聖者

シルディ・サイ・ババ(インド)

Shirdi Sai Baba

インドの霊的指導者。1918年の没後もインド各地のサイ・ババ寺院で多数の崇拝者に敬われている。シルディの町のイスラム寺院に住み、サイババが与える「灰」によって病気が治る、水に火を灯すなど、多数の奇跡に聖人として崇められる。

 

 

 

サイ・ババ 教え

サイ・ババの教えは愛と神を中心とするもので、父なる神のもと人類は皆兄弟であり、すべての存在には神が内在しているがゆえに、すべての人を等しく愛し、助けるようにと説いている。

サイ・ババがよく説く教えには次の4つがある。

  1. カーストはただ1つ、それは人類というカースト。宗教はただ1つ、それは愛という宗教。言語はただ1つ、それは心という言語。神はただ1つ、そして、神は遍在」
  2. 「すべての人を愛し、すべての人に奉仕せよ」(Love All, Serve All)
  3. 「つねに助け、決して傷つけてはならない」(不殺生の思想)
  4. 「愛(プレーマ)は私の姿、真実(サティヤ)は私の息吹、至福(アーナンダ)は私の糧、私の人生が私のメッセージ、拡大が私の人生、愛に理由はなく、時を選ばず、生じることも滅びることもない」

また、人間の苦楽はすべて過去生における行いの結果であり、根本的にはカルマすなわち因果からは逃れられないが、本人の善行と神の意志によりその結果を変えることができるとも説く。
出典 Wikipedia

エゴを取り除くにはどうしたらよいか

怒り、憎しみ、エゴ、プライドといった感情が自分の中から生じても、その餌

食になってはなりません。そのような感情が湧き上がってきたら、しばらくの

間静かに座っていなさい。そうする代わりに、したい放題だれかをしかりつけ

たり、叩いたりして、怒りをぶちまけてはなりません。どうすればそれを実践

できるでしょうか? 1 ファーロン(約 201 メートル)歩きなさい。そうすればあ

なたの怒りは消えてしまうでしょう。もっと簡単な方法は、鏡の前に立って怒

りに満ちた自分の顔を見つめることです。あなたはその顔を嫌だと思い、嫌悪

感を抱きつつ自分の顔を見ることでしょう。そうしたら、思いっきり笑い飛ば

してごらんなさい。怒りはどこかへ行ってしまうでしょう。それをするのも難

しいようなら、洗面所へ行って水道の蛇口をひねりなさい。そして、蛇口から

流れ出す水の音の調べを伴奏に、なにかよい歌を歌い始めるのです。そうすれ

ば、怒りは必ず消えてなくなるでしょう。あるいは、コップ一杯の冷たい水を

飲みなさい。このようにして、穏やかで安らかな気分を取り戻す方法や手段を

探さなくてはなりません。それをしないで、怒りが大きくなるのを許してしま

うと、心の平安を奪う怒りといっしょに、不安も大きくなってしまうでしょう。

決して仕返しを考えたり、売り言葉に買い言葉で応えたりしてはなりません。

『バジャン 神への賛歌』p146

 

まず、利己心を取り除く方法です。その第一の手段はバジャンです。あなたの

村や地域で、可能な限り多くの日にバジャンをしなさい。だれかの自宅ではな

く、あらゆる人が来て参加することのできる場所でバジャンを行いなさい。と

いうのも、自宅だとすべての人が歓迎されるわけではないからです。華やかさ

や外観を競うことなく、出費は最小限に抑え、できる限り簡素にバジャンをし

なさい。神は外面の見せかけでなく、内面の切なる思いを気にかけるからです。

『バジャン 神への賛歌』p19

 

蓮華の御足に捧げるべきものは、あなたのエゴイズムです。全ての慢心、全て

の分離感、全ての迷い、エゴイズムから生じた全ての執着を、「かれ」に捧げな

さい。それがあなたの為さねばならぬ礼拝なのです。「わたし」に、あなたの内

にある一切の悪を持ってらっしゃい。それをここに残して、わたしの所有する

もの、即ち霊的愛を「わたし」から持って帰りなさい。全てを「唯一のパラマ

ートマ(宇宙の根源力)によって動かされ、動機付けされているもの」と視る

能力を、身に付けなさい。

『黄金の宇宙卵』p200

 

セヴァは、霊性修行者に通常勧められる、ジャパや、瞑想、礼拝や、犠牲の儀

式よりも、効果的です。その理由は、セヴァは、エゴを消滅させ、至福を手に

入れるという二つの目的を果たすからです。

『セヴァ 真のボランティア』p20

出典 サイババ公式ページ

 

 

 

 

サイ・ババ ニュース
容態悪化…「神の化身」サイ・ババ、危篤で集中治療

2011.4.6 22:23 アジア・オセアニア

 死者をよみがえらせるなど数々の奇跡を起こしたとされ、鳩山由紀夫前首相の幸夫人も心酔していると伝えられたインドの超能力者、サイ・ババ(85)が危篤状態に陥り、インド南部の病院で集中治療を受けていることが分かった。(夕刊フジ

 AFP通信が伝えたところでは、サイ・ババは3月28日、肺と胸のうっ血で入院。病院側が4日夜に行った説明によると、容態は悪化しつつあり、人工呼吸器を付けて腎臓透析を受けている。病院には、心配した信者ら数千人が到着しつつあるという。

 サイ・ババは世界で最も有名な霊的指導者の1人。インドの神の化身と宣言し、「不治の病を治した」「死者をよみがえらせた」ということで、インドのみならず世界中に数百万人の信者を持っている。日本でも1990年代半ばにブームとなり、女性棋士の林葉直子(43)が「サイ・ババに会いに行く」として将棋界を辞めたことも。

 もっとも、インドでは社会奉仕者として広く慕われており、サイ・ババの財団はインドの保健・教育分野に資金援助を行っている。現在、サイ・ババが治療を受けている病院も、財団が援助を行っているという。
出典 MSN産経ニュース

 

 

インドの霊的指導者、サイ・ババ死去 85歳

2011年04月24日 16:28 発信地:プッタパルティ/インド

【4月24日 AFP】世界中に信者を持つインドの霊的指導者、サティヤ・サイ・ババ(Satya Sai Baba)が現地時間24日午前7時40分、入院していたアンドラプラデシュ(Andhra Pradesh)州プッタパルティ(Puttaparthi)の病院で心肺不全のため亡くなった。85歳だった。入院先の病院が発表した。

病院の発表によると25、26日の2日間、サイ・ババの遺体は最後の別れを告げる信者たちに公開される。死亡が発表されると、警察は悲しみにくれる大群衆を押しとどめ、平静を保つよう呼び掛けた。

病院の周辺には数週間前からサイ・ババの回復を祈る大勢の人が集まっていた。何もないところから物質を取り出したり、死者を蘇らせたり、死期が近いとされた人の病気を治すなどの超自然的な力を持っているとされたサイ・ババを崇拝する人は世界150か国以上に数千万人いるとされ、その中にはインドのアタル・ビハリ・バジパイ(Atal Bihari Vajpayee)元首相をはじめ裁判官、軍幹部や政治家のほか、インドのクリケット選手サチン・テンドルカール(Sachin Tendulkar)氏、米ハリウッド女優のゴールディ・ホーン(Goldie Hawn)氏らの著名人も多い。

■各地で医療施設などを運営

自分は1918年に死んだ聖人、シルディのサイ・ババ(Sai Baba of Shirdi)の生まれ変わりだと主張していたサイ・ババの団体は、インド国内の病院や診療所など健康や教育に関するプロジェクトに資金を出し、現在主流となっている医療を超える治療を提供できると話していた。

サイ・ババの団体は医療の他にも、世界各地で飲料水の供給施設や、大学、博物館、プラネタリウム、礼拝室・礼拝センターなどの施設を運営している。

プッタパルティのヒンズー寺院を振り出しに学校などの施設の一大帝国を築いたサイ・ババの影響力は世界中に広がった。サイ・ババを経済的に支援した1人で、レストランチェーンのハードロックカフェ(Hard Rock Cafe)を創業したアイザック・バートン・ティグリット(Isaac Burton Tigrett)氏はプッタパルティに移住し、自らの財産の大半をサイ・ババの基金に寄付した。

■「奇跡」には批判の声も

常にサフラン色のローブを身にまとい、アフロヘアのような髪型がトレードマークだったサイ・ババは1993年、ナイフを持って自宅に侵入してきた4人の男に襲われたが難を逃れた。サイ・ババを守ろうとした信者の2人が刺されて死亡し、その後到着した警察官らが4人の侵入者を射殺した。4人はサイ・ババを暗殺するつもりだったとされている。

サイ・ババの慈善活動やその教えは尊敬を集めた一方、サイ・ババが集会などで見せた金のコインや時計を取り出す「奇跡」には、批判する声も上がっていた。(c)AFP/Dibyangshu Sarkar
出典 AFP BBニュース

 

 

 

サイ・ババ 奇跡
サイ・ババは、ダルマ(正しい行い)とヴェーダを復興するために降臨したと述べ、16歳まではバーラリーラ(聖なる戯れ)を、17歳から32歳まではマヒマ(奇跡)を、その後は人類の教化を主に行い、世界をサティヤ(真理)、ダルマ(正義)、シャーンティ(平安)、プレーマ(愛)、アヒンサー(非暴力)に沿って導くと語っている。

その後の奇跡の中では、ヴィブーティー(聖灰)や指輪や時計、ネックレスやフリーサイズの腕輪などを出現させることが多く行われる。一部では、それらは手品であると指摘されている[1]が、サティヤ・サイ・オーガニゼーションはこれを否定している(問題の指摘の検証)。信奉者達はしばしばサイ・ババによるさまざまな種類の眼を見張る奇跡を報告する。それら奇跡の品々は、サイ・ババが手のひらを回転させて空中に出現させる場合、サイ・ババが河床の砂の中から取り出す場合、サイ・ババの住居から遠く離れた信奉者の家で間接的に突然出現する場合がある。遠距離での物質化は海外においても多くの例がある。

病気や怪我を治す奇跡の場合もそれと同様に、直接病人に触れたりヴィブーティーを与えることで治す場合と、病人の夢に出てきて夢の中で触れたりヴィブーティーを与えることで間接的に治す場合がある。サイ・ババは遠隔地で起こる奇跡について、

「私や私の本質を知ろうと試みて時間を浪費する必要はありません。その教師は誰かということではなく、私が教えていることを理解しなさい。というのも、私は皆さんの知性と力を超えているからです。皆さんは私の行いを通してのみ、私を理解するでしょう。そのため私は、私が誰かを明かすために、私の『名刺』であり皆さんが奇跡と呼んでいるものを皆さんに見せるのです」[9]

と、奇跡は自分の名刺代わりであると述べており、サイ・ババの遍在性を強調している。

インドには、現在でもサイ・ババの写真からヴィブーティー(聖灰)が出続けている所や、アムリタ(甘露)が流れ続けている所もある。これらの模様は1990年代に日本のテレビ局が取材し、全国ネットで放映された
出典 Weblio辞典

 

—サイ・ババ

—サイ・ババ

—サイ・ババ

出典 コトバダイスキ