趣味は人間観察?
趣味を聞くと人間観察と答える人が結構います。
趣味かどうかは別として、やっぱり他人の事というのは気になりますよね。
無意識に他人を参考にしたり比較したりして自分という存在を認識している人もかなりの数でいるのではないでしょうか。
「他人のことは一切興味ないです……」という人はあまり見かけません。
建前としては「私は私。他人は他人」と言っているけれど、本当は他の人のことが気になって仕方が無いという人も多いと思います。
ところで実際に趣味は人間観察という人に「それって具体的にどういう事ですか?」というと殆ど全員が「うーん……」と頭を抱え込んでしまいます。
とても興味深い現象ですね。
この場合は、「なんとなく人間を眺めているのが好き」というタイプの人と「趣味を聞かれた時は、当たり障りがなくて、深く追求されない曖昧なモノが良いかな」と思っている人なのではないかと思います。
趣味の詳細を聞いただけで、それこそその人の人間像が垣間見えて来ますよね。
「もっと聞いて!」とばかりに、熱く語りたいことがあるとか、あるいは「そんな野暮なこと聞かないでよ……」という具合に触れられたくないとか。
ただ、ここで注意するのはしつこく聞かないこと。
相手が言いたくないことは聞かない事です。
相手を観察して人間像を浮き彫りにしたくても、人間関係にヒビが入ってしまったら意味がありませんからね。
相手の特徴を掴んで良い方向に活用するための観察だと思って下さい。
人間観察のポイント
人間観察と言っても、知っている人を観察するのと、知らない人を観察するのではだいぶ違って来ます。
知っている人を観察する場合は、観察する機会も多いですし、実際に接しているうちに直接わかってくることも多いと思います。
おそらく趣味が人間観察という人は家族を観察したり、友人を観察したりということではなくて、その他大勢を指していると思います。
なので、今回は主に知らない人を観察するときの楽しみ方(?)のお話をします。
観察ポイントを意識するだけで「ただ何となく……」から具体性が出て来て面白いですよ。
人間観察ポイント
1.外見をチェック
おそらくいちばん定番の観察だと思います。ファッションや髪形、メイクですね。
これで、職業やその人の好みの傾向(セルフイメージ)がだいたいわかりますよね。
たとえば学校の先生はまず姫巻きなんてしていません。
なので姫巻きを見たら「この人は先生じゃないな……」ということがなんとなく見えて来て楽しいです。
絶対ではありませんが、趣味の話ですのでその程度で良いと思います。
ツメも観察するには面白いですよ。
ネイルアートをゴテゴテしている人と、そうではない人でやはり職種の差も見えて来ます。
持っているカバンも同様です。
「いつでも何処でも多荷物を持って移動するぞ!」というタイプと「必要最低限のモノをコンパクトに持ち歩ければOK」という人ではかなり違って来ます。
安いけれど服をたくさん持っている人や、高いけれど枚数が少なくいつも同じ服を来ている人、という視点で見ても性格の違いがわかりますよね。
もちろん女性に限ったことでは無く男性も多種多様です。
いつも仕事着みたいなファッションをしている人もいれば、公私ともに同じファッションの人もいます。
スーツを着ていれば身だしなみはOKと思っているけれど、スーツのシワが気になった様子が無い人は、「とりあえず、それっぽければOK」みたいなタイプかもしれません。
ラフなファッションでも、清潔感あふれる人は本当はオシャレさんかもしれません。
同じラフでも単なるめんどくさがり屋で無頓着な人かもしれません。
TPOに合わないファッションの人がいたら、ちょっと怪しくて観察するにはもってこいですね。
近寄らない方が無難かもしれませんが……。