ガレットデロワの次はコロンビエ。 幸せの豆、フェーブで2017年をハッピーに!

今年は酉年でもあるし、幸せな結婚を夢みて楽しむのもいいかも。
ガレットデロワの次はコロンビエ。 幸せの豆、フェーブで2017年をハッピーに!

●キリストのエピファニーを、ガレットデロワで祝う。

日本でもケーキ屋さんやパン屋さんで販売されるようになったガレットデロワ。
フランスでは、新年を祝うお菓子として欠かせないようだ。

ガレットデロワは、エピファニー(公現祭)に楽しまれる。
エピファニーは、キリストが人々の前に現れたことをお祝いする日。

星に導かれた東方からの3人の王様(賢人ともいう)がキリストの誕生を祝ったことにちなんでガレットデロワ=王様のお菓子の習慣が生まれたようだ。
そのため、ガレットデロワには、紙の王冠が付けられていることが多い。

1月6日がエピファニーで、実際にお祝いされるのは1月の第1日曜日らしい。
今年は1月8日がこの日にあたる。
クリスマスはキリストの誕生日、エピファニーはキリストがみんなの前に現れた日。
その区別の仕方には諸説あり、さまざまな習慣があるようだが、どんな形でも大切な人と祝福する習慣は今でも続いている。

 

●フェーブが当たった人は、王様として幸せを獲得!

ガレットデロワには、紙の王冠ともう1つ可愛いシンボルがある。
フェーブと呼ばれる小さな陶器の小物が入れられるのだ。
切り分けられた中にフェーブが入っていた人には幸運が訪れるという。その日1日、王冠をかぶり王様としてみんなから祝福される。
最近は、安全性を考えてフェーブを別付けされる場合も多い。
フェーブは、空豆という意味。

フランスでは、クジをするときに空豆を使う習慣があり、乾燥した空豆を入れてクジの代わりにした。
そのため、初期のガレットデロワに入っていたのは乾燥した空豆で、いつか可愛い陶器製の小物のフェーブになった。
フェーブにはいろんな種類があり、小さくて可愛く、幸せのシンボルとしてコレクションする人もいて、専門店もある。

(お気に入りの天使とフェアリーのフェーブたち。大阪市天満橋のフェーブなつじかんで購入)

 

●みんなで作るプラムプディング。上手な人がハッピーに。

ドラマ名探偵ポアロシリーズの『盗まれたロイヤル・ルビー』に登場する英国のクリスマスシーンでは、プラムプディングを家族や友人、料理人やメイドもみんな揃って一緒に作っていた。

上手にできた人が幸せになると誰かが言い、ポアロさんもかき混ぜて拍手してもらう、あたたかくて素敵なシーン……。
ここでは、大きなクリスマス用と小さな新年用が作られていた。
サイズだけ違って中身は同じだった。

「シナモン、ナツメグ、オールスパイス、そしてブランデー」と、入っているものをポアロさんが推理する。
切り分けられたプラムプディングに入っているのは、フェーブではなく指ぬきやコイン。
1つだけでもないようだった。

 

●魔女ベファーナの靴下にハッピーがあふれる。

イタリアの公現祭、エピファニアには、魔女のベファーナが箒に乗って現れ、良い子の靴下にはお菓子を、悪いことをした子の靴下には炭を入れるという伝説がある。

エピファニアには、靴下や炭をモチーフにしたお菓子が売られるそうだ。
サンタクロースの原型ともいわれるベファーナ。

彼女とキリストの公現祭との伝説の1つは、わが子を失ったベファーナがイエスの誕生を聞き、自分の子と信じて贈り物をしたとの説。
もう1つは、東方の3人の王様が泊まった宿の女主人で、一緒に神の子を祝福しようという誘いを断り、後悔してキリストを探しさまよっているという説。
どちらにしてもベファーナは、サンタクロースのイメージの中に生きて今でも多くの子どもに愛と幸せを届けている。

 

●もう1つの幸せを呼ぶケーキ、コロンビエの言い伝えは、結婚⁉︎

たまごのかたちのチョコやたまごメニュー、ウサギのグッズが販売されるなど、日本でもすっかり楽しまれるようになったイースター。
キリストの復活をお祝いする行事。

たまごは生命誕生の象徴、うさぎは多産の象徴だそう。
イースターは、春分の日の後で、最初の満月を迎えた後の日曜日。
今年は4月16日にあたる。

(カラフルなイースターエッグの中にはお菓子。
庭などに隠されたイースターエッグを探して遊ぶ)

そんな復活祭の後のパントコート(聖霊降臨祭)にいただくお菓子が、コロンビエ。
パントコートは、復活したイエスキリストが昇天した後に、神から聖霊が降臨したことを祝う日だそう。
復活祭当日から数えて50日目にあたり、今年は6月4日になるようだ。

コロンビエの場合、フェーブが入っていた人は、1年以内に結婚できるといわれている。
コロンビエは、白鳩の意味で、そのためフェーブも白鳩がモチーフになっている。
今年は酉年でもあるし、幸せな結婚を夢みて楽しむのもいいかも。

可愛いフェーブとおいしいケーキを楽しみながら幸せを祈る、すでに幸せなこの瞬間に願う幸せは、素敵なカタチでかないそうな気がする。

 

《梶 和佳 さんの記事一覧はコチラ》
http://www.el-aura.com/writer/angelwaka/?c=130406