【蝉は美女が生まれ変わった姿】
「斉女」とは、果たしてどんな虫なのか? 日本でもかなりポピュラーであり、特に今の季節には「風物詩ともいえる存在」です。一国の王に見初められるほどの美女が生まれ変わったその虫とは「蝉」。これを読んでいる方の窓の外でも、激しくないているかもしれません。
あまり「美しい」というイメージがない蝉ですが、長い時間を地中で過ごし、地上に出ると鳴き声と共に、その短い命を燃やす姿から、日本だけでなく、さまざまな地域で「特別な存在」として知られています。
【数十億匹が一気に地上に出てくる周期ゼミ】
ちなみにアメリカでは、13年もしくは17年という周期で発生する「周期ゼミ」が存在しています。これらの蝉は特定の地方だけで、「数十億匹というものすごい数が地上にでてくる」という珍しい蝉です。同じ周期でも、種類によって発生年が違うので、周期ゼミとはいっても、毎年どこかで発生はしています。
ちなみに、今年は去年に続いて、13年ゼミと、17年ゼミが双方発生するタイミングとなっていますので、アメリカでは今頃、かなり蝉の鳴き声が響き渡っている地域が2つはあるということになります。
【蝉は無常観の象徴だった】
日本ではそんなに一度に発生することはありませんので、短い命を持つ蝉を「もののあはれ」という、古来から伝わる無常観の象徴としてきました。しかしながら、実際には蝉の寿命は意外と長く、1ヶ月程度は地上に出てきてからも生きていることができるようです。
【幸運を運び、永遠の美をもたらす】
西洋では日本や中国とはまた違ったとらえ方をしています。蝉は夏の到来を知らせる虫であり、夏と同時に「幸運を運んできてくれるもの」なので、幸せのお守りとしているのだそうです。
また、様々な国で共通する要素としては、地中から現れて脱皮を繰り返す姿から「復活や生命」の象徴とされています。中国では、蝉の彫刻は「復活や、永遠の美をもたらしてくれる特別なアイテム」として知られているのです。
蝉というと、「うるさいだけであまりいい印象がない」という方も多いかも知れませんが、女性にとっては、色々と共感できる部分があるだけでなく、復活や生命力、永遠の美といった、「女性にとって必須の要素」をもたらしてくれる存在ですので、蝉の彫刻や、アクセサリーなどを見つけたら、積極的に身につけることをオススメします。
Beautiful woman is reborn insects.
Cicada can carry Lucky and bring beauty.