皆さんこんにちは! タロット占い心理学研究家の濱口善幸です。
今回のお話はこの世で亡くなった魂のお話をさせて頂きたいと思います。
僕は小さい頃、人が生きるとか死ぬとか、またそれが悲しいのかが理解できていませんでした。
そんな頃の思い出なのですが、ひいおばあちゃんが一緒に住んでいて、いつも会うとよっちゃんと言って飴玉をくれたり、お小遣いをくれたりして可愛がってもらっていました。
そんな優しくて僕たち兄弟もみんな大好きなひいおばあちゃんとのお別れはあまりに突然でした。
その時に覚えてる映像がひいおばあちゃんの体から光りの玉みたいなものが抜けて空中に浮かんでるのをずっと見ていました。
その光は温かくて優しくてひいおばあちゃんに感じるものと同じでした。
今ではその光が魂だったことを理解しています。
今日は皆さんに、ずっと言えなかったことがあり、魂のお話ができる時にお伝えしようと思っていました。
昨年の7月に、僕と共に13年間生きてきた「あわじ」と突然のお別れになってしまいました。
今もこうして、あわじのことを文章に書くと辛くて涙が出るのですが頑張って書きたいと思います。
僕のブログにも登場していたので皆さんにもお伝えしないといけないのに本当にごめんなさい。
悲しみを共有できたら、少し気持ちも楽になるのに僕は変に気を使ってしまうのでずっと言えず仕舞いでした。
あわじとの最後のやりとりなのですが
猫は自分の命が消えるその前に身を隠し誰にも見つからないようにします。
その日、あわじは僕の膝に乗っていたのですが、突然むくっと立ち上がってゆっくり歩き始めました。
トイレに行くのかな? と思って見ていました。
するとあわじの背景に影ができて、それをよく見ると一瞬残像になってあれ? と思った瞬間に残像は消えて、元に戻りました。
そしたらあわじが僕に目線を送って「にゃー」と少し寂しそうな声を出してそのまま別の部屋に行きました。
どうしたんだろ? と違和感を感じました。
数分後にあわじーっと呼んだのですがこちらの部屋に戻ってこなくて……。
あれ? おかしいなーっと思いつつも、猫は気まぐれだしなぁ……と軽い気持ちで過ごしていました。
1時間ほどたって、あ! あわじ帰ってきたなーって振り返ると、そこにはあわじの姿はなく、あのひいおばあちゃんの時にみた,,,,,
その光を見た瞬間、全てを理解しました。
それはあまりに突然で、悲しみの感情が湧き上がる前に、涙が溢れてました。
急いであわじがよく隠れるところがあるのですが、やはりそこで眠っているかのように、息絶えていました。
他の猫たちも集まってきて、横になってるあわじの顔にちょんっと、鼻を当てて挨拶をしていました。
僕もそれを真似てあわじの顔に自分の顔をちょんっと当ててお別れを伝えました。
それをしたら、あわじとの出会ってからの日々が沢山思い出しました。
初めて出会ったとき、線路の上でニャーニャーと子猫の声が聞こえて、鳴き声がする方に近づき確認してみると、針金でぐるぐる巻きにされた土嚢の中にあわじは捨てられていました。
腕が一本折れていて、次の日、病院に連れて行ったら、この子はもう普通には歩けないかもしれないと言われ、それでもこの子を一生かけて面倒みようと決めました。
折れた腕も関係なしに暴れるから、寝るときは僕の首のところでずっとさすりながら大丈夫だよーって毎日寝かしつけていました。
思う様に歩けないし、エリザベスカラーや前足の包帯などでストレスが凄くたまってティッシュの箱から全てのティッシュを一枚一枚出して部屋中を真っ白にもしました。
獣医さんには普通に歩けないかもしれないと言われましたがしっかり骨がつくまで無理をさせなかったのでちゃんと歩ける様になりました。
ストレスの癖で良く身体を舐めすぎてハゲができて、それをみると僕が居なくて寂しかったんや、ごめんなーって何度も何度も思いました。
先に旅立ってしまったタンキという白い大きな猫にも親になってもらって遊んでもらってしっかり育てられました。
真ん中の秀二兄にも沢山面倒を見てもらって、父と母にも可愛がってもらって、本当に感謝です。
あわじを知る人たちにも沢山可愛がってもらって氣も沢山送って頂きました。
ほんとうにありがとうございました。
あわじが教えてくれたことが沢山あります。
人に頼って良いってこと
人に感謝すること
家族を大切にすること
生きるということ
どれも本当に大切なことです。
お別れは本当に悲しいですが、あわじの光の玉がふっと来ているのを感じられる時がありましてその時は凄く懐かしくて嬉しく思います。
だいたいそんなときは僕が落ち込んでたりするのでちゃんとしっかりしないとなぁって励まされます。
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(Top/photo by hamaguchi yoshiyuki)