こんにちは。スピリチュアルガイド美月結です。
2015年もカウントダウン。
もうすぐ楽しい年末年始が待っていますね。
年始には初詣に行かれる方も多いのではないでしょうか?
年の初めに神様にご挨拶する。
もともと八百万は神である、という真実を知っていて、
それを生きていた日本の美しい習慣の一つですね。
最近のパワースポット流行りで普段でも神社に行かれる機会が増えていると思いますし、日本人の神性の復活、原点回帰としてそれは良いことだと思うのですが、今回はご一緒に<美しい作法>についてみて参りたいと思います。
美しく振舞えるってどんな時でも素敵ですね。
混んでいる神社で我先に、とかけ込まない(笑)。
大丈夫です。
落ち着いていきましょう。
もちろん神様は分け隔てはなさいませんが、美しく振舞える人は神様から見ても光ってみえると思いますよ。
【鳥居をくぐる】
神社で一番最初の関門は鳥居。
もともとは二本のご神木にしめ縄を渡した、ところから始まっています。
「陰陽(二本の木)を統合する(しめ縄)」
それが鳥居。
陰陽を統合するとどうなるか、というと、もともとの魂の状態に戻ります。
欠けるところのない完全な自分。神聖な自分と言ってもいいでしょう。
“神様のお力を借りて、本来の神聖な自分に戻る、ここはそういう場所ですよ” という意味でもあり、もちろん結界でもあって”ここから先は神様の領域、つまりご神域ですよ”という意味でもあります。
鳥居の前では一礼をしますね。
神様のお家に入れて頂くのですから、感謝をして頭を下げます。
頭を下げる角度の目安というのはあるのですが、まずお気持ちのままに一礼をしてみましょう。
【参道】
鳥居をくぐったら、そこからは参道です。
参道=産道
鳥居の外が私たちが普段生きている三次元の世界なので、つまり産まれてきた道を逆に辿って、元来たところ(=宇宙の中心)に還る……ということになります。
参道の中心は神様がお通りになる場所なので、私たちは歩きません。
大きな神社などでは、参道の中央にわざわざ木を植えたりしているところもありますね。
神主さんなどは、どうしても参道を横切らなくてはならない時は、頭を下げてお通りになるそうですよ。
中心を歩いたところで、神様は別に怒ったりはなさいませんが、人間の礼儀として
どちらかの端を歩いた方が良いでしょう。
ところで多くの神社の参道には玉砂利が敷き詰められていますね。
歩きにくいわ、と思われたことも少なくないかもしれませんが、あれはわざわざ玉砂利になっているので、つまり「音祓い」です。
特に日本の神社は清浄を旨としますので、神様の前に出た時にはまっさらな状態である、ということが求められます。
なので参道などにも玉砂利を敷き詰めて、歩くたびにするあの音で穢れを払う、と言う風にできているのですね。