エンジェル・セラピスト®夫婦のスピリチュアル子育て PART.40~遊ぶのが仕事(寛子編)

エンジェル・セラピスト®夫婦のスピリチュアル子育て PART.40~遊ぶのが仕事(寛子編)

子どもたちを尊重し、自主性を伸ばす教育

子供は、人生の最大の師かもしれませんね。
大人になるうちに、物事を複雑に難しくとらえるようになってしまいがちです。
しかし、人生はとても楽しく、シンプルであることをいつも教えてくれます。

私たち夫婦が「やっぱり子供が欲しい」と考え始めた今から6、7年前のこと。
とある教育講演会を聞きに行き、とても興味を持った学校のスタイルがあります。それは、米国ボストンにあるサドベリー・バレーという学校をモデルとした「サドベリースクール(デモクラティックスクール)」です。
みなさんは、聞いたことがありますか?

その特徴をいくつか挙げると……
・ カリキュラムなし、テストなし
・ 学年なし(年齢ミックス)
・ 学校で何をしたいか(遊び・学び)は生徒自身が自由に決める
・ 学校のルールは、生徒たちが話し合って決める(デモクラティック・民主的)
・ 子供たちを尊重し、大人は子供たちの選択を信頼する役割

この学校の存在を聞いたときに真っ先に感じたのは、「そんな学校があれば、私が行きたかった!」ということでした。

「興味」……成長にとって大切なもの

講演会の質疑応答では、「義務教育を受けないと、常識が身につかないのでは無いか」「ずっと遊びでテレビゲームばかりしていたら、心配だ」という親御さんの意見も多く出ていました。しかし、実際に米国ボストンのサドベリーバレー・スクールにお子さんを通わせていた主催者の回答には、なるほどと納得したものです。

そのなかで、私の連載の記事とも関連するものを2つ紹介します。

1. 子供たちが自ら「学びたい」と思った時に学べば、義務教育のカリキュラムで数年かかる内容を、数ヶ月でマスターすることが出来る
2. ずっとTVゲームばかりしているという子も、存分に没頭することでいつかのタイミングで次のものに興味が移る

1はまさに前回、「PART.38~好奇心と学習スピード(寛子編)」で紹介した通りです。
赤ちゃんが手話を使ってお話しする<ベビーサイン>、興味のあるものからどんどん覚えてサインを使いこなすようになる様子を紹介しました。興味が湧くとすぐにサインを覚えて使うその姿を見ながら、「好奇心を持ったものに対して、人は驚くほどの学習スピードや集中力を発揮する」とい
うシンプルな事実を見せつけられたのです。

2について「本人がやりたいだけ学校では自由にTVゲームをやらせておく」……考えてみるとどうでしょうか?
「そんなことに時間使うより、せっかく学校に行くのだから他にやることあるでしょう?!」と言いたくなってしまうかもしれません。

以前の記事「PART.36~ダメと言わない代わりに(寛子編)」で紹介しましたが、人は「ダメ」と禁止されるとますますやりたくなってしまいます。
同年代で「テレビを見ても良い時間が極端に少ない」、「観るチャンネルはNHKだけ」、など親から厳しく育てられた子のその後は、反動でしょうか、親の監督が行き届かなくなる年頃には、テレビを人以上に見るようになっているパターンが多いことを知っています。そしてセラピストとして、そんな人たちのインナーチャイルドを癒すお手伝いをすることも多々あります。

一方でそれほど親が厳しく制限することなく、ある程度自由にやりたいことをやってきた人たちは、「ほどほど」を学んでいるように見えます。トコトンやってみてこういうものかと納得したり、「ほどほど」の加減を覚えていくのかもしれません。

対象は何にしても、本人の好奇心を信頼し、納得するまでやる過程を信頼して見守る。サドベリースクールに通わせようと思ったら、親自身も自由を信頼出来なければいけませんね。今回、サドベリースクールに共感したポイントのすべてを紹介しきれませんが、自分の人生に主体的になることに、とても必要な学びのエッセンスがぎっしり詰まっていると感じています。

「子供は遊ぶのが仕事!」と幼児期はよく言われますが、それは何歳までのことなのでしょうか。
小学校に入り義務教育が始まると、いつの間にか「宿題を済ませてから遊びなさい!」になってしまうのに、違和感を覚えます。

「大人」も「子供」も人間が決めた区切りでしかなく、私たち大人の中にも小さな子供は存在しています。

娘の小葉(このは)に、好奇心の赴くままに好きなことをさせてあげようと思っていると、私自身いつの間にか社会で身についてしまった制限が、自然に癒やされていくことを感じます。
今は音楽を聴いてリズムに乗りたい、今は絵本をいっぱい見たい、今は乗り物に興味がある……その瞬間で好奇心は次々と移り変わり、飽きっぽく見えるその姿に、「今を生きる、今好きなことを楽しむ」という姿勢を見せてもらっているのです。