スピリチュアルドクター

アンドリュー・ワイル(アメリカ)

Andrew Weil.M.D
医学博士。統合医療、薬用植物の世界的第一人者。ハーバード大学で植物学の学位を取得。アリゾナ大学医学校の診療教授、同校の「統合医学プログラム」の理事。『タイム』誌の「最も影響力を持つ25人の米国人」にも選ばれる。

公式サイトhttp://www.drweil.com/

 

 

アンドリュー・ワイル  形式

ペンシルベニア州・フィラデルフィア生まれ。ハーバード大学で植物学の学位を取得した後、ハーバード大学医学校を卒業した。国立精神衛生研究所やハーバード大学植物博物館の研究員などを務め、15年にわたって世界各地で伝統医学や薬用植物の利用の現地調査(フィールドワーク)に従事した。薬用植物の世界的権威とされる。

現在、アリゾナ州ツーソンにあるアリゾナ大学医学校の診療教授、同校の「統合医学プログラム」の理事を務める傍ら、ワイル・ライフスタイル研究所を設立・運営している。統合医学基金創設者、専門誌『インテグレイティブ・メディスン』編集長でもある。

著書『癒す心、治る力』[1]と『アンドルー・ワイル博士の医食同源』[2]は米国でベストセラーとなった。

出典 wiki

 

 

 

アンドリュー・ワイル  ワイル式とは

アンドルー・ワイル博士は、アメリカ合衆国の健康医学研究家、医学博士です。
現在、アリゾナ州ツーソンにあるアリゾナ大学医学校診療教授、
同校統合医学プログラム理事を勤める傍ら、
ワイル・ライフスタイル研究所を設立・運営しています。
統合医学基金創設者、専門誌『インテグレイティブ・メディスン』編集長でもあります。

400万年前にアフリカで誕生した人類のうち、厳寒のヨーロッパに移住した一部の人類が、
寒さゆえに、果物、野菜、穀物の収穫がままならないヨーロッパの地で、
仕方なくはじめた狩猟、牧畜の結果である肉食の習慣を基礎にしたのが栄養学です。
それが人類の基本的な生理に合わなかったからこそ、欧米食が種々の病気を惹起してきたのです。

世界中の医療を見て歩いたアンドルー・ワイル博士は、
その経験から今日の近代西洋医学には行き過ぎた面があり、
その振り子を修正するためには自然治癒力に立脚した医学、
つまり昔のヒポクラテスの時代に戻らなければならないと言っています。

植物は、光合成の働きによって太陽光線からエネルギーを作っています。
草食動物は、その植物を食べる事によって同じエネルギーを得ています。
肉食動物は、草食動物の肉を食べる事で、遠回りをして同じエネルギーを得ています。
体が大きく、肉食の度合いが大きい生物ほど、食物連鎖の上位に位置する事になります。

バターは常温で固まりますが、オリーヴ・オイルは液状のままです。
それと同じように、動物性脂肪は血液粘調度を増し、血管を詰まらせやすくします。
動物性蛋白質中心の食生活をすると、食物連鎖の頂点に立つという困った問題が生じます。
食物連鎖とは、エネルギー源として高等生物が下等生物に依存するという依存パターンの事です。

食物連鎖の上位に位置する生物を食べるという事は、
それだけ濃度の高い有害物質を口にするという事です。
環境中の有害物質は、食物連鎖の上位に行けば行くほど、それだけ濃縮されるからです。
穀物には微量しか含まれない有害物質は、それを食べる家畜の脂肪には高濃度で蓄えられます。
それに、食肉用家畜の飼育方法が家畜に不健康な生活を強いているという問題もあります。

ワイル式では、日本の伝統食や地中海の日常食を理想的な食事と位置づけています。
大半の日本人が伝統食から離れているとしても、日本人の食生活は検討するに値します。
なぜなら、西洋社会に蔓延している冠動脈疾患やホルモン性の癌が日本人に比較的少なく、
日本の伝統食が、西洋型病気の罹患率の低さに貢献していると考えられるからです。
実際に、乳癌患者が洋食を摂るのと和食を摂るのとでは、
後者の方が生存率が二倍長かったという研究報告があります。
日本の伝統食には、食材、調理法共に世界のどこにも見られない特徴的なものがあります。
出典 食べない生き方

 

 

アンドリュー・ワイル  名言
治癒は自然の力である。

気を楽にして母なる自然の仕事に任せよう。

 

動物を慈しみ、その世話をすることはいい修行になる。

 

自分の健康と幸福のために

適切なエネルギーをタイムリーに投資しておけば、

将来、莫大な悩みやお金が節約できる。

 

どんな人でも

本来自身のなかに治る力を持っている。

出典 コトバダイスキコトバスキー

 

 

アンドリュー・ワイル 植物少年だったワイル博士が医学の道を志すまで

― ワイル博士はどのような方なのでしょうか。

上野:

一言で言うと、本当にバランスの取れた人だと思います。年齢は僕と1つ違いで意外と若いんですよ。と言ってももう70過ぎましたけど。

ハーバード大学の医学部出身ですが、その前にもかなりいろいろな勉強をしているんですよね。高校生の時に交換留学で来日し、全くの言葉も通じないような異文化に触れたことが大きな経験になっているそうです。

留学の期間が終わってもすぐにアメリカには帰らず、船でアジアを周って帰ったそうです。インドを経由したり中近東を通ってヨーロッパにも行って、そして大西洋から帰ったと。

いろんな国を見て、それがまたすごく良い経験になって、その後、ハーバードに入ったのですが、最初に言語学部に入学しました。というのも、日本語やアジアのいろんな言語とか、ヒンドゥー語、アラビア語など、いろんな言葉に接して彼が気づいたのは、言葉が変われば世界観が変わるということだったんですね。それは正に真理だと思うのですが、言葉が変わるとなぜ世界観を変えるのかに彼は興味を持ち、ハーバードの言語学部に入ったわけなんですよ。

さらに人間の心を知りたいと心理学、子どもの頃から好きだった植物学も深めました。彼は小さい頃から植物少年なんですよ。彼と散歩をすると、木や草の名前も効能も、聞くと全部知っているから、いろいろ教えてくれるのですごく面白いんです。歩く百科事典のような人ですよ。植物が好きで、自宅にも農園や薬草のガーデンもあるし。植物学を学び、30代に近づいてから、最後に医学部に入ったわけです。

出典 TRINITY WEB

 

 

 

アンドリュー・ワイル 書籍感想

代替医療の権威アンドリュー・ワイル博士の「ヘルシー・エイジング」をやっと読み終えました。

この本は自由が丘のハーブ専門店グリーンフラスコ の本棚から

「買って!」と私に問いかけるように目止まり、運命的な出会いをした本。

大事な個所にポストイットを貼りながら読みました(笑)。

 

その後、多くの方がこの本を記事にしていらして、アンドリュー・ワイル博士の本との出会いに感謝。

2月にSUPERFOODS の記事を書きましたが、この本はSUPERFOODSの内容に加えて

更なる美容と健康と幸せの秘訣を医学博士の立場から詳しく分かりやすく書いています。
出典 Organic & Holistic life

 

 

 

 

 

 

彼の最も有名な本、癒す心、治る力 を今読んでいるのですが、その中で、数ページを割き、食生活についての項目がありました。

 

彼はローフーデストではないのですし、この本も、ローフードを推奨するような内容が書かれているわけではありません。どのようにすることでより健康に暮らせるか、彼なりの理論が記述されているのですが、その中で「治癒が起こりやすい食生活」という項目があります。

 

そこを読んでみると、ローフーデストなら誰でも理解しているだろうと思えることがほとんどなのですが、普段私がこうだ、と思っていることがそのまま文章になっているような感じでした。

 

彼は、食生活の中で特に脂質(脂肪)について理解することが非常に重要だと言っています。間違った脂肪の食べ過ぎは治癒力に非常に大きな損傷をきたすからです。細かい説明は省きますが、多不飽和油はとにかくとるな、食卓から追放せよ、と力説しています。

 

具体的には、すべてのマーガリン、植物油系の固形ショートニング、それらが使われた加工食品、多不飽和植物油(コーン油、大豆油、ゴマ油、ひまわり油、サンフラワー油)など。これらは熱処理と溶剤処理によってトランス脂肪酸がとても多く含まれているからです。

 

ローフーデストでも、ドレッシングに油を使用することは多々あります。

 

ではどんな油を使えばいいか?についても、博士はこの本の中で具体的に記述しています。

 

たとえばオリーブ油、ピーナツ油、アボカド油。これらなら多不飽和脂肪のようなガンのリスクは避けられます。ただし、それぞれの油の性質は大きく違うので、その利点と欠点を知っておかなくてはいけません。

 

長くなるのでこのあたりは興味ある方はぜひ本を読んでいただきたいのですが、博士はこの他にも食生活の項目で、オメガ3のこと、肉の取り方、野菜の取り方、乳製品や卵、食物の中に入る有害物質のことなど、とても具体的でわかりやすく書いています。

(出典 ローフード ダイエットで健康になろう)