幸せタイムリー~幸運を引き寄せ運勢を好転させる方法 運を強化し、願いを叶えるキーポイント PART.85

天使教育が私に教えてくれた教訓。 このエネルギーは小さなことから、しだいに大きなことまで響き渡って行くのだと思う。

私はただのマスコットだったのかしら?
苦しい気持ちでいっぱいになった。
そして、苦しいという気持ちは憎らしいという気持ちに切り替わっていくのだった。

苦しい気持ちを抱いたまま5年が過ぎた。
ただただ必死に仕事に打ち込むだけの日々。

ある日、新聞の一面でウクレレ教室の広告を見つけた。
昨年、友人とハワイに行った時、ウクレレショーでエルビス・プレスリーの“ラブ・ミー・テンダー”を聞き、久しぶりに心の底から癒される思いをした。

「思い切って、やってみよう!」
習い事に通うのは、大学の「文章講座」以来だった。

教室は都心のカルチャースクールにあり、時間は19時からスタート。
初めての教室はとても緊張したが、
意外にも私と同じくらいの年齢のビジネスマンだけだった。

月に2回の練習は、仕事や今までの辛かった出来事を忘れるくらいに打ち込むことが出来た。
レッスン後、クラスメートのビジネスマンと食事をし、私たちは直ぐに意気投合した。

毎回、ウクレレやハワイの話しで盛り上がった。
少しずつ、前の自分に戻って行く感覚。

そして、1年半後、私たちはハワイの教会で結婚式をあげた。
結婚し、幸せな家庭を手に入れた。

 

しかし、以前の痛手はなかなか心から離れていくことはなく、
時々、負のエネルギーが顔を出すのだった。

そんな矢先、父の死の知らせを聞き、ふと我に返った。
これは人を憎んだ代償ではないか?
その瞬間、凍りついていく自分がいた。

人を憎んではいけない!
人を憎むエネルギーは必ず自分にはね返ってくる。
必ず、必ず自分にはね返ってくる。
そして、大切な人をも奪ってしまう!
身をもって知った瞬間だった。

その後、私は天使体験をした。
そして、以前から興味のあったキリスト教会の礼拝に参加するようになり、
しだいに、本当の意味で心に平安を取り戻していく自分がいた。

やがて、ただただ苦しかったあの日々は遠い遠い昔の思い出となった。
今となっては、好きな“書くこと”を生業にできたのは、
グレーとしか思えなかった、あの日々のあの人のおかげだと心から感謝できる。

今でもあの人の瞳には、眩しいほどに白く輝く私が記憶されているのだろう。
父の死を通して天使は私にそう教えてくれた。

サイキックアタック=人に意地悪してやろう、憎らしい。
そう思うだけで、その負のエネルギーは自分にはね返ってくる。
必ずはね返ってくる。(天使用語)

天使教育が私に教えてくれた教訓。
このエネルギーは小さなことから、しだいに大きなことまで響き渡って行くのだと思う。

それは、人類共通の世界中を取り巻いているエネルギーなのかもしれない。
もし、この負のエネルギーがひとりひとりの力でクリーンなものに変えられるのなら、地球はもっともっと素晴らしい地上の天国になるだろう。

理想主義と言われるかもしれない。
でも、政治・経済に関係なく、もっと一般市民レベルで核や戦争がない世界になればいいのに、なんて地球の一市民のひとり、母となった今、HINAは思うのだった。

 

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