四柱推命でみる2021年の運勢は?~本当の年運のスタートは、2月の立春から!~

運勢

東洋占術の年運の切り替えは、2月4日の立春から!

1月1日から新しい年がスタートし、年賀状にはその年の干支が使われますね。
そのため元旦になると、まるで運気の流れが変わったような気分になることでしょう。

しかし、1月1日というのは、あくまでも人間が決めたグレゴリオ暦による区切りであり、占術による運気の切り替えとは、まったく関係のない日なのです。

四柱推命や九星気学などの東洋系の占術で、新しい年がスタートするのは、毎年2月4日の立春とされています。そのため2月3日の節分で、年越しを祝うのですね。

しかし、この2021年の立春は……2月3日の23時59分と、2月4日になる直前になっています。大変珍しいことに、今年は2月3日が立春なのです!
3日がほとんど終わるというタイミングですから、3日に豆まきをしたり恵方巻を食べたりすればと問題ない……と思っていたら、やはり今年は2月2日が節分なのですね。

運勢

 

四柱推命による2020年の運勢を振り返る

四柱推命では、その年の漢字2文字で年運を判断します。
2020年の運勢は、「庚子(かのえね)」でした。
「庚」は五行の中の金で、金属や、斧やノコギリなどの刃物を表します。
「子」はネズミであり五行では水で、豊かに流れる情を示します。

運勢的には相性の良い2文字で、本来であれば順調な運勢だったのですが……
残念ながら、世界中がコロナ禍に陥り、大幅に流れを変えられる変動の激しい年となってしまいました。

こじつけてみれば、もともと大量の水を持っている「子」に、「庚」から湧き出た大量な水が流れて、洪水のような状態になったため……と言えなくもありません。
また、「子」は十二支の最初の干支であり、新しいサイクルに入ることも示します。
しかし、この2文字でここまでの過激な運勢を読み取ることは、難しかったでしょう。

 

四柱推命による2021年の運勢は?

では、四柱推命による2021年の運勢は、どうなっているのでしょうか?

2021年の星は、「辛丑(かのとうし)」です。
2月3日23時59分に、「庚子」から「辛丑」へと、切り替わります。

「辛」は五行の中の金で、宝石や貴金属、砂の中にある砂金などを表します。
「丑」は牛であり五行では土で、固い冬の土を示します。
牛がゆっくり着実に進むことから、粘り強い努力家というイメージも強い干支です。

幸いなことに、金と土の相性は良く、順調な流れになる運気であると考えられます。

今の段階では、まだまだコロナ禍は続いていく勢いですね。
そうした中でも、人々が経験を重ねる中で創意工夫を通して、少しずつ克服していくことができるのではないでしょうか。

運勢

 

2021年は、どのような人に幸運が訪れるのか。

辛はプライドが高いですが、知的好奇心が旺盛な上に忍耐強く、積極的に自分を磨いていく星になります。
丑もやはり忍耐強く、歩みをやめずに真面目に進み、温かい情を持つ星です。

そうしたことから、2021年に幸運をつかみやすい人とは……理想の自分像をしっかりと持ち、その実現を目指して一歩一歩努力を重ねていく人であるといえるでしょう。

また、辛が宝石を象徴し、丑が金銭・物欲が強めの支でもあります。そうしたことから、異常にお金や物に執着する人も増えるかもしれません。そうすると、周りから強欲な人という目で見られ、また自分自身も苦しくなってしまいます。
物質的な事柄よりも、精神面を磨くことを忘れないように心がけてくださいね。

 

個人の運勢は、主に日干で判断する

四柱推命は基本的に、五行のバランスが取れることを良しとする占術です。
「辛丑」がプラスと出るか、マイナスと出るかは、個人個人が持つ命式によって変わってきます。

単純な見方をすれば、命式の中で重要な日干が「庚(かのえ)」か「辛(かのと)」の人が、最も良い年といえます。
「戊(つちのえ)」と「己(つちのと)」の人も良好です。
自分の能力を発揮できて、パワフルに過ごせるでしょう。
しかし、やはり全体のバランスを見る必要がありますので、気になる方は、自分の命式を専門家にみてもらうことをお勧めします。

本当の年運の切り替わりは、2月3日23時59の立春である……そう意識して、過ごしてみてください。
あなたの2021年の運勢が、楽しく幸福な出来事にあふれる、素晴らしいものになることを願っています。

 

☆彡 藤森緑先生、監修のオリジナル・タロットデッキ
「バード・シルエット・タロット」大好評発売中!
詳細はこちら⇒https://www.trinitynavi.com/products/detail.php?product_id=2229

 

《藤森緑(ふじもり みどり) さんの記事一覧はコチラ》
https://www.el-aura.com/writer/fujimido/?c=169420