令和3年6月メッセージ — “食”の季節を迎えた私たちは、眼前を降り注ぐ雨に運命の人との邂逅を想う

6月

緊急事態宣言再延長で出口の見えぬコロナ禍の渦中で — 一白水星6月は、厳しい経済状況の中で入れ替わる人間関係に希望を見出す時

6月を迎えました。
気温が20℃台後半を超える日が珍しくなくなり、夏の足音が近づいているのを肌で感じます。

しかし、昨年来のコロナウイルス禍で、今年も外で楽しい思い出をつくる夏とは、いかない様相です。全国の主要都市で緊急事態宣言が再度延長され、病床も逼迫しています。海外からは、日本への渡航中止勧告が出されました。懸案であるオリンピックの開催に関して、重大な岐路に立たされています。まさに我が国にとっては、八方塞がりといった状況です。
一方で、先月は、人気ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』で共演された、女優の新垣結衣さんと俳優の星野源さんが電撃結婚するといった、喜ばしいニュースもありました。後述しますが、今年の夏は、燃え上がる恋愛の季節ともなりそうです。厳しい環境の中でも、助け合い、励まし合う存在との出逢いを、大切にしたいものです。

芒種を迎える6月5日、月運が二黒土星から一白水星に移ります。
一白には“交合、色情、親愛、引力、慈愛”といった象意があります。
また“貧困、苦悩、孤独”といった、“闇”の面も強調されます。

“水”の星ですので、今月は皆が水のように多くの人から必要とされ、多くの新しい恋愛や共同事業がスタートする暗示です。また一方で、苦労を暗示する星でもあるので、厳しい経済状況を強いられる方も多くなるかもしれません。また、自然災害の面では“水害”には十分に注意したいところです。

6月の月運の干支は“甲午”。
真夏を迎え、暖かさを帯びた大木のイメージです。

今月は、流行に敏感になったり、高級志向で質の良いものを求めたり、他人が自分の許に集まってきても、それを避けて孤独、孤高を好む傾向となる人が増えそうです。
二十八宿は“角宿”。享楽的な志向と、精神的な脆さが紙一重となる時期です。盛り場などでの悪い誘いや盗難、突発的な精神不安や持病の悪化には十分、注意したいところです。なお、方位は北、南が大凶となりますので、この方角への旅行等は控えましょう。

 

ルノルマン&タロットによる個人面/社会面の月間リーディング — “ハート”“騎士”、そして“隠者(逆)”“死神(逆)”のカードが暗示する2021年6月の暗示は

6月の月間リーディングを、個人の生活面はルノルマンカード3枚引きで、社会情勢はタロットカードを使用し、スリーカードスプレッドで占いました。

6月

ルノルマンリーディングで出たのは、『ハート』『騎士』『手紙』のカード。
『ハート』は“愛情、ときめき”を、
『騎士』は“吉報、メッセージ、勇気”を、
『手紙』は“便り、メール、郵便物”を表します。

今月の個人面は、先月に続いての流れになりますが、運命的な絆で結ばれた存在や親しい友人から告白をされたり、或いはLINEなどのSNSで好意を示される、大変喜ばしい場面がありそうです。後述のパラグラフでも触れますが、西洋占星術の側面では、蟹座に滞在する火星は、人々を行動に移すための、情熱と焦りを与えています。双子座のドラゴンヘッドは、この2ヶ月で月食/日食を伴うので、(特にSNSなどネットを通した)人々のご縁や引き寄せを強めます。また、双子座にいる水星は、23日まで逆行しています。昔の恋人や好きだった人から、思いがけず連絡が来るかもしれません。この6月は、新しい恋人となる存在と出逢い、交際をスタートさせる方が大変多くなる季節です。意中のお相手がいらっしゃる場合は、ライバルに奪われないよう、積極的に行動しましょう。

社会情勢を占ったタロットカードで出たのは『隠者(逆位置)』『死神(逆位置)』『ワンドの4(逆位置)』。アドヴァイスカードは『愚者(逆位置)』。全て、逆位置となりました。
“隠者(逆位置)”は、悲観的な状況や、分別のない、理性の働かない状態を意味します。“死神(逆位置)”は、停止、惰性、自己破産、一回死んで立ち直る、といった象意を、“ワンドの4(逆位置)”は、礼儀を欠き、緊張感が弛緩する状態を表します。そしてアドヴァイスカードの“愚者(逆位置)”は愚かな行為、権力に背を向ける、フリーターなどの象意があります。

6月

総合すると、この6月は、前月に引き続き厳しい言葉になりますが、コロナパンデミックの終息が見込めないことはもちろん、なんらかの想像を絶する驚天動地の事態が起き、私たちの生活を根底から揺るがす状況に陥る、悲観的な情景が予測されます。コロナ禍による生活破綻者、犯罪者の増加が問題となるほか、地震などの天災で大きな被害が出る可能性も否めません。懸念事項であった東京オリンピックも、開催を巡ってのさや当ての過程で、菅内閣の存続を含め政局となる状況に陥るでしょう。国民は政治への信頼を益々失い、享楽的、反社会的な行動に出る者も増えるようです。大変厳しい、夏の入り口となる気配です。どのような事態が起こってもいいように、“備え”だけは、しっかりとしておきましょう。

 

金環日食と梅雨を越えた先に広がる景色とは — 心の内奥と向き合いつつ、新しいステージの到来を待ち望む一ヶ月に

西洋占星術の観点で言えば、先月の23日より水瓶座で土星が逆行しています。10月まで失業、転職といった理由で、職場を離れる人が増えるかもしれません。火星は、11日まで蟹座に滞在しています。不安からくる感情的な爆発や、過去の不如意な出来事を思い出して怒りを覚えるといった現象には注意したいところです。2日の16時24分の魚座での下弦の月を経て、10日19時53分には、双子座で新月。この新月は、金環日食となります。
先月の皆既月食に続いて“食”の季節ですが、物事や意識が逆転し、人生がひっくり返るような出来事が起きるタイミングです。思わぬ運命の出逢いが用意されていたり、深い絆で結ばれた真実のパートナーと電撃的な婚約、入籍に向かうなどの可能性が広がります。21日には、12時32分に夏至を迎え、木星が魚座で逆行を開始(~7/28)。物事の停滞、自己批判と恥の意識の増大がキーワード。心の内奥と向き合う時期となるので、うつ病の発症者や、人生に絶望した自殺者の増加が懸念されます。先月の23日から水瓶座で土星も逆行していますが、木星と土星の逆行が重なる時は、使途不明金や不倫など、反社会的な不正の発覚が起こり、社会的制裁が起こる時です。再び、政界や芸能界に動揺が走るかもしれません。22日は、太陽が蟹座入り。そして、25日3時40分の山羊座での満月(ストロベリームーン)の頃には、自分の仕事や社会的立場について振り返り、地に足を着けながら、新しい展開を模索する時となるでしょう。翌27日には、金星が獅子座で火星と邂逅します。7月の下旬まで、恋の炎が燃え上がる季節です。社会情勢は大変厳しくなることが予測されますが、プライベートでは新たな出逢いや交際の展開に、胸躍る場面が多くなる気配です。

梅雨の季節となりました。
外では、まるで多くの人の涙を、そして過去の悔恨を洗い流すかのように、雨が降り続いています。

今月は、私が10代の頃にその詩集を読んで感銘を受けた、夭折の詩人・八木重吉(1898~1927)が遺した、『雨』という詩を引きましょう。

 

雨の音がきこえる

雨が降っていたのだ

あのおとのようにそっと世のためにはたらいていよう

雨があがるようにしずかに死んでいこう

 

今月は、新しいステージへの突入を前に、ナイーブになり、自分の過去や、心の内奥と向き合う時間です。

社会にも動揺が走り、精神的には皆が辛い時期となる気配ですが、一方で、これからの新しい人生を支え合い助けてくれる、強い絆で結ばれた魂の仲間との邂逅も用意されている流れです。

外で降り続く雨の音のように、皆がそっと世の為に働きつつ、再び人生に晴れ間が射す時を信じる6月となりますよう、祈念しております。

 

(了)

 

 

姓名学者・八田運命総合鑑定所主宰/八田靖彦

 

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