら、ベートーヴェンの重厚感も表現出来るかなって、そんな気がしています。
秋もだいぶ深まってまいりました。
秋の夜長に是非お聴きいただきたい作品です。
今回もお読みいただき、ありがとうございます。
大分疲れもたまっている頃ですね。
どうぞお身体ご自愛下さいませ。
Fin
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