大国主大神と和加須世理姫神の新婚の地⁉︎ 恋愛&結婚運を高める神社☆那賣佐神社1

相手を好きという気持ちよりも、想い続ける苦しさの前に負けてしまう人も多いのではないでしょうか?

お待たせしました、和加須世理姫神が大国主大神をとびっきりのイイ男に育てたコツを教えていただける神社のご紹介です。

 

葦原で一番のイケメン☆葦原醜男命

前回ご紹介しました岩坪神社からほど近い場所に鎮座するこちらは那賣佐神社(なめさじんじゃ)。
由緒看板には大国主大神の若かりし頃の御名の一つ、葦原醜男命と書かれています。

「葦原醜男命って、なんかブサメン(不細工なメンズ)みたいな名前じゃない⁉︎ 大国主大神ってイケメンじゃないの⁉︎」

と、思ったアナタ、それ、間違いです!
この御名を簡単に現代風に訳すなら、

「葦原で一番強くてイケてる男」

なのです!
この御名を名付けたのは、可愛い愛娘の和加須世理姫神を奪われた須佐之男神が名付けたもので、須佐之男神からすると、

「葦原で一番強くてイケてる憎いあんちくしょ~!」

ということでしょう。
どんなに可愛い娘であっても、いつかは自分から旅立ってしまうもの。
須佐之男神だって多くの姫神の心を奪って妻としたのです、こればっかりはどんなに悲しくとも阻むことは出来ず、涙を呑んで2人を祝福し、送り出したことでしょう。

 

恋の試練を疑似体験出来る階段⁉︎

さて、そんな憎いあんちくしょ~……じゃない、葦原醜男神と和加須世理姫神を祀る神社は、これでもかっというくらい階段が続いた先に鎮座しています。

二の鳥居をくぐってもまだ続く階段は、葦原醜男神と和加須世理姫神が須佐之男神より試された愛の試練をその知恵と度胸で乗り越えた様子を表している…かもしれません。

あとちょっと! けれど、このあとちょっとが厳しい!
足はガクガクと震え、息もゼェゼェと上がります。
神社なら拝殿が見えているからあとちょっとだと頑張れますが、これが人生となると、この一番苦しい後ちょっと時期で諦めてしまう人も多いのではないでしょうか?

人生は大きすぎるとして、恋愛もまた一緒。
相手が振り向いてくれないから諦める、好きになってくれないなら無駄なだけ……と、相手を好きという気持ちよりも、想い続ける苦しさの前に負けてしまう人も多いのではないでしょうか?
それって、結局の所、相手よりも自分が好きで、自分が可哀そうだって思いが勝っているのかもしれません。
それで恋を諦めて、悔いが残らないかというと、やっぱり悔いが残るんですよね。
なので、どんなに苦しくとも、好きならとことん好きでい続ければいいですし、相手に迷惑をかけない様に、自分の中で想い続ければいいのではないでしょうか?

きっと、神代に和加須世理姫神もそんな想いを抱いたことでしょう。
その想いがあるからこそ、忍耐強く夫を支え、夫の留守には代わって国を守れる后となれたのでしょう。

で、そのコツをさらに……、いきたいところですが、いつもの癖でかなりの長文になりますので、また次回ご紹介したいと思います。

こういう引っ張りも、恋の駆け引きには大切ですよ~。
全てを一気にさらさないというのもモテるコツなのですわ♪

 

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