＊月蝕満月
自然界にあるものは、常に一定のリズムで変化しています。
日が昇り、沈むまでの一日のリズム。
月の満ち欠けの周期、変わりゆく季節の流れなど、
これらは科学的に説明をすることはできても、
科学の力でそれを止めることはできません。
夜空の月……その神秘的な姿に、
古来、『月には特別な力がある』と信じられていました。
月の引力は、海面に影響を及ぼし、
潮の満ち引きを作り出します。
海は地球の面積の約７０％を占めていますが、
人体の水分量も全体の約７０％となっています。
そして生命の誕生も深く関係していると言われています。
７月５日 13時44分頃
山羊座での満月を迎えます。
6月6日の射手座満月に続き、日本では見ることはできませんが、月が地球の影の部分に少しかかり、一部が少しだけ暗くなる半影月食です。
6月6日から本格的に「蝕の季節」に入り、6月21には金環日蝕、
7月5日に月蝕（半影月蝕）と、大きく変化する時を迎えています。
月蝕は、月が見えなくなることから、月のパワーが弱まるといわれているものの、満月の中では強い作用をもたらすともいわれています。
占星術的には、目に見えない世界と目の前の現実の境目がなんとなく曖昧になりがちな時期になっていきます。
ここ数カ月、外出自粛もあり、「このままでいいのだろうか……」
と過去を振り返ってみたり、自分の内側と深く向き合っていた方が多いのではないでしょうか。
そしてそれは、過去に起きた苦しいできごとや悲しいできごとから起きた感情をすべて手放し、新たに前へ進む準備をさせてくれる生まれ変わりのタイミング。
この山羊座の満月は、今まで当たり前と思っていた価値観を変化させる時でもあるのです。
それゆえに、もしかしたら自分の意思ではコントロールできないような、大きな運命の流れや宿命、カルマのようなものをはっきり意識させられるような時期になるかもしれません。
＊山羊座のテーマ
山羊座のキーワードとして「現実」「社会的ステータス」「地道な努力」など。
これからの経済的な豊かさにも大きく関わってくる星座です。
そして、月は感情、気持ちに関わる星。
満月の時には感情的になりやすいタイミングではあるけれど、決して感情的なるのではなく、
あなたのこころの奥底の部分に気づき、大切にしながら、現実的に計画を立てて何かを実行することが、これからの人生を大きく変化させてくれるポイントとなる満月になります。
