繋がることの尊さを感じる1冊『ホーミタクヤセン』

インディアンのラコタ族の言葉「ホーミタクヤセン」は、治療に用いられる「癒しの言葉」です。
「ラコタ」とは、「私たちはすべてつながっている」という意味。この言葉の根底にある考えを、「全ての生命はつながっている」と解釈することができます。
心が体の病気を治すという考え方から、今、アメリカの医療の現場で実際に使われています。

そもそも私たちは、温かいおばあちゃんである「地球」から生まれた生命。
おばあちゃんは、私たちを常に見守っています。そして、私たちの体が、臓器が、私たちを活かし、人生を豊かにしてくれているのです。そのことに感謝の気持ちを捧げたい、そんな気持ちになった1冊。読み進めるうちに、愛しい存在や思い出を想い、涙が溢れてきました。

あなたの腕にもありがとうと
腕がなければ
何かに手を届かせることも
できなかったでしょう
いつでも
腕をのばせばあなたの愛する人に
触れることもできたでしょう
そして
その人を抱きしめることもできたでしょう

(一部抜粋しています)

『ホーミタクヤセン』
野口宝藏 監修
マリリン・ヤングバード 語り
福田たまみ 訳
1,500円(税込)
2011年4月8日 発行

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