コラム「幸せにでもなってみるか」Part.17~ストレスとの向き合い方~ガクト(気功家・ヒーラー)

努力の先には成果が待ってなければなりません。 その努力の結果が良くも悪くも、一定の答えが導き出されなくては、それは永遠に努力だけする苦悩、「ただ永遠に続く苦痛」なのです。

~ ストレスはより強い痛みを生み出す ~

まず最初に、すべてのストレスを取り除くことはできません。
なぜなら全ての生命はある程度のストレスを受けることで成長するからです。
例えば体を鍛えるとき、筋肉に負荷(ストレス)をかけることで筋肉細胞を破壊し、新たな筋肉組織を生み出すことで、筋肉量を増やしていきます。

食物などもある程度、水の供給を制限することで強くて丈夫な根が育ち、トマトなどは水の代わりに海水を時々与えることで、甘みがある真っ赤なトマトが生まれます。

蚊に刺された場所を爪で×印をつけたり、つねったりすることで、ある種の気持ちよさを生み出したり、風邪をひくと熱が出ますが、熱が出ることで体内のウイルスをやっつけてくれます。そうやって全ての生命体が痛みを克服するために新たな痛みを生み出す好転反応が起こります。

こうして、ある程度のストレスは様々な生命体の進化の過程においてとても重要な役割を果たしています。
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「成長性を持つストレスとそうではないストレス」

ほとんどのストレスには原因と結果といった因果関係が存在いします。
たとえば右利きの人に比べ、左利きの人の方が寿命が短いというデータがあります。
それは、世界中の多くの文化が右利き基準に作られていて、知らず知らずにストレスが少しずつ蓄積されていくことで、そのような結果が出たと推測されました。

たとえば「ドア」を開けるとき、ほとんどのドアノブは左側についています。
これは右利きの人が開けやすくするためであり、仮に左利きの人がそのドアを開けようとすると、右利きの人に比べ、ひと手間ふた手間余計な動作が発生します。
他にも高速道路の料金所、パーキングの自動改札口、ジュースの自動販売機のコイン投入口も右についています。

ストレスが蓄積しやすいからか免疫力が弱く何だかのアレルギーを持っている方が多いというデータが出ています。
そんな左利きの方ですが、実は優秀であるというデータが米国ジョンズ・ホプキンス大学の心理学者チームによって出されています。
偏差値が高いというデータもあり、またスポーツや芸術性にも高い才能を発揮するデータが出ています。

ストレスと上手に付き合えるかどうかは、そのストレスが進化・向上の過程である成長性ストレスかどうかにかかっていると言えます。

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「自分のストレスの限界に気付いてやる」

成長するために必要なストレス。
しかし、成長性のないストレスも存在する。

努力の先には成果が待ってなければなりません。