仕上げ磨きでお口を開けるまでの体験談。 乳幼児の歯磨きは躾の延長線上で成立する?【4】

歯磨き

イギリスからこんにちは!

前回は、うちの子は歯磨きを嫌がるから他の子みたいにはできない! という思い込みについて【3】をお伝えしました。

今回は、なぜ、息子は夫にはお口を開けてくれるようになったのか思い当たる理由があるので、詳しくお伝えします。

これはあくまで、わたしの息子はこのような出来事がきっかけで歯磨きの時にお口を開けてくれるようになったのではないか? という推測です。

【注意点】こういう人もいるんだな程度に読んでください。
乳幼児の歯磨きでお悩みの方はお近くの小児歯科などでご相談くださいね。

 

イタリア人から学ぶ育児

私は現在、イギリスで育児をしていますが、一時期は夫と離れてイタリアでイタリア人の義母に手伝っていただきながら息子を育てていたことがあります。

夫はロンドンで働いていて、仕事に行ったら12時間くらい帰れない職場で忙しい状態でした。
周りに身内がいない状態で、異国の地での子育てに戸惑うことが多く義母の側で育児をさせてもらうことにしました。

義母は初孫がイタリアにしばらく滞在することに大喜びで、夫の親戚もみんなが息子に会えることを楽しみにしてくれていました。

 

駄々をこねたら叱る! は良いこと?

歯磨き

いつもすごく優しくて愛に溢れた義母ですが、息子が生後5ヶ月前くらいの時でもぐずっていたら「NO!」と叱っていました。

わたしは赤ちゃんとは〝泣くのも仕事〟だと思っているので、駄々をこねて泣くことに怒るのが正しいのかよくわかりませんでした。

その後はロンドンに戻り、ワンオペ育児をしていました。
夫の仕事がない日は、わたしが仕事へ行き、夫婦で協力して息子のお世話をしていました。

 

乳児にも厳しく躾

生後6ヶ月から1歳になるまでに、夫は息子がぐずって泣いていると少し厳しく叱るようにしていました。
わたしにもそうするように! と言われていたのですが、あまりピンときていませんでした。

ぐずって泣いていると怒るのは、乳児にはまだ早過ぎるのではないか? と思いました。

もちろん、外出先で息子が大声で泣いていたら周りに迷惑ですが、家で機嫌が悪くて泣くことは乳児にはよくあることだと思ったからです。

 

あれがイタリア式育児なのかはよくわかず……

わたしは自分のこれまでの人生で赤ちゃんに接することがありませんでした。
まだ姪っ子や甥っ子もいないので、赤ちゃんに出会うことがなかったのです。
また、海外で育児をしているので日本人のママとたくさん会話ができる機会もないので、何が正しいのかはイマイチよくわからないです。
また、わたしの場合は国際結婚をしていてロンドンで出産しているので、驚くほど日本の育児とは違う子育てをしている可能性もあります。
そして、イタリアの義母と一緒に息子のお世話をしたので、イタリア式子育ても混ざっていると思われます。

ぐずっていたら「NO!」と叱ることがイタリア式なのかもよくわからないですが……

義母や夫は、何度も「BASTA FARE I CAPRICCI」(わがままを言うのをやめなさい)という言葉を息子に言っていました。

 

駄々をこねて叱る躾は歯磨きに良い影響!?

歯磨き

1歳を過ぎてからは、息子が駄々をこねるとかなり厳しく夫が叱るようになりました。
泣いている息子を抱きしめてあげたい時も何度もありましたが、夫が叱っている時にわたしが優しくすると息子が混乱するので、見守ることしかできなかったです。

両親の両方の態度を統一しないといけないので、そこにはわたしも気をつけました。

後ほど、これこそが息子の歯磨きにも影響しているのかもしれないと思いました。

結果的に夫が「あーん」と言ったら歯磨きをさせてくれるようになりました。

歯磨き(親の仕上げ磨き)を嫌がることも、ぐずることと同じだと息子は認識しているのかもしれません。

歯磨きで子供が歯磨きを嫌がるは、〝嫌がっても、ママなら許してくれる!〟という甘えからきているのかもしれないです。

次回、乳幼児の歯磨きで技術的な観点で気をつけていただきたいことをお伝えします。

 

♦国際結婚生活〜パバンめいのロンドンの暮らし方
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