『人生をまるっと良くするアーユルヴェーダの精神浄化法 サッドヴリッダ~ 嘘をつかないこと ~』

嘘がばれると、当然のことながら、嘘をつかれた人は不快な思いをします。 嘘をついた本人も、不快な思いをします。

例えば、少し面倒な相手なので電話を取り次いだ人に「今いないと言っておいて!」と頼んで居留守をつかったり、寝坊して遅刻をしたのに「朝、少しお腹が痛くて……」とつい言ってしまったり……、このようなささいな嘘をつくこともありますね。

英語で“White lie”と呼ばれる、悪気のない嘘、良かれと思っての嘘というものもあります。

例えば、(本当はなんとも思ってないけど)「きれいですね~! モテるでしょう!」と相手を持ち上げたり、ごちそうしてくれた相手に「美味しいですね! 料理上手だわ~」とお世辞を言ったり、人間関係を円滑にしたいなどの気持ちからでる嘘ですね。

また、時には、思いやりのために嘘をつくこともあるでしょう。

例えば、医師に「治る見込みはほとんどないでしょう。」と言われた家族が、本人には「お医者さんもちゃんと治療を続ければ良くなるって言ってたから、がんばろうね!」などと伝えることです。

自分は、どんな嘘をついているでしょうか?
どのくらい正直に暮らしているでしょうか?

嘘をつきはじめると、最初は小さかった嘘がしだいに大きくなり、そのうち嘘をつくことがクセになってしまいます。
その逆に、意識的に嘘をつかないことを心がけると、そのうち正直でいることがクセになります。

正直な人の行動や言葉は、周囲の人達から自然と尊重されるようになります。

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嘘と暴力を矛盾なく無くす

前回、「身体・言葉・思考における非暴力」についてお話しました。

嘘をつかないことを実践するとき、この非暴力も矛盾なく実践しなくてはいけません。

例えば、太っていることを気にしている友達に、「あなた、また太ったね! 痩せたほうがいいよ~」などと言えば、いくら正直に発した言葉とは言え相手は傷つきます。
これは言葉の暴力です。

ですが、相手が気にしているからと言って、心から思ってもいないのに、「少し痩せてキレイになったんじゃない?!」とお世辞を言う必要もありません。

聞かれていないのであれば、そのことについて触れる必要はありませんし、

「太ったかしら?」と聞かれて、見た目に分かるほど太ったなら「そうかもね?」などと答えればいいですし、見た目によく分からないなら「見た目には分からないわよ?」と答えればいいですし、本当に痩せたのなら「少しほっそりしたと思ったよ。」などと答えればいいでしょう。

装飾なく、正直に、優しい言葉で伝えることが大切です。

 

正直に生きるメリット

正直に生きることで、

●身体、言葉、思考から矛盾をなくし、ストレスなく暮らせる。
●周囲からの信用を得て、円滑に社会生活を送ることができる。
●自分に自信が持てる。
●自分の行動や言葉が周囲から尊重される。

といったメリットが上げられます。

さらに、常に真実を語り、正直に生きることで、その人の夢や願いが実現しやすくなるとアーユルヴェーダは説きます。

この文章を読んでくださった皆さんの人生が、より幸せに満ちたものとなりますように。

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