菅原千春のアメリカ在住日本人のお正月の過ごし方~New Year’s resolution~

アロハ!癒しの島ハワイから菅原千春です。
既に三が日も過ぎておりますが、まずは新年のご挨拶を……。
あけましておめでとうございます。今年もどうぞ宜しくお願いします。
昨年末の記事でも少し触れましたが、ハワイは古くから日系移民が多いことから、お正月には日本の伝統がいろいろなところで見られます。

門松やしめ縄などの正月飾りやお寺での年越しイベントのほか、神社への初詣、餅つきとお雑煮などは日系移民の各家庭が代々引き継いで来たお正月の大切な習慣です。

小さな島の日系人社会は小さな日本、日系人の家庭で作られるお餅やお雑煮もそれぞれの出身地の個性が出ます。私は江戸っ子の父と東北生まれの母の間に北海道の札幌で生まれました。我が家のお雑煮は鰹だしに鶏肉を入れたすまし汁、具は大根、人参、ごぼう、しいたけ、かまぼこ、三つ葉が基本。子供の好き嫌いに合わせ、ごぼうを抜いたり、三つ葉が手に入らないときは水菜を使います。お餅は餅つき機でつき、手で丸めるので丸餅です。「お雑煮に水菜」はハワイだと手に入り易いことから、この地に長く住む移民の方々には三つ葉よりも一般的だと思います。お正月にお赤飯を炊いて祝うご家庭もあるようです。

ハワイ州やカリフォルニア州、ニューヨークなどにある日系スーパーなどではお節の注文販売を行っているほか、日本食レストランなどでもお正月の特別メニューとして、お節が食べられるところもたくさんあります。
ハワイ、カリフォルニア、そしてフロリダなどに住む私の友人たちは、黒豆を炊き、栗きんとんを拵え、お煮しめや慈姑などを煮て、美しく美味しそうなお重入りのお節を作っていました。アメリカでもかまぼこや伊達巻き、出来合の黒豆や栗きんとん、昆布巻き、数の子、お煮しめ、鯛の尾頭付きなどは日系スーパーであれば、簡単に手に入れられます。

ホノルルにある神社では、時間限定ではありますが、初詣の参拝者にお雑煮を振舞うところもあり、初詣に訪れてお札やお守りを購入する地元の参拝者も多く、古いお札やお守りを預かってお焚き上げをしてくれます。今年私はちょっと遅れて、3日に一人きりで詣でて参りました。我が家の子どもたちも小さな頃から初詣参拝をしていますが、小さな子供でも神様に対するリスペクトは特別なようで、参拝の作法を自分から聞いて来たのを思い出します。

境内に入り手水舎にて柄杓に手水を取り身を清めますが、この順序や方法、本殿に行き賽銭を賽銭箱に入れ、鈴を鳴らし二拝二拍手一拝(二礼二拍手一礼)の作法で拝礼します。毎年神社に着いて鳥居をくぐる前に、子どもたちがその方法を私に聞いて来ました。小・中学生の頃は参拝が終った後に、絵馬を買って祈願したり、おみくじを引いたり、可愛い学業お守りを買って帰るのが楽しみなようでした。今年は私がお札とお守り、娘たちのお守りを買って二人に渡します。きっとまた、もう少し大人になって、彼氏や夫、そして子供が出来たら家族で参拝に行くようになるのだと思います。

 

 

 

2013年の新年を私は次女と友人家族とともに、ワイキキのビーチから上がる花火を待ちながらのカウントダウン、上がる花火とともに「Happy New Year!」と言いながらハグをして迎えました!花火ってなぜかジーンとしちゃいますよね、大好きです。ハワイは大晦日と独立記念日のみ一般家庭でも花火を楽しみますがここ何年かは許可証を事前に取得した人だけが花火を購入出来るシステムになりました。

みなさんの「今年の抱負」はなんですか?
アメリカでは「New Year’s resolution」新年の決意とでも言うのでしょうか?私の今年の抱負はいろいろたくさんありますが、ひとつに絞ると「なりたい自分になる」といったところでしょうか。今年は勉強して合格を目指す試験も待っているので、今年のお守りは「合格祈願/学業成就」を選びました。

みなさまの2013年も楽しい毎日の連続になりますね。ご自身の心に正直に、心地良さを大切にした毎日をお過ごしくださいね。
天使とともにみなさまの新たな一年が、幸多く健康に恵まれますよう、心よりお祈り申し上げます。

次回の記事は、「菅原千春の新月アファメーション PART.1 〜2013年1月〜」をお届けします。お楽しみに!
今日も最後までお読み頂き、ありがとうございます。