TRINITY本誌連動『魂ドクター越智啓子の そのまんまでOK ありのまま生きるのが気持ちいい!』第19回 PART.3

TRINITY本誌で大人気連載中の越智啓子先生の「魂ドクター越智啓子の そのまんまでOK ありのまま生きるのが気持ちいい!」。
これまで40回以上連載し、越智先生からポジティブなエネルギーをいただいている読者の方がたくさんいらっしゃいます。本誌で読み逃した方にもぜひ読んで頂きたいと考え、これまでの連連載をTrinity WEBで改めてご紹介することに決定しました。

今回のテーマは「ペット」。
~ペットを愛し、愛されて~
今や家族の一員、そして人生のパートナーでもあるペットたち。
彼らとの関わりのなかから得るものは計りしれません。
いつもそばで癒してくれて、無償の愛を体験させてくれる。
本当にかわいい天使たちなのです。

ペットロス症候群

ときどき、クリニックに「ペットロス症候群」の患者さんも相談に見えます。ペットが亡くなると、家族を亡くしたのと同じくらいの悲しみを体験します。
でも、ペットも生まれ変わりがあるのです。また再会できるのです。

新しいペットの目を見ると、前のペットの生まれ変わりかどうかが分かります。
ペットロスで嘆いた患者さんが、気を取り直して、また飼い始めたら、やはり前のペットの生まれ変わりだったと喜んでいました。

しぐさや見つめる目がそっくりだったりします。一度、家族の一員だったペットが亡くなると、もう二度と飼いたくないと思ってしまいます。でも、また生まれ変わってくるのだと思えれば、再会の喜びを体験できます。

中、高校生の頃、リズというメスのダックスフンドを買っていました。弟と一日がかりでつくった犬小屋をあっというまにかじって跡形もなくなり、唖然とした覚えがあります。庭を駆け回ってよく動く尻尾がどこにいても分かる目印になっていました。つらいとき、リズと遊んでずいぶんと癒されました。はらはら泣いていると、「どうしたの?」と心配そうに覗き込んで愛くるしいまなざしで愛をくれました。

7歳で病死しましたが、そのとき離れて暮らしていたので、母から聞いてショックでした。しばらく夢のなかにリズが出てきて、「元気だから」と慰めてくれました。

それからずっとペットから遠ざかっていましたが、現在、また同じ種類の犬を飼うようになって、やはり、ペットに癒されて幸せな日々を感じています。

ハッピィやラブちゃんの目を見て、リズの生まれ変わりではないと分かるのですが、しぐさが似ていると、ふと思い出すのです。どこかでまた生まれ変わって、誰かを癒して生きているかもしれないと思います。

~続く~

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越智啓子先生
精神科医。東京女子医大卒。東京大学病院で研修後、ロンドン大学付属モズレー病院に留学。帰国後、東京都児童相談センターなどに勤務。1995年「啓子メンタルクリニック」を開業。クリニックでは、過去世療法、アロマテラピー、クリスタルヒーリングなど自身の経験を活かした新しい療法を取り入れている。