それぞれが胸に思いを抱え、故郷への旅が始まる!『おじいちゃんの里帰り』

ドイツで150 万人動員の大ヒットを記録した
笑って泣ける家族ドラマ

1960 年代半ばにトルコからドイツに移り住んだイルマズ家。
『おじいちゃんの里帰り』は、家族を守るため、半世紀にも渡るイルマズ家の主フセインの、涙ぐましいまでの奮闘ぶりと、彼が新世代の家族へバトンタッチをしていく姿を、優しくユーモラスに綴った笑いと涙の感動作。

3000キロの遥か彼方へ……おんぼろバスで“里帰り”!
ドイツに移り住み、がむしゃらに働き続けて50年。
イルマズ家の主フセインも年齢を重ねて今や70代、孫もいる大家族のおじいちゃんとなった。
一見平凡に見える家族だが、それぞれに悩みがあった……。
大学生の孫娘チャナン内緒で付き合っている恋人との子を妊娠して大慌て! 孫息子で6歳のチェンクは、父がトルコ人で花がドイツ人。「自分はどこの国の人なの?」とアイデンティティーの悩みに初めて直面していた。
長男ヴェリと二男モハメドは大人になった今でも仲が悪い……。

そんなある日、お祖父ちゃんが突然「故郷トルコの村に皆で行こう!」と言い出した!

これには家族のだれもが大反対。しかし、“里帰り”に寄せるおじいちゃんの強い思いに負けて渋々行くことに。
それはおじいちゃんにとって約半世紀ぶりの里帰りだった。
それぞれが悩みや想いを胸に、家族全員での故郷トルコへの旅が始まる……。

脚本はトルコ系ドイツ人二世で本作の女性監督、ヤセミン・サムデレリと実妹ネスリンが、実体験をもとに50 回もの推敲を重ねて執筆。
完成した作品は民族、文化、世代を超えて大きな共感を呼び、ドイツで30 週間以上(約7 ヶ月)ものロングランとなり、150 万人動員の大ヒットを記録した。賞賛の嵐の中、ベルリン国際映画祭での上映、ドイツ映画大賞の銀賞と最優秀脚本賞のW 受賞を始め、国内外で数多くの映画賞に輝いている。
孫息子・チェンク役であるラファエル・コスーリスは監督自らがスカウト。
共演者のベテラン俳優陣に負けない存在感を放つ演技は、初演技にして第29回ミュンヘン映画祭・最優秀子役賞に輝いた。あまりの可愛さとその演技は『ニュー・シネマ・パラダイス』(89)のサルヴァトーレ・カシオを彷彿とさせると業界内外から注目が集中している。

 

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『おじいちゃんの里帰り』
2013年11月30日(土)、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開!

■公式サイト:http://www.ojii-chan.com/

監督:ヤセミン・サムデレリ
脚本:ヤセミン&ネスリン・サムデレリ
製作:アニー・ブルンナー アンドレアス・リヒタ― ウルズラ・ヴェルナー
出演:ヴェダット・エリンチン(おじいちゃん役)、ラファエル・コスーリス(チェンク役)

【2011 年製作/ドイツ映画/ドイツ語・トルコ語/デジタル/カラー/101 分/
原題『Almanya-Willkommen in Deutschland』/英題
『Almanya-Welcome to Germany』】

■後援 ドイツ大使館、東京ドイツ文化センター
■配給:パンドラ
■宣伝協力:エスパース・サロウ
(C)2011 – Concorde Films

 
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