ココロセラピストが語る!?『引き寄せの法則』ザ・ビギナーズ~あなたは何を引き寄せますか~

ライフスタイル

生活スタイルを変えたい。

かつて僕は自分に合わない生活スタイルだった。特に仕事面についてだ。生きていると、イヤでも働かなければならない(?)。まぁ、引き寄せを極めたら働かなくてもよくなるかもしれないが、とりあえず今の僕は、それは引き寄せていないので、置いておく。あくまでも僕個人の価値観なので、必ずしもそれが正しいとは思っていないし、僕の生き方をお勧めするつもりもないことは最初にお断りしておく。

僕は、自分でいうのもなんだが、たぶん、それほど気力も体力もない。臨機応変をモットーにはしているが、できれば自分の中でリズムを作りたい。だが、不規則な仕事をしていると、働く時間帯や曜日なども、滅茶苦茶になってくる。そういうのが気にならない人は構わないが、僕はそれが苦痛だった。

率直に言えば、夜勤のある仕事はイヤだった。本当に個人差があるが、夜はやっぱり疲れやすくなってしまう。夜働けば、日中、世間が働いている間に、出かけたり、買い物をしたり、遊んだりできるというメリットもあるのかもしれない。だが、僕はそれ以上に睡眠時間が欲しかった。夜は、のんびり過ごして寝る。そして朝起きて、日中に活動する。そういうのが良かった。働く曜日や休日も、自分で、その都度選べるのなら話は別だが、職場の都合に振り回されると予定が組みづらくなる。

どんなライフスタイルを望むのか。

こんなことを言っては怒られるかもしれないが、僕は、そこまで仕事を人生の中心に置きたくはなかった。だったら、昼の仕事を見つければいい。日曜に必ず休みたければ、日曜に仕事のない仕事を選べば良いのだ。そんな単純なことに、僕は何故か気づかなかった。少なくともこの国には職業選択の自由があるのだから、できるだけ自分が望むスタイルの仕事をするのが理想だ。

メンタルブロックを外す。

夜勤をやったからと言って、必ずしも収入が増えるわけではない。土曜祝日に働いたら手当が貰えるとも限らない。ということはだ。考え方によるのかもしれないが、昼の世界、平日の世界で働くより夜や不規則なシフトの方が稼げるわけではないということだ。収入が変わらないのであれば、あとは自分がやりたい仕事かどうかと、ライフスタイルがあっているかどうかの問題だと思う。そしてなにより信頼できる職場と人間関係が重要だ。

当時の僕は何故か自分は昼の仕事はできないと思い込んでいたようだ。今考えると不思議でならない。奇妙なメンタルブロックがあったんだと思う。なので「昼の活動」と「夜の睡眠」、「絶対に休める休日」にフォーカスして引き寄せを開始してみた。その甲斐あってか、今の僕は原則昼の世界で生きている。夜は寝る。日曜日は仕事をしていない。少なくとも、それは僕にとってはとても重要なことだった。


イメージ力が大事。

引き寄せの法則はイメージ力が大事だと言われている。奇妙なメンタルブロックさえ外せれば、イメージは格段に簡単になる。朝起きて、夜眠る。こんなイメージなら、誰だってできる。幼稚園児だってできる。特に、夜は電気を消して、部屋は暗くする。布団の中に入る。それ以上のリアリティは、特に必要ない。リアリティを追求したいなら、ふかふかの布団で、あくびをして数分以内に眠気が襲ってきて入眠するイメージでもすればいいと思う。後は、自然に朝日が窓から差し込んできたら、ちょっぴり眠いながらも目覚めて顔を洗う。この程度のイメージで充分だ。

土曜の夜は「明日は日曜(休み)だー……」と、安堵の溜息をつき、心が安らぐ。普段の疲れをいやすために、ゴロゴロして過ごすか、休みだからこそできることをやろうか考える。イメージできにくいものは引き寄せ度が上がるかもしれないが、この程度なら余裕だ。

引き寄せの法則を使いこなすためのステップアップの初歩としては、イメージできやすいものから試してみることをお勧めする。イメージするのが難しいものは、潜在意識も何を引き寄せて良いのかわからないと思うのだ。たとえば「世界征服」とか「億万長者」とか、口でいうのは簡単だが、リアルな想像はなかなか難しい。

無理して頑張っている時点で、無理。

今の僕は仕事よりプライベートを重視しているので、これを引き寄せられてからは、かなり心身が楽になった。若いころはもう少し気力も体力もあったかもしれないが(と、これも思い込みかもしれないが……)今は、激しくアクティヴに過ごすよりも、マイペースでのんびりと過ごす方が望ましい。

「無理して頑張る!」と気合と根性で乗り切る時期も必要かもしれないが、「無理して」と言っている時点で「無理」が前提なのだ。引き寄せの法則を使う際、「無理」という前提イメージが強いと、引き寄せは失敗する。というか「無理」を引き寄せてしまう。だから、繰り返すが、イメージ可能なものの方が、引き寄せは簡単だ。

一度にあれこれ引き寄せようとしなくても大丈夫。

人間は果てしなき欲望がある。だが、焦ることはない。一度に、あれもこれも引き寄せようとしても、引き寄せの難易度が上がるだけだ。「お。なんか、引き寄せに成功したっぽいぞ……」と思えたら、自分が本当に引き寄せたいものを随時引き寄せていけば、引き寄せ強迫症状に陥ることはない。

僕の事例でいえば、夜、のんびりと食事をして、のんびりと過ごして、眠る。この時間や環境が確保できているので、心身の回復は以前に比べて格段に早くなった。つまり健康も手に入れたのだ。では、自分のQOL(人生の質)をもっと向上させるには何が必要か。そんなことを自問自答して、地味に自分の生活の中で必要なモノを引き寄せていく。

マイナーチェンジだから、劇的な変化もなければ、刺激もないかもしれない。だが、僕が欲しいのは刺激ではない。平和と安らぎだ。何度も繰り返し伝えてきたが、引き寄せは本当に望むものを、リアルにイメージし、焦らずに委ねる。これがコツなのだ。





  

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