ライター

寺田琴美(てらだことみ) さん

化粧品会社勤務後、教育関係の仕事に携わった経験からブータン旅行中に出会った政府関係者の目に留まり、ブータンの小学校・高等学校にボランティアの日英講師として滞在。滞在先がブータンでも最も貧困だといわれる地域だったこともあり、日々目にする格差や子供たちの就業・就職問題に関心を向ける。

2011年春、ブータン政府の貧困地域の産業活性化プロジェクトにより生産されたアロマオイルを日本に初めて輸入。日本初のブータン専門アロマオイル輸入業Lotus&Herbs(ロータスアンドハーブス)をブータン人の共同事業主とともに設立する。

「生きとし生けるものすべてのしあわせ」をコンセプトに、農家との直接契約、パッケージのデザインなどを手掛けるLotus&Herbsはブータンから日本で初めて、そして唯一の専属契約業者としてアロマオイルを販売し、その日本代表を務める。

GNH(国民総幸福)に基づき、厳選に管理された環境の中で育まれたブータン製アロマオイルは、無農薬・野生種。これまでにない品質と香りの高さで、人々にしあわせと癒しを与える。

購入者の95%がリピートするというリピート率の高さ、またお客様の「ブータンのオイルを使用するとほかのものは使えない」といった声がやまない。

アロマオイル一番人気のレモングラス1種の販売でスタートしたが、現在、原料専用ガーデン計画を進行中で、幸福の国ブータンのアロマオイル事業の展開を通し、雇用や教育といった面からすこしでも子供たちの一助になれればと願っている。ブータン式にゆっくりと、そして、しあわせに幸せの国ブータンとの事業展開をライフワークとして活躍している。