新・神々の履歴書第9回 神様に相性はあるか? 下「伊勢神宮 — 外宮の神様と内宮の神様」

こんにちは、マユリです。

前々回、「神々に合う合わないはあるのか?」で語ったように、神様にはいくつか系列があります。
その主なものは、大和朝廷系のユダヤ系の神々で、もう一方は、大和朝廷伝来以前から元々日本で祀られていた非大和朝廷系の神々です。

マユリのところに来られるクライアントさんの中にも、「大和朝廷系の神々は大好きだけど、もう一方の神々はどうも落ち着かない——」方や、その逆のパターンの方がいます。

もちろん本人は、これは大和朝廷系で……などとわかっているわけではありません。
見えないエネルギーに引き寄せられるように、ある神々や神社に自然に惹かれたり、逆に違和感を感じたりするのです。

 

内宮に神様がいない?

あるクライアントさんが、伊勢神宮に行った後、こう言いました。

「外宮に行った時は、神様の存在をすごく感じたんですが、
内宮では神様が分からなかったんです——」

なるほど——おそらくその方は、外宮の神様の周波数には慣れ親しんでいたのでしょうが、内宮の神様の放つ周波数は、未知のものだったのです。

そう、伊勢の外宮と内宮では、エネルギーの質が全く違うのです。

 

外宮の女神 — 豊受大神

外宮の御神体は、豊受大神、豊穣の女神です。
そして、内宮は、天照大神です。
もちろんそれ以外の神々も祀られていますが、主たる祭神は、この二柱です。

豊受大神は、大和朝廷系の神社にも、非大和朝廷系の神社にも、どちらにも祀られています。
この女神は、大和朝廷以前から元々日本で祀られていました。
といっても、日本古来の神ではありません。
どこまでを古来と言えるのかは難しいところですが、少なくとも、有史以前のずっと前に日本に伝わり、様々な名称で広く崇拝されていました。

天の牝牛の印をもつこの女神は、メソポタミアの豊穣の女神イナンナ(イシュタル)です。

かなり古い時代に日本に伝わり祀られていたようです。
その経緯は、新・神々の履歴書第5回「隕石とは何か? 空から落ちてきた女神 — 瀬織津姫」に書かせていただきました。

大和朝廷もまたこの女神を祀っていました。
大和朝廷は、エジプト系ユダヤ人の伝統を引き継いだ集団ですから当然かもしれません。この、牝牛の女神は、エジプトでもメソポタミアでも、古代の東地中海一帯で、土地土地の名称で広く信仰されていたのです。

そういうわけで、この女神は、少なくとも2度に渡って古代の日本に伝来し、大和朝廷にも、非大和朝廷系の人々にも、祀られていたのです。

 

内宮の神様 — 天照大神

さて、内宮の神様について語る前に、ある体験をお話ししましょう。

もう10年以上前のことです。あるクライアントさんが、伊勢の内宮に赴き、お祓いをしてお札を下賜していただき、ご自宅にお祀りされたのち、やってこられました。

この方がセッションに来られた時に、私のペンジュラムは、時々、勝手に何かを描き出すのですが、その時も、何かを書き始めました。これは一種の自動書記なので、何を書いているのか、出来上がるまではわかりません。

「5つの頭の蛇?」……更に、細部を描き始めました。

そこに現れたのは、人間の手でした

蛇の頭と思ったのは、五本の指だったのです。

ちょうどその時セイジを焚いていたのですが、煙がスーと上にあがっていき、そこに目をやると、手の主が現れました。

内宮の神様です。