心理セラピストが語る!『大人こそ絵本を読んだ方が良い理由』とは?

心理セラピストが語る!『大人こそ絵本を読んだ方が良い理由』とは?

大人たちにこそ絵本を手にとって読んでみて貰いたい

僕は絵本が大好きです。絵本は値が張りますので、簡単に買える代物ではありませんが、図書館に行った時などは、時々絵本コーナーを物色したりしています。もちろん、子供たちの迷惑にならないように。

そんな話をすると「TATSUMIさん。あまりそういう事は言わない方が良いですよ。趣味は人それぞれだと思いますが、幼稚だと思われて印象が悪くなったりするかもしれませんよ。気持ちはわからなくもありませんが、年相応っていうものが世の中にはあるので、その辺をもう少し意識しないと信頼されなくなりますよ。信頼されないって事は仕事の依頼も来なくなるし、つまりは収入が増え無くなってしまうと言う事です」とダメ出しを言われそうです。

ダメ出ししたくなる人の気持ちもわからなくはありませんが、僕は心理セラピストだからこそ、むしろ大人たちにこそ絵本を手にとって読んでみて貰いたいと声を大にして言いたいのです。

もちろん漫画や小説がダメとか、ビジネス書が良いとかメソッド本はどうなのかと言ったカテゴライズをするつもりはありません。それぞれに良さはあります。

そんなわけで、今回は特に大人のみなさんに絵本をお勧めする理由についてお話したいと思います。

大人のみなさんに絵本をお勧めする理由

1.すぐに読める
そもそも絵本は小説やビジネス書に比べて確実に早く読み終わります。これは絵本のメリットです。義務で読んだら何の役にも立ちませんが、絵本の世界にどっぷり浸っても、それ程の時間を奪われる事はありません。逆に言うと、絵本を読む時間さえ確保できない人は『忙しい人』つまり、「心を亡くしてしまった人」と言えなくもありません。このちょっとした時間の有無を、人生の質(QOL)を測る基準にしてみるのも良いかもしれません。

2.世界を創るのは読者
絵本(特に童話や昔話など)は内容が深いです。マニュアル本のように「AだからBである!」という書き方は殆ど見た事がありません。敢えて細かい描写をしないことで『考える余地』を与えられているところが絵本の面白いところです。作者の思惑こそあると思いますが、絵本は基本設定さえおさえて読めば、後は読者によって自由に解釈が出来ます。これこそ今風に言うなら『脳トレ』になると言えるでしょう。ルーティンワークで日々がめまぐるしく過ぎて行く現代社会において、自由に考えて世界を作れるチャンスはとても貴重だと思います。

3. 感じる力を引き出せる
「考えるな!感じろ!」の世界。ついつい忘れてしまいがちですが、絵本はこれを思いださせてくれます。【燃えよドラゴン】(映画)は絵本では無いとか、そういうツッコミは無しでお願いします。絵本を読んでいる時は瞑想ほどではないかもしれませんが、絵本の世界にどっぷり浸かって読むので、世界観がイメージ出来て来ると、頭では無く心で世界観を捉えているような気分になってきませんか。考えてイメージするのではなく、無意識の領域が少ない文字数からイメージを湧き上がらせると言うかそのような感覚です。現代人は「思考力」「計算力」を重視したがりますが「感じる力」ってとても大切なのです。「気づき」って、そこからふと湧き上がって来たりするのです。

4.キャラクターのイメージが湧きやすい
絵本は登場人物が比較的少ないです。たいていの登場人物は一度読めば記憶に残ると思います。基本的に、どうでも良い脇役はあまり出て来ません。各々のキャラクターたちは、潜在意識に直結するような原始的かつ象徴的な何らかの役割(意味)を持っています。混乱しない程度の人数しか出て来ない事が殆どですので、各々のキャラクターについて自分なりに何かを感じてみたり、考えてみたり、分析してみたり、自分と重ねてみたり、知り合いと重ねてみたりしてみるのも大きな学びになると思います。

5.記憶や認識の確認が出来る
絵本の内容って結構曖昧になっていたりしませんか。たとえば僕は【大きなかぶ】の登場人物たちは自発的にお爺さんを手伝いに来たのだと勘違いしていました。でも、本当は、お爺さんがお婆さんを呼んで来てお婆さんがネコを呼んで来て…そして「実は、役に立ってないんじゃない?」と読者にツッコミを入れられているネズミさえも、ネコがわざわざ呼んで来ているんですね。とすると、ネズミが役に立つ立たないよりも、ネズミからしてみればネコに呼ばれたからわざわざ来てくれたのに何故要らぬツッコミを読者にされなければならないのかという話になりますよね。
子供の時と現在では記憶の認識も解釈も結構違っている事があります。大人に絵本を勧める大きなポイントがまさにここにあります。人間は『思い込みの世界』で生きています。時々生きづらさを感じる時も、もしかしたら『間違った記憶』『正しくない認識』が原因かもしれません。でも、その可能性すら浮かばず凹んでいる人って数え切れない程多いです。絵本を読んで、その都度、記憶や認識、別の視点等で解釈する習慣をつけると、人生において大切な何かを取り戻せるかもしれません。

※これは大人に対する僕の考えです。小さなお子さんに読み聞かせをする時のコツはまた違ったりするので、予めご了承ください。