マラッカはプラナカン文化発祥の地だ。
プラナカンとは15世紀に中国からマレー半島に移住した中国系移民の子孫のこと。
ポーランド、オランダ、イギリス、とヨーロッパ最強国に支配され翻弄され続けたマラッカだが、人々の生命力は強い。
中国移民と現地マレー人とのカップリングにより生まれたカルチャーはカラフルでキッチュ。
あちらこちらに今なおその面影を色濃く残す。
どこか京都を連想させるような長屋。
象徴的な教会。
少し歩くだけで街並みには彼らの息遣いが感じられる。
昔と今に思いを馳せるワンデイトリップに最適だ。
オランダ広場にあるムラカ・キリスト教会は、マレーシア最古のプロテスタント教会でもある。
マラッカ川を渡ると、すぐにチャイナタウン。
そこは2階建ての趣のある長屋が並ぶ。
サンチェゴ砦から街を見守るセント・ポール教会。
この地での滞在の後、日本へ布教の旅に出た宣教師ザビエルの遺体を一時ご安置していた。