三浦春馬さんとりゅうちぇるさんの類似性〜魂入れされた神楽面

お面

こんにちは、マユリです。

早いモノで、三浦春馬さんの事件から、3年が経ちました。その後も有名人の悲しい事件は続き、先日はりゅうちぇる(ryucell) さんが自死されました。亡くなる前のインスタを目にすることがあったのですが「魂入れ」されているものが写っていました。魂入れとは、なんらかのエネルギーを、宗教的な儀式や波動転写で入れることです。

実は、三浦春馬さんの事件の折も、同様のことがありましたが、当時は悲しみに暮れる遺族やファンの心中をお察しして触れませんでしたが、同じようなことを繰り返さないように、一言触れさせていただきますね。

三浦春馬さんの神楽面

三浦さんは、HNKの「世界は欲しいモノにあふれてる」という番組であちこちをめぐり、日本の伝統的なものを彼なりの視点でまとめた 「日本製 」 という本を出されました。 その中で、とある神楽面を持って映っている写真があり、このお面が魂入れされていました。 

お面、特に御神楽など宗教的な行事に使うお面は、通常、魂入れがされています。 というのも、「面をかぶることによって神が降りてきて舞手に憑依する」のが本来の目的だからです。

神楽とは、神と一体になって舞うものなのです。神楽を神社や宗教的な儀式で舞うことは問題ありません。それは、非日常空間だからです。けれども、それは本来、一般人が寝泊まりする日常生活空間持ち込むものではありません。

天鈿女命は冥界の神

天鈿女命(あまのうずめのみこと)のお面と書いてありますね。 天鈿女命とは、天照大神が天の岩戸にお隠れになったとき岩戸の前で踊って、太陽神を招きだした女神です。踊ったということで、芸能の神様として祀られることがあり、三浦さんも親しみを持ったのかも入れません。 

実は、この女神は冥界神です。黄泉平坂(よもつひらさか、この世とあの世を繋ぐ道)を司る神なのです。この女神は、あの世とこの世をいききする神で、この世に蘇生させる神であると同時に、魂をあの世に連れていく神なのです。

天照大神の天の岩戸隠れ

天照大神の天の岩戸隠れとは、 「隠れる」=「死ぬ」ことで、黄泉の国へ向かった太陽神を「天鈿女命がこの世に呼び戻した」黄泉返りの儀式を表しています。つまり、反魂の儀式なのです。

 
蘇る分にはいいかもしれませんが、 天鈿女命のもう一つのそして主な職能は、魂を黄泉の国(あの世)に連れていくことです。つまりこの女神は死神の一種なのです。 


同じような性質の神は、世界中の神話にあります。エジプト神話の葬祭の女神ネフティス、シュメール神話のエレシュキガル、ユダヤ教やイスラム教の死の大天使アズラエルも魂を冥界に連れて行くのが職能です。

メンタルが弱っている時に、冥界神は危険

月日の経つのは早いもので……当時ははばかられたのですが、そろそろ時効かと思い、また同じようなことが繰り返されないように、指摘させていただいています。

健康で元気な時は大丈夫ですが、メンタルが弱っている時や、元々自殺願望があったり鬱気味の時に、こういったモノを持っているとうっかり背中を押されてしまいます。発作的に、黄泉の国に連れて行かれてしまう、つまり、発作的に「死にたくなって」しまうのです。

誤解のないように入っておきますが、それが直接の自死の原因というのではありません。心身ともに健康で元気な方ならば問題ありません。けれどもメンタルが弱って危うい時には、ふと、背中を押されてしまう危険性があるのです。

思い返してみれば「あの時はもう死にたい」と思っていた——みたいな経験は、ある意味誰でもあるように思います。ほとんどの場合、紙一重のところで死なずに耐えて、今があるのです。このお面は、その紙一重を発作的に越えさせる、魔力が潜んでいるのです。

神々は潜在意識をに影響する

神々は人間の潜在意識に語りかけます。潜在意識なので、通常気付きませんが、無意識に影響されるのです。「すべてのお面が悪いのですか?」そんなことはありません。魂入れされていなければ大丈夫です。魂入れすると、特殊なエネルギーが入ります。入ってなければ問題ありません。

神楽面とは、本来、魂入れするものなのです。そういった宗教的なものは、日常生活空間においてはいけないのです。

この頃は、ごく普通のアイテムにも魂入れするのが流行っているようです。みなさんも、くれぐれも、こうした呪術的な道具、魂入れをしたり印を切っているものを、日常生活空間に置かないように気を付けてください。

現代人は宗教的知識が無さすぎる

お面というのは、他の人格に変身するツールとして使われてきた歴史があります。世界中のあちこちで宗教的な舞踏や劇で使われてきました。面をつけることによって、彼らの信じる神や精霊と一体化するためです。

そう、彼らの信じる神——ここがポイントです。信じてもいない門外漢の人間が触るものではありません。「失礼だから?」いいえ、信じていようがいまいが、面をつけるとその神が降りてくるからです。

宗教的な場では、精進潔斎をしたり、結界を施したりそれなりの儀式を施しますが、日常空間ではしません。そんなところで宗教的な呪物(魂入れされた面)を扱ってはならないのです。

現代人は、その当たり前のことを忘れてしまって、まるで、おしゃれなグッズを扱うように、気軽にお部屋に飾ったり、身につけたりしているのを見かけます。

マユリ


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