エンジェル・セラピスト®夫婦のスピリチュアル子育て PART.52~赤ちゃんの筋力トレーニング(寛子編)

自分の成長に必要なことをわかっている

40歳を過ぎてやっと恵まれた第一子との生活は、感動の連続です。

娘の小葉(このは)も1歳3ヶ月になり、しっかり歩いて時には小走りもするようになりました。
1年前は寝返りが出来るようになった頃で、たった1年で寝たままだった赤ちゃんがすっかり人間らしく2足歩行で動き回る成長の早さに、驚くばかりです。
そして、歩き始めるまでの1年間、そして歩き始めてからあんよが上手になっていく過程を見ていて、自分なりに上達するためのトレーニングをしていることに気付きました。

最近の小葉は、立っている時に片足を上げる動作を良くしています。
片足を後ろに引いてあげたり、少し足を高く上げて足踏みをしたりしています。
どうしたのだろうと思いましたが、これを始めた時期は「階段の上り下り」に興味を示して自分で苦労して上り下りするようになってから始めた動きだったのです。
手をつないで一緒に、手すりを使って、など補助があれば、階段をよいしょよいしょ、と上っていきます。
きっと、より上手く上れるようになるには、足を高く上げられるようになること、と気付いたのでしょうね。毎日、ふとした時に足を上げる練習をしているのです。
階段の上り下りも、日に日に上達しています。
まるで自分の成長過程に必要な、筋力トレーニングのメニューを分かっているようです。

今までも、その時その時で筋トレのメニューが変化していきました。
1年前に寝返りが出来るようになった生後3~4ヶ月頃から良くやっていたのは、腹ばいになって両手を広げ、背筋トレーニングのようなポーズを取ること。
いつも得意になって見せてくれて、通称「飛行機のポーズ」と呼んでいました。
これは、つかまり立ち・ハイハイが出来るようになるまで数ヶ月続きましたね。

身体を自由に起こせるようになるために、背筋を鍛える必要があったのでしょうか。
面白いように、そのお得意のポーズも、次の成長のステップに進むと全く見せてくれなくなってしまいました。
つかまり立ち・ハイハイが出来るようになると、今度はスクワットを良くするようになりました。立っていられる時間を、長くするためでしょうか。気付くと本棚に捉まって立ちながら、膝をしっかり曲げたり立ったりと、その場でスクワットをしていたりするのです。
ハイハイも後半の時期(生後10ヶ月頃)には、歩けなくてもしばらく立っていられるように成長していました。そしてやはり、立ったままその場で膝を曲げたり伸ばしたりとスクワットをしていました。

焦らず、押しつけず、個性とともに成長を楽しむ

もちろん、赤ちゃんにも性格や成長の個人差があります。他のママさんとお話していても、「寝返りが出来るようになったけど、面倒臭がって気分が乗らないとあまりやらない」なんて子もいるようです。
うちの娘は生後2ヶ月頃、寝返りが出来るようになる前も、悔し泣きしながら練習しているように見えました。あれはきっと、出来るイメージが先にあるのに身体がついてこないという、悔し泣きだったと思います。

好奇心が旺盛で、早く大人のようなことが出来るようになりたい、どうやら負けず嫌いという性格の持ち主なので、せっせと筋力トレーニングをしていたのかもしれません。そのため、いつもどこに行っても実際の月齢よりも「しっかりしている!」「もう●●出来るの!」「▲▲がちゃんと分かっているのね!」などと言われることばかりです。
「人生長いのだから、そんなに焦らなくていいのよ」
あっという間に過ぎ去ってしまう、赤ちゃんの時を楽しもう、そんな風に感じながら過ごした生後1年でした。
その子の一生のうち「赤ちゃん」でいる期間はほんのわずか、1年前後の期間です。まだまだ赤ちゃんのままでいてね、という気持ちで接していましたが、親の意に反して娘は成長願望が強く、1歳になる前からどんどん歩き始めるようになり、今はすっかり幼児。動作も表情も、子どもらしくなりました。
他の子たちを見ていて、赤ちゃんの性格、運動能力、成長や学習スピードには、こんなにも個人差があるものかと思います。
焦らしたり他のことを押しつけたりせずに、人生長い目でみながら成長を助けたいと感じます。

今までも「赤ちゃんは何でも分かっている」というテーマで書いてきました。自分の成長に必要なことが何かちゃんと分かっているのだ、という目でその成長を見守っていくと、今回紹介した「筋力トレーニング」のように、また発見があるかもしれませんね。
次回の寛子編は、「赤ちゃんのストレッチ」について紹介します。