「美しさ」について考えてみませんか
一時期、流行っていましたね、「美魔女」。いわゆる「おばさん」と呼ばれるであろう年齢なのに、実年齢より若く見える女性をそう呼んでいました。主にお肌がスベスベだったり、抜群のスタイルだったり、ヘアスタイルやファッションが若々しくて、実年齢より若く見え、美魔女と呼ばれていたようです。
いくつになっても綺麗でいたい! 輝いていたい! そう思うのは当然です。
「そうなるためにはどうすれば良いのかしら!?」きっと世の中の女性たちはそう思いながら様々な葛藤をしたり、自分磨きをするための勉強をしたり、工夫したりと、たくさんの努力をしたのではないでしょうか。
でも、中には、途中で美魔女を目指すのを諦めた方もいるかもしれません。
「美魔女になるにはお金がないと無理でしょ!?」なんて声も聞こえてきそうです。
何となく、テレビや雑誌で紹介されている美魔女たちの中には生活感が感じられない方、いつでも美容やおしゃれに時間をかけられそうな方、高級な洋服やアクセサリーを身に付けている方もいらっしゃいます。
外見の美しさのためにファッションやヘアスタイルにこだわったとしたら、お金がかかることもあるかもしれません。でも、必ずしも外見の美しさがなければいけないのでしょうか。もちろん、外見が美しいに超したことはありません。でも、清潔感があって、その人に似合っていれば、お金をかけなくても美しくなれるはずです。
そもそも美魔女って何なのでしょうか。あなたは美魔女のどこを真似したいと思いましたか。
または、どのような所が自分にもあれば良いと思いましたか。美魔女ブームは私たちに本当の意味での「美しさ」が何なのかを考えさせてくれる機会をくれたと思います。
外見だけにこだわって、お金をかけて着飾っても、その人に似合っていなければ意味がありません。年齢を重ねることで生まれる美しさもありますし、その人ごとのオリジナリティというものがあるのです。時々、全く似合っていないものを無理して着ていたりしている痛々しい人、家族のことはそっちのけで美容に専念してしまう人など、美魔女になろうとして残念な結果になってしまった方を見たことがあるかもしれません。ある意味、魔女にはなれそうですが、決して美しいとは言えませんよね。
美魔女を皮肉っているわけではありませんが、魔女にならなくても、その人ごとの美しさがあるということを知って、自分を見つめなおすことが美しさへの近道だと思います。
そして、洋服や化粧品などの「魔法」があっても、あなたの内面の美しさがなければ、そんなものに意味なんてありません。
とはいえ、内面がいくら美しくても、やはりある程度は外面も美しくなくてはいけません。
外面の美しさで大切なのは、どちらかというと美容やファッションよりも仕草かもしれません。