人も自然も大きく育つ!?
暑くなってきましたね。
梅雨入りしたばかりですが、夏の気配も少しずつ感じられるようになりました。
まだ、夏ではありませんが、「夏は成長の季節」という言葉、よく聞きますよね。人間は夏の間に様々な事にチャレンジして、心も身体も鍛えられ大きく成長するけど、草木も葉を青々と色づかせスクスクと成長します。今年も充実した夏を過ごして成長したいものです。
その前に迎える梅雨の間も雨に負けずに楽しく過ごしたいものです。
でも、夏が来る前にニョキニョキと成長するモノもあるのです。それは、雑草! お花や木だけでなく、雑草だってスクスク育つのですよね。
雑草と言えば、草むしり
草むしりと聞くと、家のお庭や公園などを思い浮かべるかもしれませんが、なんといっても学校での草むしりの思い出が多いのではないでしょうか。軍手をして、先生や生徒みんなで力を合わせて、せっせと草むしりをした思い出、疲れてヒーヒー言いながら草むしりをした思い出など、様々な思い出があると思います。
そんな思い出の中、虫に刺されたりして肌が荒れたり、痒くなったりしたなんて事、ありませんでしたか。
……というわけで、今回は草むしりの天敵・虫のお話をしようと思います。その中でも特に気をつけたいチャドクガ(毛虫)について、お話しします。
毛虫による皮膚炎に注意!
この時期は、チャドクガ(毛虫)による被害を受けないよう、注意が必要です。チャドクガの発生時期は春先(4月~5月)と夏の終わり(8月~9月)なので、これからの季節に被害を受けやすいため、知っておくと良いと思います。
チャドクガはツバキ科の植物(ツバキやサザンカ、チャノキなど)に発生します。チャドクガ(茶毒蛾)という名前の由来は、元々お茶の木に発生する毒蛾だったことから由来しています。
チャドクガは、全身を毒針毛で覆われていて、なんと1匹に500万本も生えているそうです。この毒針毛に触れてしまうと蕁麻疹のような皮膚炎が発症してしまうのです。あの目をそむけたくなるようなビジュアルこそが毒だったのです。本当に恐ろしいです。
好き好んで毛虫を触る人はめったにいないと思いますが、このチャドクガは近寄るだけで毒針毛を空気中に放出します。庭のお手入れや草むしり以外でも、道端などの植込みなど、いたる所でこの毒針毛の被害を受けることもあり得ます。接近しなくても、あの毒針毛が風で飛んで来ることもあります。
そうなると、衣服の上に毒針毛が付いてしまった際に被害を受けてしまうのです。衣服に毒針毛が付いてしまったと知らず、触ったり、こすってしまったりして刺されてしまうのです。