セドナから愛をこめて「アイル・グラハムの光日記」29話

ツインフレーム。

以前、この木からそう聞こえた。

ここは私の家の近くのハイキングトレイル。

時々、ふっ、と思いついた夕暮れ時、赤い岩がオレンジ色に染まるのを見に来るところ。

ここの景色は、ハートの中のジェル状になった私の感情をサラサラの液体にして、私の目や鼻から出してくれる。

かなり古い感情なので、自分でもこれといって思い当たらないことが多いけれど、出て行く時の感覚は、開放感と癒し。

頬を伝う涙をペロっとなめて、しょっぱいな……、出てきているな……と、ただただ感じて流している。

先日、ここを歩いた時、ツインフレームの木の後ろに、センチュリープラント(アガベ)が花をつけていた。

一生に一度だけ花を咲かせ、そのあとは枯れて、大地に戻り、次世代に向けての肥やしとなる。

その一生は、約30年くらい。

時が満ちた時、いっきに幹を伸ばして、花を咲かせる。

その花は、とても鮮やで艶で、「私の子孫をいろいろなところに運んで残して~」と、虫や鳥たちにアピールしているみたい。

それをツインフレームの木が優しく見守っている。

 

「ツインフレーム」

人間という肉体を持つ前に、一つだった魂が、3次元に生まれる時に二つに別れた存在。

大抵は、男女に分かれ、離れたところで、同じ魂の目的に向かって、 それぞれにいろんなことを経験して、魂を精進させている。

魂の成長のプロセスにおいて、私たちは、誰でも感情体というトンネルを通る。

そのトンネルは、自分の感情の渦でできている。

私たちは、そこで思ったり、行動すると、なかなかうまくいかないことを経験する。
感情体での経験は、すべて幻想……。

そこから抜け出て、メンタル体(意識体)から大きな視野で見渡した時に、真実が見える。

感情体にいる時に、ツインソールに出会うと、まるてジェットコースター。
もともとは、同じ魂だから、 良い時には、最高に良くて、ぶつかる時は最悪。

でも、神様のお計らいで、感情体での経験中には、なかなかツインソールには出会えないような仕組みになっている。

魂の精進中に、ツインソールに出会ったと感じる場合は、大抵は、ソウルメートに出会っていることが多い。

私たち人間は、自分の感情が満たされないと、切なくなり、誰かにそこを埋めてもらいたくなり、他人を求める。
自分がそういう感情を抱いていたら、自分は、まだトンネルの中……というシグナル。そして、トンネルを抜けることに意識を向ける。

期待とかコントロールまみれのトンネルから抜け出て、メンタル体で大きな大きな宇宙視野で考えたり行動ができるようになった時、
ツインソールと出会えるようになっている。

天使界のエロフィムも、 アセンディッドマスターたちも、皆、ツインフレームと対になって、大いなる存在からもたらされるお仕事をしている。

高い意識で繋がったツインフレームは、最高の光とエナジーを発しながら、天命に沿っていろいろなことをマニフェスト(実現)していく。

このツインフレームの木とセンチュリープラントを見てたら、高次元のツインフレームが、私たち人間を、トンネルの先へと導き、自分のオリジナルの花を精一杯咲かせなさいと応援しているように見えた。

セドナは、感情体のトンネルのお掃除をいっぱい手伝ってくれるところ。

身を委ねて、気持ちの良い涙を流させてくれるところ。

いつもありがとうございます。

 

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