ナレーションは篠原ともえさん。アカデミー賞を8回獲得した衣装デザイナー、イデス・ヘッドの実像に迫るドキュメンタリー

ナレーションは篠原ともえさん。アカデミー賞を8回獲得した衣装デザイナー、イデス・ヘッドの実像に迫るドキュメンタリー

「女優を一番美しく見せる方法」を追求した
伝説の衣装デザイナー、イデス・ヘッド

ハリウッド映画の黄金期――。オードリー・ヘップバーンらの衣装を手がけ、映画史に残る功績を築き上げた一人の女性、イデス・ヘッド。彼女に改めて注目したWOWOWのオリジナルドキュメンタリー『ノンフィクションW 映画衣装の巨匠イデス・ヘッド~8つのオスカー像が語る“美の革命”』が2月28日(金)の夜10時から放送されます。

イデスはなんと、生涯で1000本以上の映画に携わり、「女優を一番美しく見せる方法」を追求した伝説の衣装デザイナー。そのドキュメンタリーのナレーションを担当するのが、歌手として女優として活躍中の篠原ともえさんです。

篠原さんといえば、かつては個性的なファッションで注目を集めたイメージがありましたが、最近では、松任谷由実さんのツアー衣装のデザインを手がけるなど、活躍の幅を広げています。その篠原さんの目に、イデスの生き方はどう映ったのでしょう?

「イデスが偉大な人ということは知っていましたが、ここまで詳しいドキュメンタリーは初めて見ました。今回、アメリカで撮影された彼女のデザイン画は、本当にすてき! シノハラもデザインの仕事をしているので、その経験から感じたことを出せるようにと思いながら収録に臨みました」

番組では、『麗しのサブリナ』をめぐる
イデスとオードリーの関係にフォーカス

『麗しのサブリナ』は、オードリーの代表作のひとつであり、とても有名な名作です。その『麗しのサブリナ』でイデスがデザインしたカプリパンツ(サブリナパンツ)が大流行しました。その一方で、オードリーが着た優美なドレスは誰がデザインしたのかという問題を、イデスの死後、明らかになった新事実から番組は紐解いていきます。

「私もオードリーにあこがれて昔から前髪を短くしているんです。『麗しのサブリナ』では黒のハイネックにチェックのワンピースを着ている写真が大好きで、『ああ、この衣装をデザインしたのもイデスだったんだ』と思いました。そんなふうに、いつのまにか誰かの人生に入り込むほどのデザインを捧げるなんて、すてきな人生ですよね」と篠原さん。

ところが、『麗しのサブリナ』で獲得したイデスのオスカー像からは、イデスの名前が刻まれているはずのプレートがはがされていたのです! 番組は、『麗しのサブリナ』をめぐるイデスとオードリーの関係にフォーカスし、さらに、オードリーがイデスではなく、あるファッションデザイナーにドレスを発注していた経緯なども明らかにしていきます。

「服って誰かが着て初めて命が宿るもの」
イデスはデザインを人に捧げる喜びを知っていた人

篠原さんは言います。

「イデスはそのとき傷ついたかもしれませんが、オードリーもイデスも誰も悪者じゃなくて、みんなが良い映画を作るために正解のやりかたをしていたんじゃないかと思います。もし私がイデスの立場だったら、むしろオードリーに感謝できるのでは、とも解釈しました。私も、以前は自分を出すために服を作っていましたが、今は、人を引き立たせる、捧げるつもりでデザインしてます。服って誰かが着て初めて命が宿るもの。デザインを人に捧げる喜びというものをイデスはちゃんと知っていて、それを極めた人だと思います」

生涯“映画の衣装デザイナー”という仕事にこだわりつづけ、アカデミー賞衣装デザイン賞を8回獲得するという偉業を成し遂げたイデス。彼女の死から約30年。学べることはまだまだたくさんあるように感じます。

『ノンフィクションW 映画衣装の巨匠イデス・ヘッド~8つのオスカー像が語る“美の革命”』
2014年2月28日(金)夜10時~WOWOWプライムにて放送

オフィシャルHP http://www.wowow.co.jp/documentary/nfw/