『養生アルカディア 凝りを巡る哲学的考察とセルフケア』vol.10

環境から受ける様々な気候変動のストレス刺激。それでも冬はちゃんと寒いほうが、身体がシャンとすることも事実です。日々、実際に気にタッチし、気と触れっているハリィーさんの『刺激的な気論』第四話です。
『養生アルカディア 凝りを巡る哲学的考察とセルフケア』vol.10

『炁(き)の流れに身を任せ』

トリニティウェブ読者の皆様、めっきり冬らしくなってきましたね。

東洋医学では身体に害を及ぼす寒さを、寒邪(カンジャ)と呼びます。

環境から受ける様々な気候変動のストレス刺激は、たしかに身体に悪影響を及ぼしますが、冬は冬らしくちゃんと寒いほうが、身体がシャンとすることも事実です。

例えカンジャが環境中にあっても、身体が内側から熱を持ち、心が燃えていれば、風邪をひくことはありません。

さあ、皆様の身心をうちからヒートアップするハリィーのドキドキ気論の第四話がスタートです!

 

『気はカラフル』

これまでのハリィーのドキドキ気論の全3回のストーリーでは、「気とは何か?」について、様々な視点を提供しました。

以下にまとめて列記してみます。

まずアヴァンギャルドなハリィー独自の発想で気を概説したのが、

①気とは「火と水と心と無」の意味を持つもの。
②気とは宇宙的なカオスとコスモスがロマンスに融合したもの。
③気とはミストでインフォメーションでヒートなマテリアルを有するもの。

という三つの視点です。この三つの私独自の気観は、あくまで臨床という生(なま)の体験から導かれたアイデアであることを、まずここに強調しておきます。

これらは決して頭だけでこねくりまわして、作り出した屁理屈ではありません。

実際に23年余の臨床体験を経て、2万人以上の患者さんの「活きた凝り」に触れて、私の気と患者さんの気がそこでクロスして、その二つの気のバイブレーションが干渉した結果、そこにインフレーションな「気場」が出現し、その「気場」が膨張するサマをこの指で感得したがゆえに、発想できたアイデアです。

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実際に気にタッチし、気と触れあわなければ、こんな刺激的な気論は、とても思いつきません。そういう意味ではこの3つの視点は非常に貴重である、こともここに大きくプッシュしておきます。

それから現代の気の科学的研究を踏まえて抽出された気の観測実体としては、脈動する赤外線輻射、変動する生体磁場、16ヘルツ以下の超低周波、イオン流、フォトンの微粒子などが観測されていることにも触れました。

さらに中医学の本場における経脈研究の成果として、「気には粒子性と波動性の素粒子のような性質がある」と結論されていることをお知らせしました。

そして欧米の気の研究にも言及し、アメリカからはイエール大学の神経生理学教授のハロルド・サクストン・バー博士のエレクトロ・ダイナミック・フィールド(動電場)仮説と、ポリグラフ研究の第一人者であるクリーブ・バクスター氏のプライマリー・パーセプション(原初的知覚)仮説をご紹介しました。

そんな気の多様な側面を紹介するなかで、さりげなく私は「気はヒトの皮膚の真皮結合織多水層のなかを毎秒10センチから30センチのスピードで流れている」という、今世紀最大の発見ともいえる気に関するエビデンスを、随時、公開してきました。

東洋医学最大のミステリーである「気とは何か?」の命題。

ある意味、その答えは万華鏡を覗くようにカラフルでエキサイティングだと言えます。