プロとして用意し忘れていた肝心なものとは…
パワー系ヒーラーと呼ばれて以降、本質は天使を描くことと天使のメッセージを文章にすることだと固く信じ、セッションをすることは止めにしてそちらに力を注いできました。その文章を書くことの延長線上で始めたのが、メールマガジン「月読み通信」だったです。
月読み通信は2008年12月27日山羊座の新月から始まりました。実はここから本格的に占星術の勉強を、独学ながら始めていったタイミングでもあるのです。
なぜ月読みだったのか?なぜ占星術をやろうと思ったのか?
その話はまた別の機会に……。
さて最初は友人5名ほどだったでしょうか。「まずは読んでみて、その感想を送ってほしい」というところからのスタート。友人の携帯メールに手動で送信していたものです。
それが一年ほど経つと、送信する相手は友人の紹介が広がって40人ほどに増えていました。そして二年を過ぎる頃には80人を越えていました。それでも私はひとりひとりに手動で送信していたのです。(当時はガラケーを使っていました)(というより、この頃はまだスマホは普及してなかったのです)
今は新月と満月の夜に一斉に送っている遠隔ヒーリングも、当時は月読み通信を読んで「ヒーリング希望」と返事をくれた方にだけ送っていました。エネルギーを送ったあと、そのとき感じたビジョンやメッセージもつけて……。
今思えばなんと細やかなことをしていたことか!返信もマチマチな今現在の面倒くさがりようとはまるで違っています!
自分が精進するために読んでいただいているのだから手間は当然。しかし読んでいただく以上は読むに値するものを届けたい……当時はそんな意識でいたものです。
そしてその意識は必ず皆に届いていると固く信じていました。そうでなければこんなにたくさんの「ヒーリング希望」のメールが来るはずがありません!
しかしそれがとんだ思い上がりだったとは……。
あるとき、友人のそのまた友人の紹介で月読み通信を受け取ってくれているUさんと会う機会がありました。勿論、初対面です。開口一番に月読み通信のことがUさんから飛び出ました。すると同席していたUさんの友人が「月読み通信ってなに?」と素朴な疑問を投げ掛けたのです。(そりゃそうでしょう)
私が答えようとすると、それをさえぎるようにUさんは言いました。
「私の目的はヒーリングだけなの、内容なんて興味がないからわかんない。」
え?毎回「ヒーリング希望」のメールをくれるのに、文章は読んでないの?「いつも楽しみに読んでいます」というのは、単にヒーリング目的の適当な感想だったの???
「でもいいのよ、海猫屋さんは趣味でやっているんだから、ね?そうよね?」
「いや、趣味ってわけでもないんだけど……。」
「だってタダでしょ?好きでメールを送って、好きでヒーリングやってるんでしょ?」
私の顔面がヒクッとなるのと同時に、ミカエルがこう言い放ちました。
「ほーらみろ、言わんこっちゃない!世間はアンタの高いプロ意識なんざ、これっぽっちも見ちゃないんだよ!タダってことで得した気分になってるだけなのさ!そもそもアンタは肝心なものを用意し忘れている。だからこういうことになっちまうんだぜ!」
肝心なもの?なにを忘れているというの?
あっ……私には……肩書きがない……。
(PART.4へ続く)
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