TRINITY Vol.48 「エナジーバンパイアにならない・させない スピリチュアルマナー」PART.3 タツコ・マーティンさん(2)

9/28日に発売したTRINITY Vol.48「心身クレンズ」にてご紹介した企画、「エナジーバンパイアにならない・させない スピリチュアルマナー」。
意識的に、もしくは無意識的に人のエネルギーを吸い取ると言われているエナジーバンパイア。「あの人と一緒にいるとなんだか疲れる」という場合はもしかしたらエナジーバンパイアからエネルギーを吸い取られているかもしれません。
でも、その場合、「果たして自分には原因がないのだろうか」と考えることも必要です。特集では、タツコ・マーティンさん、宮崎ますみさん、神尾学さん、アン・キャラハン、上原慶子さんから、それぞれのご専門の視点から「エナジーバンパイア」について語ってくださっています。
本誌ではご紹介しきれなかったアドバイスを、ご紹介します!今回は、アメリカ在住の臨床心理学博士である、タツコ・マーティンさんのからのアドバイス第2弾です。

自分自身がエナジーバンパイアの可能性も!?

Q4 エナジーバンパイアという言葉の一人歩きは怖いと考えています。自分が「この人と一緒にいると疲れるな」と思った時に、相手がそれ以上に疲れている時も多々あると思います。それを、「すべては相手が悪い」と考えることで、より自分自身がバンパイア化する可能性もあるのではないでしょうか。そのようにならないための注意点を教えて下さい。

何でも人のせいにする人は、つまり「責任逃れをする人」と言えるかもしれません。
この性格の人はいつでも欲求不満でイライラしています。というのは、何でも相手のせいと言うなら、相手が変ってくれない限り、自分では心の平和を得られないからです。
例えば、あなたはいつも友だちの愚痴をいつも聞いているとします。あなたは「あ~!また彼女から愚痴を一時間以上聞かされちゃった……」と、その友だちに嫌気がさして、彼女に対して良くない感情を持っているかもしれません。
これは、実はあなたが責任逃れをして、友だちに対してネガティブな感情を抱いているとも言えるのではないでしょうか。
「愚痴を聞かされちゃった」という考えであれば、それは友だちの責任という意味なので、あなたは彼女が愚痴を言わなくなるまで、ただ待つしかないからです。つまり、友だちが愚痴を止めるまで、あなたはひたすらに待つしかないのです。
でも、「愚痴を、聞いちゃった」と、自分の行動の責任を自分で取れば、友だちに対して「愚痴は聞きたくないから、やめてくれない?」と伝えることができますし、もしそれでも彼女がやめようとしないなら、「失礼します」とその場を立つこともできます。
このように、人の責任にせずに、自分の行動は自分で責任を取るという習慣を身に着けると、日常生活の出来事に対して、自分でもっとコントロールができるようになるので、ポジティブな気持ちを保つことができ、バンパイア化することが避けられるのです。
要は、どんな状況に立たされても、自分で責任を持てば持つほど、自分の人生のコントロールできるようになり、ポジティブマインドでいられるということです。
その反対に人のせいにすればするほど、自分では自分の人生にコントロールが効かず、ネガティブマインドになり、最終的にはエナジーバンパイアになってしまいます。

Q5 エネルギーは状況と相手によって、奪ったり奪われたりしているのではないでしょうか。しかしながら、状況などに関係なく、常に一方的に貰うばかり(奪うばかり)の人はいるのでしょうか? もしくは奪ってやろうと意識をして吸血行為をするバンパイアもいるのでしょうか?
その見分け方は? また、そういう人からの身の守り方も教えて下さい。

自分がエナジーバンパイアだと自覚している人はまずいないと言えます。
それではどんな人がバンパイアかというと、極めて悲観的又は批判的な人、責任逃れをする人、人を平気で利用したり騙したりできる人、被害者意識が強い人などが挙げられます。
このカテゴリーに入る人たちは、自分では、「人からエネルギーを奪っている」などとはお思ってもいません。でも、結果的には、その行為をしているのです。
このような場合は、相手から一方的にエネルギーを奪っている傾向が大いにあります。彼らに共通点があるとしたら、それは、「ネガティブ思考の持ち主」であること。
ネガティブ思考は、ネガティブエネルギーを発します。つまり邪気を発するのです。
あまりにも強い邪気は、どうしても外に流れてしまい、他の人に影響を及ぼします。そして邪気が本人から外に流れた時に、失った分のエネルギーを補う為に相手からエネルギー(精気)を吸い取ってしまうのです。
その精気が、またもや自分のなかで邪気に変わってしまった時に、またもや相手からエネルギーを奪ってしまい、同じ悪循環を繰り返してしまうのです。
ネガティブ思考の人に対しては、しっかりと境界線を張り、自分を守る必要があります。
境界線の張り方をご紹介しましょう。エナジーバンパイアを相手にして、ただ受身の態度でいることぐらいエネルギーをぬすまれることはありません。

◆その人に会う前に、頭のなかでゴールドカラーのボデイスーツを着ている、と想像してください。これは、ネガティブエネルギーを跳ね返すスーツです。着れば、ネガティブ思考の相手と接する時でも、エネルギーを吸い取られることはありません。
◆もう一つの方法は、スイッチです。相手がネガティブな話や行動に出てきたら、即、話題を変えるか、「ちょっと用事があるので失礼します」言ってすっと席を立つか、又は勇気を出して自分の意見を相手に述べることです。

Q6 自分が致命的なバンパイアかもしれないと感じた人ができる事は何でしょうか?
とにかく、ポジティブ思考になれるように努力することです。

 

~PART.4につづく~

「エナジーバンパイアにならない・させない スピリチュアルマナー」記事一覧

 



タツコ・マーティンさん
臨床心理学博士、心理カウンセラー。
米国ロサンゼルスで、個人・カップル・ファミリーを対象にしたコーチングやカウンセリング日米間の電話コーチングを行う。著書『彼をお金持ちにする方法』(メディアファクトリー)他多数。


■TRINITY Vol.48の詳細はこちら
https://www.el-aura.com/2013092602/