スピリチュアルヒーラー

スーザン・オズボーン(アメリカ)

Susan Osborn

ミソネタ州生まれの歌手であり、ヴォイスワークショップを主宰。ヒーリングミュージックの女王として、人々の魂に響く歌声で世界中に癒しを与え続けている。

 

 

 

スーザン・オズボーン 対談

藤本 日本でも大活躍のスーザンさんですが、今回の来日は何度目ですか。

スーザン 確か39回目だったかしら。でも今回のように、9週間というロングステイは初めてです。

藤本 どんなスケジュールですか。

スーザン NHKの録画にCDの録音。それから東京をはじめ札幌、奈良、広島…とコンサートやボイスセミナー、ワークショップなどをしながら、全国を回ります。

藤本 先日、東京でのコンサートに参加させていただきましたが、とても素晴らしかったですね。会場がお寺(東京都大田区・実相寺)だったせいか、ホールコンサートとはまた違って、スーザンさんと私たち観客とが、自然に溶け込んでいく感じでしたね。本当に素敵でした。

スーザン ありがとうございます。私のコンサートでは、とくに後半ですが、会場がシーンと静まり返ることがよくあるんですよ。いつも皆さんに話すのですが、拍手をしたい人はしてもいいし、静けさを味わいたい人は、しなくてもいいって。

藤本 日本人には、実はそれが難しいんですね。正直私も、あのときは迷ってしまいました。拍手をしたほうがいいのかどうか。

スーザン 正直な人ね、藤本さんは。多くの日本人がそうかもしれませんね。でも、拍手は皆がするからするものではなくて、自分がしたいと思ったときにするものでしょ。心の底からわき上がってくる気持ちをそのまま表現すればいいんです。

藤本 周りを気にして表現できない。コンサートや舞台のスタンディングオベーションも、日本ではなかなかありません。

スーザン 一種の国民性といえるかもしれませんね。でも人間は感じる生きものなのだから、それを表現しないのはもったいないですよね。喜びも楽しさも、そして静けさも共有する。それがコンサートであり、歌が持つ力だと思います。

藤本 スーザンさんの歌声を聴いていて、何かこう訴えてくるものを感じました。上手にいえませんが、心だけでなく、からだ全体にという感じでしたね。スーザンさんが「ヒーリングの女王」といわれるのがわかるような気がしました。

スーザン 「アース・ミュージック」とよくいわれますが、歌うことは、地球上のありとあらゆるものにつながる行為だと思います。歌を聴くことや、歌うことがきらいな人はいないでしょう。

藤本 歌っているときは、いつも何を考えているのですか。

スーザン ほとんどは、言葉。歌詞をそのまま考えているかしら。詩の意味はとても大切ですから。自分の心に焦点を当てるためにイメージも広げています。心の内側に、映像を見ながら歌っているんです。
出典 トランタンネットワーク新聞社

 

 

スーザンさん「豊かさとは、瞬間ごとの喜びの状態が長く持続することだと思うの。今、この瞬間に喜びを感じるべきなのよ。
私たち人間は全てを理解しているつもりになっているけど、実際には全く分かっていないのよね。だって考えてみて。私たちは宇宙の真ん中に浮かぶ泥の固まりの一つに生息しているのよ。そしてその固まりは、私たちが生きるための全てを長年提供し続けてくれている・・・。それ自体、奇跡だと思わない? でも、この先どうなるかなんて、なんの保証もない。
みんな未来に対する幻想を抱いているけど、この瞬間、私たちがこうして地球に生きていること自体、奇跡なのよ。他の惑星の写真とかを見ると、地球のように蒼い星ってないじゃない? それほど地球という星は特別で、その星に暮らす私たちは恵まれているのよね。だから、その事実をちゃんと認識して生きなければいけない。桜の木は、私にそういうことを分からせてくれたの。
私が思うに、人間は助けが必要なの。そしてその助けは、人間同士だけとは限らないと思うのよ。この世の中には様々なエネルギーが私たちに手を差し伸べてくれている。だから私たちは、ただ助けを求めればいいだけなの。そして雑念に捕らわれたり、幻想を抱くことなく、本当に必要なものに目を向け、耳を傾け、集中すればいいの。そうすれば自ずと必要なものが見えてくるはずだわ」

出典 The Flint Stone

 

 

 

スーザン・オズボーン  チャリティーコンサート

2013.10.12

歌声で心を癒やす スーザン・オズボーンさん、聴衆魅了 石巻西高

世界を舞台に活躍するヒーリングミュージックの女王スーザン・オズボーンさんのチャリティーコンサート「虹の天蓋(てんがい)」が11日、石巻西高(斎藤幸男校長)の体育館であった。

「東日本大震災の被災者の心を歌声で癒やしたい」というスーザンさんの希望を受け、石巻南ロータリークラブ(日野節夫会長)が主催した。

スーザンさんはピアニスト木原健太郎さんの演奏に合わせ、日本語と英語を織り交ぜた「上を向いて歩こう」を皮切りに「ジュピター」や「枯葉」などを披露。会場いっぱいに響き渡る美しい歌声で生徒や保護者ら800人を超える聴衆を魅了した。

木原さんのピアノに加え、西高吹奏楽部(後藤奈緒部長)のメンバー約20人が演奏した復興支援ソング「花は咲く」では、聴衆と一緒に歌う場面もあった。趣向を凝らした演出で大きな拍手が送られた。

スーザンさんのコンサートは12日午後6時半から、石巻市中央2丁目のコミュニティカフェ・かめ七でも開かれる。入場申し込みは既に締め切られている。
出典 メディア猫の目

 

 

 

 

スーザン・オズボーン  ボイス・ワークショップ

ボイス・ワークショップ SILENCE & SONG

歌を歌うということは奥深くから沸きあがる人間の本能に近い創造的な行為といえます。人間の「感情の消化器官」の重要な一部で、人間としての構造の奥深くに複雑に織り込まれた贈り物とでもいえましょうか。長い時間と共に、自然や自分自身からも切り離されてしまった人間は、歌を歌うことを課外的な娯楽として、自らを表現することである歌うことを専門家に任せてしまいました。このレッスンは、もともとの力と歌うことの目的を再認識するため、ご一緒に考えて見たいと思います。

 

歌詞をつけずに呼吸と共に歌うという道程は、ため息の音、そして歌と続き、感情のエネルギーと共に清涼感と一体感のある場所へといざなってくれます。それこそが、本当の自然との再会といえるのです。

歌うことで、自身の中心を捕らえ、本当の自分とつながり、それが美しさと真実を創造し、人々と分かち合うことが出来るのです。歌うことは魂の直接の言葉で、才能のあるなしにかかわらず、誰にでも備わっているものなのです。歌は、言葉をこえて、人から人へ伝わる普遍的なコミュニケーションといえます。

 

このワークの主な活動(フォーカス)は「思いやりのある立会いの力」です。どのように自身を聞き、お互いを聞くか。歌が終わると、沈黙の中に身をおきます。感情の本質を確かめ、どのように声に影響をあたえ、声を作っていくか、歌が感情的、身体的、精神的健康に強く影響するということも体験していきたいと思います。

 

沈黙と歌は、経験や才能に関係なく、声を明瞭にし、声量に幅を持たせたい、コミュニケーションのツールとして役立つ歌い方を知りたいという方、また創造と感情の融合、そして深い沈黙へ続く小道としてのツールとして歌いたいと望む方なら誰にでも、このレッスンを受けていただけると思います。

(Feb 12, 2009)

出典 Susan Osborn