人生をまるっと良くするアーユルヴェーダの精神浄化法 サッドヴリッダ ~ オイルを塗ること ~

精神的に落ち着かなかったり、ストレスを感じる時、「オイル」を塗ることで、強い精神力を養いましょう!

 

耳と鼻にオイルを塗る

嫌な言葉、言い争う声、騒音など、「耳」からのストレスは意外と大きなものです。
静けさというものが少ない都会生活では、なおのことかもしれません。

耳鳴り・難聴・めまいなど、ストレスからくる耳の病も多くあります。

かく言う私も、以前に突発性難聴(原因不明の急性感音性難聴)になったことがあり、その時期は超多忙だった自覚があるので、おそらくストレスが原因であったかと思います。

また、「耳」と「鼻」は外に向かっていつも開かれており、起きている時も眠っている時も、絶えず働き続けている感覚器官であると言えます。
その働きものの感覚器官を、しっとり優しく癒してあげましょう。

【セルフケアの方法】
小さじ1/2ほどの生絞りごま油を、両手の平に軽くのばし、両耳全体にオイルを塗りこみます。(所要時間30秒ほど)
オイル塗布後(入浴後)、ベタベタするようなら清潔なタオルでふき取ります。

2本の綿棒にオイルを浸して、片鼻ずつ、鼻の穴にもオイルを塗ります。あまり奥まで入れると痛いので、優しく、気持ちのよい範囲の鼻の粘膜に塗りましょう。(所要時間30秒ほど)

耳や鼻の病気にかかっている時など、調子のよくない時にはオイル塗布は止めてください。

 

足にオイルを塗る

これからの季節、足が冷たくて寝つきが良くない……というかたも多いかと思います。
足にオイルを塗ることで、冷えや乾燥をやわらげ、気持ちのよい眠りへと誘います。

また、足裏にオイルを塗ることは眼にも良く、眼精疲労を和らげ、視覚の働きを健康に保つとアーユルヴェーダでは説かれます。
スマホやパソコンなどを見る機会の多い現代人に、最適なケアと言えるでしょう。

【セルフケアの方法】
生絞りごま油を片手のくぼみにとったら、両手の平に軽くのばして、片足のくるぶしから下、足首、足の甲、かかと、足の裏、指の間まで丁寧に気持ちよくオイルを塗ります。片足を終えたら、反対の足にも同様にオイルを塗ります。(所要時間1~2分)

オイルを塗った足は滑りやすいので、お風呂の洗い場にタオルを敷いたり、部屋で塗ったあと厚手の靴下をはいてお風呂場まで移動したり、滑って転ばないよう注意をしましょう。

足にオイルを塗った後、いつもどおり身体を洗えば、ベタつきは気になりません。
(お風呂の床が滑りやすくなるので、すぐに掃除をするといいでしょう。)

indian doctors doing traditional ayurvedic oil foot massage

 

子供からお年寄りまでおすすめのメンタルケア

以上、5~6分で「頭・耳・鼻・足」全部にオイルを塗り終えることができます。
その後で入浴(シャワー)をすれば、ベタつきはまったく気にならないでしょう。

私は、(お風呂場はガラス瓶だと危ないので)スーパーで買ってきた太白ごま油を、プラスチックのスプレーボトルに入れ、脱衣場において、ササッと入浴前に塗っています。

もちろん、生絞りごま油が身体に合わなかったら、オリーブオイルやアーモンドオイルなど他の植物オイルに変えてもいいです。また、「気持ち良い」ことが最も大切ですので、不快な場合は中止してください。

子供からお年寄りまで、注意点さえ守れば、簡単に取り入れられるメンタルケアですが、いちど専門家の指導を受けると、より安全に効果的にオイルでのセルフケアを行うことができますのでおススメです。

 

アーユルヴェーダの各種講座、受講生募集中です!
◆アーユルヴェーダ基礎講座
◆おうちでできるヘナ講座
◆ハッピーアーユルヴェーダ食事学講座

 

アーユルヴェーダ専門サロン&スクール ハッピーアーユルヴェーダ ホームページ
http://www.happy-ayurveda.com/

 

《遠田 優美 さんの記事一覧はコチラ》