龍羽ワタナベ先生の
1.『お金も運もつれてくる黄金龍の飼い方・育て方』
2.『怖いほど「当たる」と評判の龍羽式易占カード入門講座』
の両方の講座を受講しました。
最も印象的だったのは、龍羽先生は、中国語を勉強し、台湾の高名な先生のもとで修行をし、占い師の競争の激しい台湾においても既に一流の占い師として活躍されているということです。
風水や易の先生は日本にも大勢いると思いますが、それらを中国語で習い、中国語圏と日本語圏の両方で活躍しているという先生は極めて珍しいのではないでしょうか?
日本は海外の文献を積極的に翻訳し出版している翻訳大国なので、易や風水などの文献は、日本語でも比較的簡単に入手できます。
ただ、それらを翻訳書で読むのと、原書を直接読むのとでは、理解の深さにかなりの違いが生じるものです。
「易経」など、中国語圏文化の形成に直接の影響を与えてきた文献を原語で読めるというのは、占いだけではなく、その文化的背景までも視野にいれた深い理解をされているということだと思われます。
なので、龍羽先生の説明は、分かりやすいだけではなく、その一言一言に含蓄があります。
聞いているだけで、風水や易の考え方を俯瞰しているような気持ちにさせてくれます。
入門コースであるにも関わらず、風水や易を身近に感じられるすばらしい解説でした。
また、龍羽先生は、占い師だけではなく、実業家としての顔もお持ちです。
台湾で事業を展開し、複数の会社を経営するというビジネスの才能もお持ちになっています。
なので、占いのときにも、単に抽象的な説明だけではなく、極めて具体的かつ現実的な言葉で、説明なさいます。
このことも、龍羽先生の占いの分かりやすさの理由ではないかとおもわれます。
私は、龍羽先生の講義を受けながら、日本に生まれたにも関わらず、日本と中国語圏の両方の文化を深く理解され、中国生まれの占術を日本人に日本語で解説されているということに畏敬の念を禁じえませんでした。
どうかこれからも、日本と台湾のふたつの文化圏でご活躍され、日本に本物の中国語圏の文化を紹介してくださることを心から願っております。
上記のカードは、午後からの「龍羽式易占カード入門講座」の演習で、私が引いた2枚の易占カードです。
二者択一の質問で、2つの学校に合格したが、子供をどちらの学校に入れればいいかという両親からの質問に答えるためです。
この占いのときは、カードの解説を見ずに、カードに書かれたイラストから想像をふくらませて、相手に説明するというものでした。
私は、左側は、深夜になるまで酒を酌み交わしながら話をするくらいの親しい友達に恵まれるという意味、右側は、競争相手が出現して常にその人との争いで緊張を強いられる意味だと解釈して、左側の学校を選択したほうがいいのではないかという答えを出しました。
確かに、その解釈は間違いというわけではありませんでした。
カードの絵柄から推測するだけでも、ある程度分かるというのは、とても優れたカードだと思います。
ただ、龍羽先生がおっしゃるには、カードの意味はひとつではなく、左側は友人が出来るがその友人との交際にかまけて勉強がおろそかになるかもしれないということ、反対に右側は、競争相手ができることで、相手に負けないように勉強をするので、親の考え方によっては、勉強を怠らないので良いといえるかもということでした。
そして、重要な事柄として付け加えてくれたのは、占い結果が出たとしても、占い師がその結果についてどちらを選択するべきかは敢えて伝えることはせず、こちらを選べばこうなりますし、他方を選べばこうなりますということを伝えて、その最終的な選択は依頼者に任せるようにしたほうがいいということでした。
依頼者の価値観というのも人それぞれですから、占い師は、それぞれの選択肢を選んだ際に起こる可能性のあることを伝えて、最終的な結論は依頼者に任せるのが適切だということでした。
演習での講義で学んだことは他にもたくさんありましたが、上記はその一例です。
易は、将来のビジョンを教えてくれますが、それは単に一元的な結果ではなく、成功のカードであっても怠慢に陥れば失敗になりえますし、厳しいカードであっても適切に対処をすればよい結果をもたらすものにもなります。
易は常にその両方を示すことで、将来をよりよいものにするための指針をしめしてくれるのだそうです。
講義は短い時間でしたが、示唆に富んだ様々なアドバイスをいただき、明るく楽しい雰囲気が最初から最後まで続き、ほんとうにあっという間に終了の時間となりました。
東洋の占術に自信がなくとも、これなら自分でもできると思わせてくれるような内容でした。
是非、みなさまにも鑑定や受講をおすすめしたい、すばらしい先生であると思います。
★3月9日・10日開催 癒しフェア2019inOSAKAに出演します★
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