「まみちゃん、ここに座ってごらん」と言われ、名前詩人みのるさんの前に座ると、3分ほどで書いてくださった、私の名前のストーリー。
何も言ってないのに、私の心を正確に映し出していました。
そして「これでいいんだ……」という勇気がハートに沁みこんでいくのを感じました。
名前詩人「みのる氏」の経歴
前回の記事から少し時間が経ってしまいましたね。
実は、もっとソウルジョブのことを知ってもらうための取材をしていました。
私が尊敬し、親しくさせて頂いている、名前詩人みのるさんのお話です。
リクルートを経て、ベンチャー企業で何十億という売上げを立てていた、彼の経歴は華麗です。
ただ苦しみも人一倍味わっています。
38歳でうつ病とアルコール依存症を患い、寝たきりの生活も余儀なくされた彼は、総入れ歯にもなり、社会から完全に隔離された生活を送っていました。
でも、今では「名前詩人みのる」として全国に引っ張りだこの人気を誇っている彼の軌跡は、宇宙の深い愛に導かれています。
命を絶つことを考えながら、自分の部屋で書いた「悲しい」という最初の言葉。
それが彼の心の本当の声だったのでしょう。
ソウルジョブに欠かせないもの……
自分の本当の心の声に耳を傾けるという、私たちが忘れてしまっているソウルジョブに欠かせない一番大切なことを聴いたとき、運命の仕事の扉が開かれました。
彼は無心で自分の心の声を一生懸命書いていったのです。
もう一つ、運命のソウルジョブに大切な要素、目の前にあることを一生懸命するということをしていたのです。
うつ病を患っているときというのは、起き上がっているだけの気力自体もありません。
それでも今、自分ができること、誰が見ていなくても自分の心が少しでも求めていることを、彼は一生懸命し続けていたのです。
それが地元で小さな展示会を開くことになり、癒や詩絵(いやしえ)として色々な人に喜ばれる作品へと成長していきました。
立ち上げたうつ病の自助グループ「心の広場とやま」は、何度も新聞で取り上げられるほど脚光を浴び、彼自身が心理カウンセラーとして活動をすることにもつながりました。
みのる氏を変えたある一つの出来事
人の心の深遠さを追い求めるうちに癒や詩絵は、自分の名前が大嫌いなある男性の言葉によって大きく変化します。
癒や詩絵の言葉がその男性を余計に苦しめていることを知ったみのる氏は、男性の「正」という名前からインスピレーションを受けた言葉を男性に贈ります。
その言葉が男性の心を大きく前進させるのを目の当たりにし、名前はその人の存在そのものであり、それを肯定されるということは、自分の人生のすべてを肯定されるのと同じことだと気付いたとき、その名前が持つパワーや生命力を引き出し、それを即興で「詩」にしてパステル画と組み合わせ、1枚の作品に仕上げた「名前詩」の創作をはじめました。
そうして「名前詩人みのる」が誕生したのです。
彼は人生に見捨てられたのでしょうか?
いいえ、違いますよね。
人間の理解をはるかに超えたソウルジョブ
うつ病の彼だけをみると、人生の落伍者に見えたかもしれません。
でも実際は、宇宙の壮大な愛に守られた美しい物語の主人公の一人なのです。
運命の仕事は、宇宙の計らいそのものなので、私たちの理解を超えています。
だからこそ、あれこれと考えることなしに目の前にあることを一生懸命にすることが大事なのです。
そうすれば、宇宙があなたをあなたがいるべき場所に導いてくれるのです。
次回は、前回お伝えした、占星術チャネラーとしての観点も踏まえて、まとめをお伝えしたいと思います。
◆名前詩人みのる氏のHPはこちら