スピリチュアルマスター

山川紘矢・亜希子(日本)

Koya Yamakawa, Akiko Yamakawa 翻訳家。1986年にシャーリー・マクレーン著の「アウト・オン・ア・リム」を翻訳以来、『前世療法』(ブライアン・L・ワイス著)、『ザ・シークレット』などを数々のスピリチュアルベストセラーを翻訳。海外作家からの信頼も厚く、自身の執筆、講演活動にも積極的。

山川夫妻 プロフィール

山川紘矢(やまかわ こうや)

翻訳家。1941年、静岡生まれ。東京大学法学部卒業。大蔵省に入省し、マレーシア、 アメリカなどで海外勤務を重ねる。1987年に退官して翻訳家に。

山川亜希子(やまかわ あきこ)

翻訳家。1943年、東京生まれ。東京大学経済学部卒業。夫・紘矢とともに海外生活を体験。外資系会社勤務の経験も。夫の退官後、ともに翻訳の仕事を始める。

共訳に『アルケミスト』(パウロ・コエーリョ著、角川文庫)、『聖なる予言』 (ジェームズ・レッドフィールド著、角川文庫)、『カミーノ―魂の旅路』(シャーリー・マクレーン著、飛鳥新社)、『心を癒すワイス博士の過去生退行瞑想』(PHP研究所)など多数。
出典 山川紘矢・亜希子公式HP

 

山川夫妻 インタビュー

─お二人がよく言われる「自分自身を知る」とは、どういうことですか?
紘:いろんな意味があるけど、まずは自分の価値を見つけるっていうことかな。自分の存在そのものがすばらしい。私は大学を出ているからとか、仕事ができるからとか、そういうことではない。生きているその命そのもの、この世に来たということ自体がすばらしいんです。

─皆がそれをできればいいけど、なかなか難しいですよね。
紘:この世は比較するからね。成績がいい人がいいとか、お金持ちのほうがいいとかさ。
亜:私たちは子どもの頃から「○○ができるからいい子」というふうに、外側につけられたもので判断されてきましたよね。でもそうじゃなくて、あなたがおぎゃーと生まれたときから、存在していること自体が凄いことなんです。
紘:そこをわからないといけないのに、今の教育も社会体制も間違っている。

─間違った価値観で育てられてきた人たちが、今また親になって子育てをしているから、根が深いですね。
紘:だから今の大人から変わらないといけないね。
亜:昔は私も、「自分を愛する」なんてことは、どういうことか全然わからなかったです。でも最近はテレビでも「自分を愛していますか?」なんて言っています。前とはすごく違ってきていますよね。
紘:少しずつは進歩していますよ。
亜:「自分を愛する」ということが、どこかで私たちの細胞レベルにも染み込んできたのかなと。

─その前は、自分を好きと言ってはいけないような空気が社会にあったんでしょうか。
紘:というより、「自分を愛する」なんていう概念自体がなかった。知らなかった。
亜:自分が自分をどう思っているかなんて、誰も教えてくれなかったもの。私自身も、自分っていうのは、人から評価される存在だと思っていましたから。
紘:でも、自分が自分をどう評価するかというのが自分自身を知ることの基本です。
出典 TRINITY WEB

 

翻訳の仕事を始めたきっかけは?

実は、何かそうなるように定められていたんじゃないかと思うくらい、運命的な 出会いがあったのです。

約20年前、夫はワシントンDCの世界銀行に勤務していて、夫婦二人でアメリカ暮らしをしていました。当時、シャーリー・マクレーンが自らの霊的な体験についてつづった『アウト・オン・ア・リム』が話題になっていたのですが、夫が秘書のデスクの上にあるのを見つけ、どうもおもしろいらしいというので、二人で読んでみることにし ました。

そうしたら、「私たちの知りたかったことが、全部ここに書いてある!」というくらいの衝撃を受けました。夫も私も翻訳の仕事なんてしたことがなかったのですが、「ぜひこれを日本で出したい!」という思いにかられて訳し始めたところ、思いがけずいろいろなことがスムーズに動き、無事日本で出版できることになりました。

翻訳家になろうという気持ちがあったわけではなく、それ1冊でおしまいにするつもりだったのですが、出版後に大変な反響があり、またシャーリーがその後年に1冊くらいのペースで新刊を出して、その翻訳の依頼が私たちのところに来て、という幸運が重なり、1987年に夫が勤めを辞め、翻訳の仕事に専念することになりました。夫も私も、40歳すぎてからのスタートでした。

 

現在の翻訳の仕事はどのように分担されているんですか?

たいてい、どちらかが全部訳して、それをもう一人のほうがチェックして、というかたちを取っています。

夫は人生訓やサクセスストーリーのようなものが得意ですが、私は物語性のある内容のほうが好きですね。仕事は一緒にやっていますが、興味の対象は結構違うんです。外国に行くときも、夫はアメリカ大好き、私は中近東などイスラムの国に引かれるものがあります。

夫は弟子を育てるといったことに興味を示したことがあり、一度下訳の人を頼んだことがありました。結局、その本はその方の訳ということで出して、夫は本の解説を書いただけでした。それ以来、そのようなことは試みておりません。私は、翻訳とい うのは単に英語を日本語に直すのではなく、言葉の奥にあるもの、著者のエネルギー を伝える仕事だと思っています。だから、初めから自分でそのエネルギーを感じながら、訳したいと思っています。

パソコンは10年くらい前に買って、自分たちのホームページを開いたりメールマガジンを発行したりしていますが、なぜか翻訳の原稿は今でも手書きでないとダメ。雑誌の原稿などはパソコンで書くのに、不思議ですね。

 

これから訳したい本は?

私たちが訳すのは、これからも今後も、精神世界の本です。 最近は、本国で出版される前から版権が売買されていて、アメリカでいい本と巡り会っても、もう訳者が決まっているといったことが多いんですが、私はそれも本にとっての一つの運命ではないかと思っています。

本には1冊ずつ運命があって、私たちの手元に届く本は、その運命によってたどり着いたのです。ですから、私たちも最初から最後まで自分たちで責任を持って訳すことで、その運命を引き受けてあげたいと思っています。

出典 英語トランス

 

 

山川夫妻 講演感想

新年早々、翻訳家の山川紘矢・亜希子ご夫妻のお話を聴く
機会に恵まれました♪

山川夫妻は精神世界関連の欧米の書籍を何十年にもわたり翻訳されてきて、その分野の草分け的存在です。
「アウト・オン・ア・リム」、「前世療法」、「聖なる予言」をはじめ、驚くほどその分野では有名な数多くの訳書があります。そして、ご自身の体験などを綴った作品も多く出されています。

私も、20年前から節目節目にご夫妻の翻訳による本を読んでは、その後の方向性に大きな影響を受けてきました。ちなみに私が特に好きな訳書はパウロ・コエーリョ「アルケミスト」です。

ご夫妻が翻訳しなければ、多くの大切な書に出会えず、生き方や気持ちのありかたも今のようではなかったと思うので、ご夫妻には本当に感謝です!

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ご夫妻がニコニコ並んで座っていると、それだけで周囲が明るく温かい光に包まれて、ありがたい縁起物を拝観しているような気持ちになれました。ホントお正月らしい^^

おしどり夫婦を絵に描いたような印象ですが、本当に仲良くなれたのはここ最近のことで、それは自分自身を本当に好きになれてから。自分を好きになれたら周囲との関係も良くなった、という亜希子さんさんのお話は、インナーチャイルドを癒やすことの大切さとの関連性を感じて、深く共感できました。

人間は脳=エゴにのっとられて、支配されている。脳=エゴが恐怖、心配をする。
多くの人は脳=エゴが本当の自分だと思っている。脳=エゴは真の自分について目覚めることを恐れている。
自分は正しい、ダメだ、嫌いだ、というのは脳=エゴの考えであり、それもひっくるめて、「そう考えているなあ」と、外から俯瞰できるようになればいい、とのこと。
心配してもいいけれど、そんな自分を「心配しているなあ」、と客観視すすれば、まずは大丈夫。

とにかく自分が好きなことをして、自分をほめて、頭で考えるのではなく導かれるままに安心して進んで行けばいい、年齢は関係ない、いつ始めてもいい、というお話しでした。

お二人とも、東大からエリートコースを進まれ、脳、左脳、思考の世界で頂点を極められた方がたですが、そのお二人だからこそ、脳(エゴや思考)のその先を見ていくことの大切さに早くから気づき、多くの人にその道を説いていく役割をすることになったのだろうなあ、と思いました。
出典 ほめでいこうよ

2011年1月14日金曜日
1/13 四谷エイトスターダイヤモンド スペース天夢で開催された翻訳家山川鉱矢・山川亜希子ご夫妻の講演会に行ってきました。「アルケミスト―夢を旅した少年」「ザ・シークレット」 など数々のベストセラーの翻訳を手がけているお二人、ご夫婦揃っての登場は珍しいとのことで会場は超満員でした。

2時間のお話の中から個人的に印象深かったキーワード、フレーズをご紹介します。

・契約を破りなさい。

山川夫妻が翻訳を担当し、4月に出版される「パワー」という本の一節。契約=自分で勝手に決め付けているルールでしょうか?もっと深い意味がありそうです。

・RPM

医学博士ディーパック・チョプラ氏の瞑想法。朝起きて(Raise)トイレに行って(???)その後瞑想(Meditation)の略。正式名称なのかジョークなのかよく分からないままメモ。。鉱矢さん、「これ覚えて帰ってくださいねー!」 と力説されてました。

・自由意志100% 運命100%

ある講演会でこのテーマについて話していた時 「自由意志50%、運命50%ではないのですか?」という質問を受けたそうです。鉱矢さんが質問にどう答えたのか昨日の講演会では詳しく触れなかったのですが、ここで使われている「%」の記号は自由意志と運命それぞれ50%ずつという割合を示すというより成分表示のニュアンスで使われてる気がします。自由意志も運命も、100%エネルギーという成分でできている。成分に目を向けてごらん。という彼のメッセージのように思えました。
出典 エネルギーのこと