5月22日開業! 東京スカイツリーには風水師が関わっている!?

2012年5月22日に、いよいよ東京スカイツリーが開業します!
スカイツリーは、電波塔や商業施設としての役割を持ち、日本中で大いに話題になっていますが、Trinity的には……「スカイツリーの風水が気になる!!!」 
ここまで大きな建物となると、やっぱりみなさんも気になっているようで、ネットで「スカイツリー 風水」と検索すると、色々な情報やウワサ話が出てくる出てくる……。

果たして、スカイツリーには風水師の方々が関わっているのでしょうか?
立地などは、風水的にどうなのでしょう?
Trinityがいつもお世話になっている、 ワールド・オブ・風水ジャパン代表の田中道明さんにお伺いしました。

スカイツリーには、風水師の方が関わっていると思われますか?

「色と形だけみても、風水にかなっているとは考えにくい。厳しい建築的な制約
の中でデザイン設計された建物なので、仮に風水師がプロジェクトメン バーに
いたとしても意向が十分に反映された可能性は低い。私はこのプロジェクトには
風水師は関係していないと考えます」

なるほど~!
ちなみに、田中さんは先日も海外のマスコミからも、東京スカイツリーと風水の関係についてインタビューをされたとのこと。海外でも注目されているんですね。

Trinityでも、田中さんから東京スカイツリーと風水の関係を教えていただきました!
ありがとうございます! 以下、田中さんがらのお言葉です。

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私は東京で生まれ育ち、40年間様々な町の変化と、変化しない部分を見つめてきました。

5歳ではじめて東京タワーに登って町を見下ろした時の驚きは今でも覚えています。車も歩行者もアリのように小さく見えました。東京タワーはいつもあたたかい灯火(ともしび)のように大都会で暮らす人々の心を照らしてくれ続けています。
サンシャイン、都庁、六本木ヒルズ……次々と美しい高層ビルが生まれ、東京の地図は塗り変わってきました。

そしてこの5月22日に東京の新しいシンボル塔であるスカイツリーが開業します。
ここでは風水の視点からスカイツリーがどのような影響を私たちにもたらすのかをみていきます。

高い建物を風水では「山」と考えます。でもスカイツリーは細長いですし、山というよりは棒のようですが、それでも地上では太陽の影になる部分が増えますし、風向きも変わるので、私たちが想像する以上に周辺の風水、つまり自然環境に変化がもたらされると予想します。
元々、東京は約400年前に風水を意識して都市計画された町ですから風水の影響を感じやすいのです。

▼立地
スカイツリーの建つ墨田区押上は平坦な東京低地に位置する町です。高層ビルがほとんど少ないエリアで、634mの高さは一層強調され、本当に周囲を圧倒しています。
他に風を遮るような山や丘もないので、地上ではあまり感じないかもしれませんが、風の強い上空では、風の流れが大きく変わりそうです。
すると雲のでき方が変わるので、気象の傾向そのものが変わることもありそうです。

スカイツリーは一辺が70mの三角形の土地に634mの高さの塔が建っているため、塔の印象は細長く、先のとがった釘のような形に見えます。鋭い形状の建物は、周囲に「毒矢(どくや)」と呼ばれる悪いエネルギーを送り、不運をもたらします。直接的にスカイツリーが見える家や会社では、観葉植物を置いて視界を遮ったり、サンキャッチャーのような多面的カットの施されたクリスタルを窓辺につるして、毒矢の影響を散らすようにするのが無難です。

東京の中心である皇居を中央とした八方位の北東にスカイツリーは位置しています。北東は風水の基本である八卦(はっけ)の法則によると「教育」をあらわす方位です。徳川時代に教育の中心として建てられた孔子廟(現:湯島聖堂)が江戸城の北東だったことは風水と関係がありそうです。教育大を前身とする筑波大学がこの延長線上の方位にあるのも偶然ではなさそうです。また北東は「教育」の他に「通信やメディア」の運をあらわす方位でもあります。スカイツリーは地デジ波を送信する塔としてはふさわしい方位に建っているのです。

ピリオド8
風水には20年でひと区切り、180年で1サイクルという時間の流れがあって、現在は2004年から2023年まで「ピリオド8」という期間を私たちは過ごしています。ピリオド8の中心となる方位は「北東」なので、新しい電波塔が建ち、世界からたくさんの人が訪れ、この場所のエネルギーが活性化されることは吉と考えられます。
スカイツリーがこの方位に建てられたのは風水を意識したことなのかもしれませんし、そうでないかもしれませんが、いずれにしても時代にあった場所に建ったということは確かです。
秋葉原からつくばを結ぶつくばエクスプレスが2005年に開業したこと、秋葉原の劇場を拠点とするAKB48が同年デビューしたこともきわめて「ピリオド8的」な出来事だと私は考えています。


公式サイトによると、色は全体的にはスカイツリーホワイト(青白色)、エレベータシャフトがグレー、展望台はメタリック色、頂部が鮮やかな白というカラーコーディネート。
白、グレー、メタリック、いずれも風水では「金」の要素の色と考えられます。
北東は五行で「土」の方位なので、「金」はこの方位のエネルギーを弱める関係にあります。
一方で、夜間に照明がともると、北東のエネルギーを高める「火」の要素に変化するため、ライトアップされた状態ではこの地域に幸運をもたらすことになります。
だから私は夜景でスカイツリーを楽しもうと思っています。

 

東京タワーはどうだったのか?(写真)

皇居を中央とした八方位で南に位置する東京タワー、南は四神の「鳳凰(ほうおう)」の方位であり、日比谷公園、芝公園といった広い公園が鳳凰のエネルギーを高めています。八卦によると南は人気や名声、評価をあらわし、五行で「火」の要素です。「火」の色、「火」の形をした東京タワーは南のエネルギーを助け、戦後の復興期であった1958年以降私たちが世界で評価されることを助けてくれました。

このように見ると、東京スカイツリーについていくつかの不安材料もあり、プラス材料もあります。変化があることは間違いなさそうですが、心配することはないと思っています。だって新しい東京の観光地として、たくさんの人が世界から集まり、新しいエネルギーが地域にもたらされる、地域のエネルギーは活性化され、それが全国に波及する、そのことを私は心から願っています。

▼田中道明(たなかみちあき)氏

ワールド・オブ・風水ジャパン代表、リリアン・トゥーの翻訳者、風水コンサルタント。

【書籍】
『モダン風水』(オクターブ)
『リリアン・トゥーのフライングスター風水占い』(小学館)
『風水幸運のシンボル』(産調出版)

【WEBサイト】
風水オンラインマガジン
風水メガモール