愛に伴うリスク、失恋の現実。。。少年が見た愛のリアルとは?「MUD-マッド-」

信じるにたる愛がそこにある

14歳のエリスはアーカンソーの川岸にある急場ごしらえのボートハウスに両親のメアリー・リーと同名の父のエリスと住んでいる。少年エリスはある朝、親友のネックボーンに会うために家を抜き出す。
ネックボーンは牡蠣を取ってかろうじて生計を立てているおじのゲイレンと暮らしている。

ある日二人はミシシッピ川の島に出かける。
その島の森の木の上に、昔の大洪水のときに引っかかったボートがあったのを、ネックボーンが見つけたからだ。
興奮に胸を膨らませながら二人は木を登り、ボートに乗り込むが、新しいパンや足跡を見付ける。
島を去ろうとした時、足跡の主マッドと出会い、ミステリアスな彼に興味を抱く。

親しくなるにつれ、エリスはマッドが幼馴染で最愛の女性ジュニパーに再会することを強く望んでいるのを知る。
丁度自身も恋をしていたエリスはマッドに同情し、二人の恋をアシストしようと奔走する。

マッドと関わりを持つ中で、エリスは男女間の暗黙のルールや愛に伴うリスク、失恋の現実などを学びながら、信じるに足る愛が世の中にはあると次第に気づきはじめる。

監督ジェフ・ニコルズによれば、本作のテーマはずばり‘愛’だという。
切なく愛溢れた新しい青春映画とともに、新しい年を始めてみてはいかがでしょうか。

2014年1月18日より、ヒューマントラストシネマ渋谷他公開
タイトル:『MUD-マッド-』
監督・脚本:ジェフ・ニコルズ『テイク・シェルター』
出演:マシュー・マコノヒー、リース・ウィザースプーン他
©2012, Neckbone Productions, LLC.
http://mudmovie.net/