学校では教えない『仕事(就職)に対する考え方』とは?~あなたは働いて本当は何を得たいのか?~

もちろん働くことは素晴らしいことですし、収入を増やせれば嬉しいです。 でも人間の幸福って何なのかと考えると、必ずしも「何処でも良いから正社員として就職すること」ではないと思うのです。

「労働=苦痛の対価」という先入観も音を立てて崩れて行くと思います。
働きたければ働く。
「働いたらダメだよ」というルールさえ使わなければ、みんな、何らかのアクションは取ると思います。

それに、賃金を得るための労働に限定しなければ、趣味やボランティアで自己実現することだって可能です。
育児や親の介護に力を入れることだってできます。
親子関係が希薄になっている時代だからこそ、そういう事にたくさんの時間を注げるとしたら、それは素晴らしいことではないでしょうか。

エネルギーや、その他資源が十分にあれば、どんどん好きなことが出来ます。
今までやりたかったけれど、出来なかった事にもチャレンジできるようになるかもしれません。

これは夢物語に聞こえるかもしれません。

でも「働かざる者も、生命の危機に脅かされる事無く安心して暮らせる社会を目指そう」という『将来の夢』を持って研究者になることだって良いと思います。(※資本主義がダメとか共産主義が良いとか、そういう話ではありません)

これこそ「何のために働くのか?」という根源的な問いにも通じて来ると思います。

●会社選びのポイント

給料、会社のブランド力、希望職種の有無……。

どれも大事です。
会社の名前では無く、職業そのものを意識して会社を探すのも良いと思います。

基本的には「やりたいことをやる!」というのがベストです。
でも、何も考えずポジティヴ・シンキングで、突っ走ってしまうのも危険です。

ただ、それらを目指す際に、忘れてはならない事があります。
それは、自分の心の声や体質、体調です。
長所を活かせるなら良いのですが、希望先が自分の心や体に合わなかったら、とんでもないことになってしまいます。

たとえば僕はタバコが大の苦手です。

煙草の煙を吸うと、頭痛がして、具合が悪くなって来ます。
喫煙者の車に乗ると、ズバリ吐きます。
建前として「分煙」として合っても、結局、喫煙者がウロウロしている時点でアウトです。

そういうタイプの人だと、パチンコ屋は無理ですよね。ゲームセンターも。
飲食店や宿泊施設等も、余程運が良くないと難しいです。
パチンコやゲームがどんなに好きでも、ラーメンが好きでも、ホテルマンになりたかったとしても、身体が受け付けないと、その世界は地獄でしかないのです。

血を見るのが苦手な人は、医者に憧れても向いてはいません。
ガイコツの絵を見ただけで震えあがってしまう人もです。
そういう人は、どんなに偏差値が高かろうと関係ありません。

他にも早起きが苦手とか、夜が苦手という人もいるわけです。

「何を言ってるんですか。そんな甘ったれた事を言っていたら仕事なんてできませんよ。みんな、そうやってイヤなことにも耐えて、慣れて、熟練して行くんですよ。ふざけた事を言わないで下さい。仕事があるだけ幸せなんですよ。やれば天職になるんですよ」

と熱弁する人も多そうですが、本当にそうでしょうか。
そう思うなら、試しに、自分がもっとも向いていない職種に就いてみてください。
たぶん、心か身体が病むと思います。
「仕事があればそれで良い」と言っている方がナンセンスなのです。

「結果的に過労死しちゃったけど、就職できてよかったね」って、そんな人生イヤに決まっているではないですか。
「何のために働くのか?」を改めて考える必要があります。

●フリーターやニートは本当に社会悪なのか?

多くの人たちはフリーターやニートを快く思っていません。
場合によっては自分自身を「俺、ニートwww」と自虐的になっている人もいると思います。

でも、人には人の事情というものがあるのです。
みんながみんな楽して、贅沢な暮しを従っているわけではないと思うのです。

「未熟だから。甘えているから。知力が低いから。根性が無いから。だから、そういう人たちは社会の脱落者なのだ!」という見方はあまりにも短絡的な気がします。
差別的な何かを感じるのです。

もちろん働くことは素晴らしいことですし、収入を増やせれば嬉しいです。
でも人間の幸福って何なのかと考えると、必ずしも「何処でも良いから正社員として就職すること」ではないと思うのです。

正社員でも、ブラック会社で毎日、愚痴をこぼしている人もたくさんいます。
人間関係に耐えられず病んでしまう人もいます。
身体を壊してしまう人もいます。

僕は別に正社員が良いとか悪いとか、フリーターが良いとか悪いとか、そういう話をしたいのではありません。
就職するとか、しないとか、そういうことだけが問題なのではないと思っています。

僕たちは何処に向かって進んでいきたいのか。究極はこれです。
僕は、あなたは、社会は、何処に向かいたいのでしょう。
どんな自己実現をしてどんな社会になったら良いと思っているのでしょうか。
それだけを考えて、何一つ行動しないのは問題です。
しかし、この問いを一人でも多くの人に意識して貰えたらと思うのです。
そして、自分自身の心や身体の声にもっと耳を傾けて欲しいのです。
自分自身を見つめて欲しいのです。

できれば個人個人がカウンセリングやコーチングを受ける等して、何らかの気付きを得てくれたらと思います。
でも、そこまでしなくても、そういうことを意識できる時間を学校でもう少し作ってくれたら良いのになと思います。

そうすることで、「働くとは何か?」から「学ぶとは何か?」、そして「私とは何か?」と、マクロからミクロへと幅広く、人生について考えて認識できるようになると思うのです。

 

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