スピリチュアル・ライター&ヒーラー並木由紀の最新スピリチュアル・レポートPART.8~映画『スープ』原作の森田健氏インタビュー②

7月7日全国公開、輪廻転生をテーマにした映画『スープ』
原作者 森田健氏インタビュー

2012年7月7日、森田健氏の『生まれ変わりの村①②③』、『続・生まれ変わりの村・スープ① あの世の証言集』(河出書房新社)を原作とした、映画『スープ ~生まれ変わりの物語~』が全国公開されました。
映画の公開を目前にして、森田健氏に「生まれ変わりの村」と映画『スープ』についてのお話を伺いました。

★前回の記事はこちら
PART.8 インタビュー①
PART.6 ①
PART.6 ② 

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あの世で生きているからお墓参りをしない

―『続・生まれ変わりの村 スープ 1 ――あの世の証言集』に、「あの世へ物やお金の送り方」というコラムがありますね。だんだんと簡略化されていったその方法を読んで、エジプトのピラミッドのなかに王があの世で困らないための金銀財宝が埋められているとか、日本で最初は奴隷や馬を生きたまま古墳に埋めていたのが簡略化されて埴輪になったとか、「生まれ変わりの村」と同じで、王のあの世での生活のために物を送っていたんだなと思いました。
『おもしろいですね。それはきっとそのままあの世に行っていますよ。そのままの生活ができていると思います。
「生まれ変わりの村」出身のトラさんは、20年も墓参りに行っていないそうです。「生まれ変わりの村」ではお墓に行っても、お線香焚いた形跡もないんです。日本だったらお花を捧げたり、お線香を焚いたり、お墓はきれいにしていますよね。でも、「生まれ変わりの村」では、放置されて雑草が生え放題、お墓参りに行ってもどれが先祖の墓だかわからないという状態だそうです。日本のように、お墓参りをすることで死者を敬うという概念がないんです。なぜかというと、死者はお墓にいるわけではない、あの世では「ちゃんと生きている」と考えているからだと思います』

―日本だと、死んで「仏様」になったから私たち生者の願いも聞いてくれる神に近い存在になったんじゃないかと、仏壇に向かって願い事を話しかけたりしますね。
『死ぬと何でもできるようになると思っていますからね。でも実際には、トラさんの亡くなったおじさんは、トラさんとその家族全員の夢に出てきて「金が切れた、金を送れ」なんて言ってくるわけです(笑)』

映画『スープ』に活かされた「生まれ変わりの村」調査結果は?

―このような、あの世がこの世とまったく同じだという調査結果は、映画『スープ』にも反映されていますか?
『この世とあの世がまったく変わらないというのは反映されていますね。ただ、映画を見てもらうとわかるのですが、実は主人公たち2人が亡くなった直後は、ちょっと現実の日本の風景とはかけ離れて見える演出で、異様な音楽が流れているんです。「困ったなぁ。これは、おどろおどろしいあの世の映画になるんじゃないか」と僕はドキドキしながら見ていたんです。ところが、そのあとごくふつうのバーのシーンになって、僕はホッとしました』

―音声スタッフの方には、「あの世とこの世はまったく変わらない」と森田さんからお話しされたそうですね。
『話しました。だから、あの世のシーンでもセミの声がバックに「ミーンミン」と入っています』

~つづく~

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『スープ ~生まれ変わりの物語~』
7月7日全国公開

▼映画『スープ』 予告編

▼全国の上映館情報は下記オフィシャルサイトから
http://www.soup-movie.jp/

▼『生まれ変わりの村』と映画『スープ』の世界
2012年6月11日(月)刊行
定価:1,260円(税込)
四六判:128ページ
発行:アクセス
発売:河出書房新社
ISBN:978-4-309-90946-2

▼続・生まれ変わりの村 スープ 1 ーーあの世の証言集
2012年6月28日(木)刊行
定価:1,575円(税込)
四六判:232ページ
発行:アクセス
発売:河出書房新社
ISBN:978-4-309-90949-3

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