シェフ佐藤の食と自然治癒力PART.12~「産む前に子育ては始まっている」

子どもの生まれながらの障害は
母親の食生活が影響している!?

近年は、生まれながらにして障害を持っている子どもたちが増え続けていると私は常々感じています。例えば、アトピー性皮膚炎、小児ぜんそく、食物アレルギー、小児ガン、奇形児、ダウン症などなど昔はなかった難病も珍しくありません。これほど少子化が進む中で、何らかの疾患にかかる子どもが増え続けるのは、妊娠前・妊娠期間中のお母さんの食生活に問題があるからです。母親が誤った食生活を続けていると、その子どもは免疫力が低下し、アレルギーや奇形、重病など疾患を抱えて生まれてくるリスクが高くなります。

 

薬だけが怖いわけではない
妊娠中・その前から口に入れるさまざまなものに配慮を

妊娠前・妊娠期間中に化学調味料や食品添加物、人工飼料やホルモン、抗生物質漬けの食肉・卵・牛乳、養殖魚等。農薬・化学肥料で育てられた米や野菜。自然ではない、異常な食品や食材を使った料理は母胎や赤ちゃんの発育に重大な影響を与えます。また、当然母乳にも影響が出ます。
妊娠期間中は薬品に対して特別に配慮しますが、薬品と同レベルの化学調味料や食品添加物等の危険性には気がつかない人が多いというのが現状なのでしょう。
この地球上で病気にかかるのは、人間と人間が関わるペットや家畜がほとんどで、自然界の中で難病になる動物の話は聞いたことがありません。全ての生き物は自然の摂理に従って生きています。もちろん、人間も自然の一部です。生まれてから子育てをするのではなく、子を産む前に子育ては始まっています。毎日の食事や何気なく食べているものが、生まれてくる子どもの将来を左右するのです。

 

豆乳の飲み過ぎ、あげ過ぎに注意
おすすめは玄米ミルク

最近よく耳にするのが、豆乳が身体にいいからと赤ちゃんや幼児に飲ませるお母さん方が増えているという話です。 味噌・醤油以外の大豆製品は、陰性が強いため身体を冷やす食品です。ですから、頻繁に赤ちゃんへ豆乳を与えてしまうと身体が冷え、夜泣きの原因にもなります。これは大人にも言えます。最近、低体温や低血圧の人が増えているのは、身体を冷やす陰性の食品を摂る傾向にあるからです。また、味噌・醤油以外の大豆製品は高たんぱくのため、腎臓や肝臓をはじめとした臓器に大変負担をかけます。肉や魚をさほど食べなかった時代であればたまに摂ることはあったと思いますが、動物性食品に偏りがちな現代は、味噌・醤油以外の大豆製品は毎日摂るべきではない食品です。母乳を与えることができない赤ちゃんやアレルギー疾患の赤ちゃんには、豆乳ではなく玄米ミルクをあげることをお勧めします。

【玄米ミルクのレシピ】
http://ameblo.jp/szato/entry-10336639996.html

【離乳食にもおすすめ とろろ風レンコンのレシピ】
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