「成功している人は、なぜ神社へ行くのか?」著者・科学者であり霊能者の「リュウ博士」がいよいよ登場!

八木龍平さんは、 神社が伝える「和の叡智」の語り部。スピリチュアルな経験と科学の知識を合わせて、時代をこえる知恵を残すべく活動中です。

例えば神社で参拝する時、歴史上の偉人と神社の関係を知りたいという意識でいると、知っている人の名前が説明書きにあれば「あ、この人が来ていたのか」と思う。そこを意識していなければ、情報を知らずに通り過ぎてしまうはずですから。

本にも書いたように、知る→愛する→貢献→パフォーマンスが向上する。愛が高まるほど結果に貢献=コミットメントしようという意欲が高まる。このコミットメントこそ心理学的にも「成功の鍵」。経営も教育もつきつめれば愛とコミットメント。神さまから愛されるには、まずは神さまを知ることです。
神社の歴史をかんたんにでも知っていると、参拝したときの神の風の吹きぐあいが違いますよ。

その昔、神さまは大気に満ち満ちていた⁉︎
昔から、岩や木はご神体として存在します。というのも昔は、神社という固定の場所がなかった。今では「神社」という参拝の場所が固定としてありますが、昔は移動していたわけですね。つまりいちいち神さまを降ろしていた。現在でもやっているのは、例えば地鎮祭などです。神さまを降ろす言葉を唱えてご神事をやるわけです。

降りてきたものは、天に帰る?
昔は、おかえりくだいという言葉で、スーと上にあがっていった。大気に満ち満ちているととらえたのでしょうね。宇宙に広がっている、という言い方でも今だったら良いのかもしれない。空一面の、「天」という概念。空一面にひろがっている存在として。

現代も大昔も、お互いに高め合う関係にある
人々の信仰の気持ちは、神さまの栄養のようなものです。人々が敬意を持って参拝することで、神さまの徳も高まっていく関係にある。これは鎌倉時代の御成敗式目(※1)の中にも書かれています。
これは想像ですが、大昔は、より神さまと人間の関係は近かったと思います。むき出しというか。今はだいぶ距離があるのかもしれないですね。
(※1/御成敗式目(ごせいばいしきもく)。鎌倉時代に、源頼朝以来の先例や道理と呼ばれた武家社会での慣習や道徳をもとに制定された、武士政権のための法令(式目)。(ウィキペディア参照))

地球全体を崇高なものとしてみていると、鳥居の一歩外、全体が聖域と思うのですが……?
そうですね。本の中で、神社をあの世、鳥居の外がこの世という言い方をしていますが、大昔はあの世とこの世の境界線がもっとゆるかったと思います。
例えば沖縄などでは原始信仰というものが今も色濃く残っています。宮古島にある御嶽(岩)へ、道なき道を歩いて参拝へ行ったことがありますが、それはもう五感というか六感というのか自分の体全体にエネルギーが伝わってきて、何かに包まれたように一体になってしまう。やはり境界線のゆるさでしょうね。今とは違うのだろうと感じます。

神社の今。外国人が8割⁉︎ いまや地球の神さまへ
例えば、明治神宮など有名になった神社は、多くの人に知られることで、熱心に通っていた一部の人たちの足が遠のいたことは否めないかもしれません。ですが、明治神宮の一般化が進んだことは、悪いことではない。信仰心が薄い人も来るようになったわけですが、それは神社側からすれば「明治神宮というネットワークに参加する人が増えた」わけで、結果的にプラスの面があるはず。年に一回でも参拝に来てくれる人がいると、それでネットワークが繋がっていきます。
春日大社にしても、いまや海外からの参拝客が約8割と考えると、その存在は「地球の神様」みたいなものになっているのではないかと思います。

日本人の行動を海外の人たちが見て驚くことの一つに、勝手に行列や整列をするという行為がありますね。こうした整列・行列文化は、年に一回でも神社で参拝する文化と無関係ではないと思います。どこかで連携しているのだと思います、私たち日本人は。

(続く)

次回は、家系・ルーツによる神社との繋がり、本には書かれていないお話、これからの神社・神さまとの繋がり方などをお届けします。

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祈りの合言葉は、ハ・キ・カ・マ・サ
祝詞-Norito-
ハライタマエ・キヨメタマエ・カムナガラ・マモリタマエ・サキワエタマエ

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八木龍平さんプロフィール
神社が伝える「和の叡智」の語り部。スピリチュアルな経験と科学の知識を合わせて、時代をこえる知恵を残すべく活動中。2016年7月発行の『成功している人は、なぜ神社に行くのか?』(サンマーク出版)は発売7ヶ月で25万部突破のベストセラーに。Ph.D.博士であり、専門は社会心理学。臼井レイドウレイキマスター、日本の神様カード公式認定リーダー。

【公式HP】
http://ryuhei-yagi.com/
【ブログ】リュウ博士の自分で考えるスピリチュアル
http://ameblo.jp/shoutokureiki/

「成功している人は、なぜ神社に行くのか?」
八木龍平・著/サンマーク出版 (2016/7)