「絶望するには、まだ早い」……食への真摯な想いやそれぞれのソウルフードを思い出す食事の基本

「絶望するには、まだ早い」……食への真摯な想いやそれぞれのソウルフードを思い出す食事の基本

命を支える食事

あるホテルの食品偽装表示をきっかけにして、この数週間で大手ホテル・食品チェーン・メーカーも同様に食品表示偽装を行っていたことが発覚しました。
企業の偽装公表と謝罪が相次ぐなかで、「食」への真摯な想いが再度問われる事態に陥っています。

食品表示偽装は、「どこの企業でもやっているから」で済まされることではありません。もしもアレルギーを持っている人がその食品の本当の姿を知らず食べてしまったら……そう思うと、職を提供するということは、相手の命を預かることでもあると実感します。
その事実を再度認識してほしいと思わずにはいられません。

『murmur magazine マーマーマガジン』編集長を務める服部みれいさんは、独自の視点から心と身体を見つめ、そのためにはまずは自分の身近を大切にすることを暗に訴えます。
本誌は、決して食品表示や成分に関しての内容ではありませんが、服部さんの「食」への想いを紹介することで、「食」に対しての姿勢を問う1冊です。

服部さんが日々食べているレシピや気持ちが上がるパワーフード、食の安全……。一つのテーマにそって散文的に綴られた文章は、エッセイのようでありながらも、読み進めるごとに「食に対して真摯でありたい」と自然に思う一冊。
あなたにとって食の基本は? そして思い出の食は?
誰もが異なる食への思い。それぞれが自分の食に対しての想いを再確認できる内容です。

 

服部みれい(はっとり・みれい)
執筆活動を行いながら、『murmur magazine マーマーマガジン』編集長を務める。冷えとりグッズを扱う「mm socks」、本のレーベル&ウェブのお店「mm books」主宰。
育児雑誌の雑誌編集者を経て、ファッション誌のライティング、書籍などの編集、執筆を行う。2008年に『murmur magazine』を創刊。あたらしい時代を生きるためのホリスティックな知恵を厳選して発信。代替医療に関する書籍の企画・編集も多数手がける。
著書に『なにかいいこと 自分をほどく知恵のことば』(イースト・プレス)、『ストロベリー・ジュース・フォーエバー』『オージャスのひみつ』(ともにマーブルトロン/中央公論新社)、『SELF CLEANING BOOK あたらしい自分になる本』『SELF CLEANING DIARY あたらしい自分になる手帖』(ともにアスペクト)、『みれいの部屋 ニューお悩み相談』(主婦と生活社)、『あたらしい東京日記』(大和書房)、『服部みれい詩集 甘い、甘い、甘くて甘い』(エムエム・ブックス)がある。(WAVE出版HPより抜粋 http://www.wave-publishers.co.jp/np/isbn/9784872905779/ )